ニコライ・レーリッヒの「シャンバラへの道」もM.ドーリルの「秘教真義」もまだ読んでいないが、
シャンバラ入門書とも言えるアンドルー・トマス著「シャンバラ」は参考文献も豊富で良く纏まっており、しかも著者自身の神秘的体験談も非常に興味深い。
1976年刊ながら現在の情勢においても価値のある文献と思い、最新情報とからめて紹介したい。
ユニバース出版社刊 アンドルー・トマス著「シャンバラ」
Shambhala Oasis de Lumiere

著者序文より
「この本は、シャンバラ伝説についてのもっとも信頼のおける資料であるチベット仏教の経典にもとづいて書かれている。」
目次:
第1章 神々の谷の伝説 2章 シャンバラへの憧憬
3章 果てしなき砂漠をこえて 4章 神秘の科学カラチャクラ
5章 ロシア人と白い湖の国 6章 光の使者たち
7章 プレスター・ジョンの国 8章 世界を変革した愛の結社
9章 サン・ジェルマン伯爵 10章 歴史の中の輝き
11章 ラマ寺院での対話 12章 闇の時代から光の時代へ
13章 母なる自然との調和
第11章から著者の体験談。
1960年代後半、チベット奥地に踏み込んだ著者は、殆ど人跡未踏の地にあるラマ寺院を訪れた。
ラマ僧の指導で瞑想し、「無限無時間の宇宙との合一体験」をした後、その僧院にある秘密の地下室で不思議な体験をする。
女神ターラー像の前にある岩の窪みに溜まった水に写るヴィジョンを見たのだった。(少し長いが、以下転載引用)
「最初にみえてきたのは、宇宙に浮かぶわれわれの惑星だった。
その海が、陸が、そして雲が、NASAからの宇宙中継をみるように現れた。
一、二分もすると、地球の形が急激に変化しはじめた。灰色や、黒、茶色、そして赤色の厚い雲が、人口密集地域をおおった。
ときおり、この塊を貫いて、火のように赤い閃光がひらめいた。
またときには、薄青の、あるいはバラ色や金色の光や星が闇のなかから現れて、この塊を明るく照らした。
しかし、地球全体はたちこめる暗く醜いオーラにすっかりつつみこまれていた。」
ラマ僧が説明する、「あなたがいまみているのは、人類の発する、精神的なまた感情的な振動なのです。
そして、その質は低いのですーーーあの灰色の霧、あれは利己主義の現われです。
青い火花は少数者の魂の渇望です。しかしそれも、多数者の激情、憎悪、貪欲によって、すっかり消し去られてしまうのです。
その多数者のこころこそ、幾千年にもわたってこの地球をとりまく巨大なオーラを形成してきたものなのです。」
「ときどき黒い雲が宇宙へ向かって長く突きだされた。
それは私にはタコの触手を思わせた。
太陽系を飛ぶ黒いタコ、それは見るからに醜悪で、身震いせずにはいられなかった。
そのときだった、青の、バラ色の、そして純白の輝かしい光線が、黒い塊を貫いて稲妻のようにひらめいた。」
それは良き精神の発する光だった。
ラマ僧は言った「もし人々があれと同じ波長で思考や感情を発することさえできれば、地球をとりまく暗いオーラがどれほど浄化されることか。
これこそわれわれが、組織的に、また一致団結しておこなわなければならないことなのです。
そうすれば、地球全体が美しい魂の震動に満たされるでしょう。
母なる自然はある日とつぜん、地球をとりまくこの恐ろしい殻をつくりだしたあさはかなものたち(すなわち人間)を、一挙にふりはらうやもしれないのです。
人類はみずからこの地球を浄化消毒しなければなりません。
不断につくりだされ吐きだされる、この悪しき放射をとめることです。
そして、それができるのは、ほかならぬ人類だけなのです。」
見た目に美しい地球は、人類の悪想念が蓄積した黒く醜くい層に包み込まれている。
私たちが日々瞬間瞬間に発している、個人的感情や悪想念がその層をいまだに強固なものにしている。
この現実に気づき、精神の方向性を変え、地球浄化、自己浄化への道を進めるようになりたい、
もし、まだ時間が残されているのなら。
次回は予言的内容へとさらにつづく。
クリック頂き有り難う御座います。
