娘の病気が見つかったのは 去年のことでした
命にかかわるようなことではないし
できることも 何もなく
でも わかった時は ショックでした

それから しばらくは もんもんとしたけれど
今 目の前に 何か困ったことがあるかと言えば
何も なかったのです

どこか 痛いところがあるわけでもなければ
具合が悪くなることも ない
治ることは ないという事実と
もっと 進行するかもしれないという不安
もっと 早くにわかってもおかしくなかったけれど
見過ごされてきた
でも その時までわからなかったからこそ
もっと進行しないように
とか
進行したらどうしよう


という不安に駆られることはなく
ノビノビと過ごしてくることができた


そのことに 感謝したい
あれこれ 悩んですごしたかもしれない 日々
結果 同じ状態になるのだとしたら
毎日 楽しく ノビノビ過ごせた方が だんぜん気持ちイイ
大きな病院に行って
もっと進行する可能性もある…と言われ
ちょっと 落ち込んだけれど
彼女も
落ち込んでも仕方ないよね
って
って落ち込んでも 落ち込まなくても
結果は 変わらないよね

だったら 落ち込まないでいた方が
楽だし 楽しい方がいいよね…って

あれこれ 見えないことに思いを巡らせて悩むことより
今 目の前にあることを見つめて生きたい
あれから 検査のたびに
ちょっと ドキドキするけれど
今のところ 進行していない
同じ 現実があっても
どう受け止めて
心の方向を向けるかで
見えることも
感じることも
変わってくる
やわらかく
今を
感じていきたい
