おはようございます、ラクモです。
今日は以前から書こう・書こうと
思っていたものを
書いていこうと思います。
あんまり楽しいお話ではないです
すいません・・・(^_^;)
内容は題名の通り
『 注文住宅で建てるなら、
排水管ルートも気にしてみませんか?』
です。
はい? って感じですよね。。。
一条工務店の場合になりますが、
間取り や 内装・外装を
いっぱい・いっぱい悩んで
色んなことを決めた最後のほうで
さらっと設計さんが出してくるものの中に
水道設備図面というものがあります。
(たぶん、みなさん貰ってる・・・よね?)
この水道設備図面は
『水道メーターから どのような経路で
水道を家の中に入れて~』 とか
『雨水枡を何処に どのように作って
こういう経路で排水するよ~』 とか
『キッチンの排水を こういう経路で排水するよ~』とか
水道工事に関するものが
載っているものなのですが、
以前から私は
この中で
『 排水管ルートを こだわりたいな!』
と思っていました。
まぁ、こだわると言っても
ちょっとしたことなのですが・・・。
以前から お話させてもらっていますが、
私は仕事で ビルの設備の維持管理をしています。
私の働いているビルでは
毎日 いろいろな設備の不具合が
起きるのですが、
その不具合の中で
まぁまぁ、高頻度で起きるのが
『 排水管がつまった! 』
というコールです。
特に、女子トイレの洗面台は
よくつまります・・・。
髪の毛が つまる一番の要因なのです。 (-"-;A
そんな排水管のつまりを色々と見ていくうちに
『 こういう場所は つまりやすいな!』 とか
『 こういう排水管ルートは つまりやすいな!』 とか
『 こんな場所で排水管がつまったら、
後が大変だな!』 とかが
少しずつわかるようになってきました。
そのような経験から、
後々のことを考えて
『 排水管ルートを こだわりたいな!』
と思うようになってきました。
(一般 家庭では そんなに排水管のつまりは
起きないかもしれないですけどね・・・。)
さて、ここから実際の話に入っていきます。
我が家の中には以下の様な排水口があります↓
種類と個数は
みなさんの家でも だいたい同じですかね・・。
この排水口が どの様なルートで最終桝(下水)に繋がるか?が以下の通りです↓↓
(設計さんから最初にもらった図面)
この図面を見て、
『 ここは嫌だな!』
と思ったのが、ここです↓↓
家の中にある排水口というか、排水管の中で
洗面台が一番 つまりやすいと私は思っています。
(トイレは別です)
ただ、排水口・排水管がつまってしまうのは
ある意味 仕方がないこと!とも思っています。
排水管がつまったら、掃除すればいいんです。
しかしながら、
排水管がつまってしまったときに
ここで つまってしまったら、
素人では どうにもこうにも掃除が出来ない!
という場所を作らないように
気を付けねばなりません。
それが上の図面の赤丸◎の部分です。
排水管というのは
実は管が鋭角に曲がっている部分(角)で
つまりやすいものです。
排水管が角で つまるプロセスを説明すると
長い年月をかけて
排水管の中を排水が流れて行くときに
サーとまっすぐ進んで行って
急にぐっと曲がったところで
まず ちょっとした小さな物が
角に引っかかります。
それが長い時間をかけて
徐々に徐々に色々なものが引っかかって
最終的に『 つまり 』 という状態になっていきます。
誤解しないで欲しいのは
排水管ルートで曲がり角があったらダメ!
というわけではありません。
排水口からも
トラップ桝からも
遠い位置で曲がり角があるのが
あまりよくない と思っているのです。
上の赤丸◎の位置で
排水管の つまりが発生した場合、
家庭にある道具では
なかなか解消することは難しいです。
出来なくはありませんが、大変です。
なので、
排水管ルートで曲がり角を作るなら、
排水口の近くか、トラップ桝の近くに
作るのがベターかと思います。
話は逸れますが、
最初、
『赤丸◎の位置に曲がり角がくるのは
嫌だー!』
と設計さんに話をしたときには
何で?というような顔をされました。
まぁ、確かに一般家庭では
そんなに排水管がつまることは
無いのかもしれません。
しかし、
10年後・20年後に排水管の中一杯に
ヘドロ が ガッチがちに つまった場合
直す人が どんなに大変か?を知ってる
私としては
そんな状況が起きないような排水管ルートを
作りたいなと思いました。
ちなみに私は
ホームセンターとかで売られている
パイプクリーナー(配管洗浄剤)は
あんまり信用してません。
信用していないというか、
あれを排水口から流して洗浄出来るのは
排水口のすぐ下の排水管トラップ位までと
思っています。
今回のような赤丸◎の部分までは
大きな洗浄効果があるとは
思っていないのです。
話がそれましたが、
我が家では赤丸◎の排水管ルートを
以下のように直しました。↓
変更後の排水管ルートでは
トイレの洗面台と合流しています。
理想は洗面台から家外の配管まで
真っ直ぐ伸ばしたかったのですが、
トイレの便器があったので、
上記のようなルートとなりました。
トイレの洗面台と合流する部分も
直角に曲げて合流させるのではなく
斜めに合流させることにより、
つまるリスクを少なくしています。
さて、
『あれ、別の場所も排水管ルートが変わってるじゃん・・・』
と気づいた、そこの貴方っ!
素晴らしいです。。。
実は浴室・洗濯機の排水管ルートを
変更しています。
浴室・洗濯機の排水管ルートを変更した
理由なのですが・・・
洗濯機の柔軟剤を入れる口って
ずっと使っていると
柔軟剤が固まってきません?
あぁいうのを見ていると、
洗濯排水が流れる排水管って
徐々に汚れが溜まっていくのだろうなぁ・・・
と想像がつきます。
これは たまたま基礎監督さんと
話しているときに思いついたのですが、
排水の流れを
洗濯機 ⇒ 浴室 ⇒ 家外配管
ではなく
浴室 ⇒ 洗濯機 ⇒ 家外配管
とすることにより
毎日150~180リットル位出る
浴槽の残り湯を流す(排水する)ことにより
排水管を洗ってやれば
排水管は いつも綺麗じゃない?!
と何となく思ったので
排水管ルート変えてもらいました。
ここまで長々と排水管ルートについて
書きましたが
洗面台の排水管のルートにしろ
浴室・洗濯機の排水管ルートにしろ
答えが出るのはずっと先です。
そんなに こだわるべきところでは
ありませんが、
少しだけ気にかけていれば
将来の設備トラブルのリスクが
少なくなるのは間違いありません。
ヘドロ が ガッチがちに つまった
排水管の清掃は
くさい・きたない・きつい
(清掃する体勢がきつい)の
3Kですよ~!!!
最後まで読んで頂いて、
ありがとうございました。