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シャンバラ入門書とも言えるアンドルー・トマス著「シャンバラ」は参考文献も豊富で良く纏まっており、しかも著者自身の神秘的体験談も非常に興味深い。
1976年刊ながら現在の情勢においても価値のある文献と思い、最新情報とからめて紹介したい。
ユニバース出版社刊 アンドルー・トマス著「シャンバラ」
Shambhala Oasis de Lumiere

著者序文より
「この本は、シャンバラ伝説についてのもっとも信頼のおける資料であるチベット仏教の経典にもとづいて書かれている。」
目次:
第1章 神々の谷の伝説 2章 シャンバラへの憧憬
3章 果てしなき砂漠をこえて 4章 神秘の科学カラチャクラ
5章 ロシア人と白い湖の国 6章 光の使者たち
7章 プレスター・ジョンの国 8章 世界を変革した愛の結社
9章 サン・ジェルマン伯爵 10章 歴史の中の輝き
11章 ラマ寺院での対話 12章 闇の時代から光の時代へ
13章 母なる自然との調和
第11章から著者の体験談。
1960年代後半、チベット奥地に踏み込んだ著者は、殆ど人跡未踏の地にあるラマ寺院を訪れた。
ラマ僧の指導で瞑想し、「無限無時間の宇宙との合一体験」をした後、その僧院にある秘密の地下室で不思議な体験をする。
女神ターラー像の前にある岩の窪みに溜まった水に写るヴィジョンを見たのだった。(少し長いが、以下転載引用)
「最初にみえてきたのは、宇宙に浮かぶわれわれの惑星だった。
その海が、陸が、そして雲が、NASAからの宇宙中継をみるように現れた。
一、二分もすると、地球の形が急激に変化しはじめた。灰色や、黒、茶色、そして赤色の厚い雲が、人口密集地域をおおった。
ときおり、この塊を貫いて、火のように赤い閃光がひらめいた。
またときには、薄青の、あるいはバラ色や金色の光や星が闇のなかから現れて、この塊を明るく照らした。
しかし、地球全体はたちこめる暗く醜いオーラにすっかりつつみこまれていた。」
ラマ僧が説明する、「あなたがいまみているのは、人類の発する、精神的なまた感情的な振動なのです。
そして、その質は低いのですーーーあの灰色の霧、あれは利己主義の現われです。
青い火花は少数者の魂の渇望です。しかしそれも、多数者の激情、憎悪、貪欲によって、すっかり消し去られてしまうのです。
その多数者のこころこそ、幾千年にもわたってこの地球をとりまく巨大なオーラを形成してきたものなのです。」
「ときどき黒い雲が宇宙へ向かって長く突きだされた。
それは私にはタコの触手を思わせた。
太陽系を飛ぶ黒いタコ、それは見るからに醜悪で、身震いせずにはいられなかった。
そのときだった、青の、バラ色の、そして純白の輝かしい光線が、黒い塊を貫いて稲妻のようにひらめいた。」
それは良き精神の発する光だった。
ラマ僧は言った「もし人々があれと同じ波長で思考や感情を発することさえできれば、地球をとりまく暗いオーラがどれほど浄化されることか。
これこそわれわれが、組織的に、また一致団結しておこなわなければならないことなのです。
そうすれば、地球全体が美しい魂の震動に満たされるでしょう。
母なる自然はある日とつぜん、地球をとりまくこの恐ろしい殻をつくりだしたあさはかなものたち(すなわち人間)を、一挙にふりはらうやもしれないのです。
人類はみずからこの地球を浄化消毒しなければなりません。
不断につくりだされ吐きだされる、この悪しき放射をとめることです。
そして、それができるのは、ほかならぬ人類だけなのです。」
見た目に美しい地球は、人類の悪想念が蓄積した黒く醜くい層に包み込まれている。
私たちが日々瞬間瞬間に発している、個人的感情や悪想念がその層をいまだに強固なものにしている。
この現実に気づき、精神の方向性を変え、地球浄化、自己浄化への道を進めるようになりたい、
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次回は予言的内容へとさらにつづく。
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