人が極限状況になった時、まるで何者かに導かれているような感覚となり、結果的に危機的状態から脱出する現象をサードマン現象という。

欧米では、守護天使の出現として語られる事が多いようだが、
日本ならご先祖様の加護によって助かったと言われる事だろう。

この現象を再現するための実験では、
側頭頭頂接合部を電気的磁気的に刺激すると、被験者は実際には存在しない人を感知するようになるケースが報告されている。

要は、非常時に右脳の機能が優位になって空間認識能力が通常レベルを大きく越える状態になるのが主要な原因という事らしい。

では、このような現象は脳内だけの生理的現象なのだろうか?

実際には別次元の何かが存在しているのを、特殊な状況でのみ認知可能になっているケースがあるかも知れない、と考えることもできる。

幻覚物質の摂取や、ある種の音楽による誘導で意識状態が変化すると、別次元を感知するようになるというのも、一概に脳内現象だけとはいえないかもしれない。

人間の意識と空間とエネルギーは、密接に関連していて、まだまだ広大な未知の領域があるようだ。