中高年になると、 多くの人々は、 今まで 歩んできた道を 振り返り、 しきりに | 支えになる言葉、自分に励みになる名言、

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書籍より、名言を拾ってみました。

イメージ 1

 

 

 

参照引用

 

 

 

心を癒やす言葉の花束

  アルフォンス・デーケン

 

 



悔恨こそ

自己再建を実現する

偉大な力である
           マックス・シェーラー

 


中高年になると、

多くの人々は、

今まで

歩んできた道を

振り返り、

しきりに

自分に対する判定を

下すようになります。

 

自分勝手な言動、

隣人に対しての

配慮の欠落、

困っている人に

十分に

尽くさなかったことなど、

 

過去の

人生における

さまざまな失敗や

罪が思い返されて、

その重圧に

苛まれることが

しばしばあるようです。

 

 


「後悔先に立たず」

「覆水盆に返らず」

などのことわざに

象徴されるように、

後悔することは

ネガティブなこと

だというのが、

社会通念になっています。

 

確かに、

過ちを犯したことも、

その行為から

生じた結果も、

変更することは

不可能です。

 

 


しかし、

ドイツの哲学者

マックス・シェーラーは、

悔恨によって、

過去の失敗や罪に、

新しい心義を

与えることが

できると言っています。


マッタス・シェーラーは、

二十世紀でもっとも

創造的な倫理学者です。

私は、

彼の著作に出会って、

哲学の道へ

進むことを決めました。

 

彼の倫理学は、

抽象的な

机上の空論ではなく、

非常に

実質的な考え方で、

多くの分野においても

指針になり得ると考えています。

 

 

彼の優れた論文の一つ

悔恨と再生」では、

過去の過ちを

いかに解釈

すべきか、

示唆に富んだ考察が

なされています。

過去の失敗から

自己を再生

していくために、

まず必要なのは、

過去の失敗を

謙虚に認めることです。


 

信仰を持っている人は、

神に赦しを請うことで、

その精神的な

重荷から解放

されることができます。


過ちのない。

一生を送った人間など

1人もいません。

 

もちろん

過ちは

避けるべきですが、 
失敗を犯してしまったあと、

「悔恨と再生」が

あるということに

着目したところが、

シェーラーの素晴らしさです。

 

蓋をしておいた

罪過をじっと見つめ、

自分の過去を、

現在の生活へ

つなげていきたいものです。

 

 

ご訪問ありがとうございました。