調べたところによると。

 

1979年の11月に『インド学大事典第2巻(バラモン編)』(業書/仏教文化の世界)L.ルヌー、J.フィリオザ著 金花舎1979年11月

にインド占星術について触れられています。これが広く一般に触れられたってことは書籍の性格上考えられないので。

1983年の現代思想1月号青土社にて、矢野道雄がインド占星術入門という記事を書いてます。この方はインド占星術や宿曜に詳しくて1986年11月に『密教占星術ー宿曜道とインド占星術ー』という、どちらかというと宿曜道にウエィトを置いた本を書いています。

たぶんここら辺からインド占星術が紹介され出したと思われます。宿曜はそれ以前から広まっていたんだけど、ここでは割愛します。

1995年に平凡社より『占術大集成:古代インドの前兆占い1・2』がヴァーミヒラ著で6月と7月に。

1996年3月に桜桃書房から『あなたの恋愛占い(Heartily books)』が出てて普通の占い本だと思うけど、著者がインド占星術研究会なんです。怪しいですね。

そして、1996年8月に『インド占星学』春日秀護 魔女の家booksが出てます。

1998年12月『インド天文占術入門見えない運命を支配する「月の魔力」』小野十傳 青春出版社(プレイブックス)

たぶんこのぐらいから一般に浸透し始めたと思われます。

1999年と2000年にミス・ペセルフォーネが『インド占星術の秘法上・下』をテレシスネットワークから出してます。

1999年『入門インド占星術:ヤッギャのけむりにのせて』鳥部紀久子 出帆新社

 

そしてあの有名な『ラオ先生のやさしいインド占星術入門編』K.ナラヤン・ラオ、K.アシュ・ラオが出るんですね。2001年7月。

それから2002年には『インド守護神占い』やましたやすこ 実業之日本社。『インド聖者の星占い』バクティ・セーヴァ 中央アート出版局が出て、2004年には、ねこぢるyが文春ネスコから『神秘のパワーインド占い』を出してます。

ここいらのインド占星術出版状況で占い好きには浸透したんではないでしょうか。

 

だいたい同時期に伝説のサイト『インド占星塾』が始まっていると思うのですが、ここらへんは私はよくわかりません。

 

そうそう2010年と2012年に本多信明が『基礎から始めるインド占星術入門』『実践インド占星術』説話社を出してます。

 

日本におけるインド占星術の広がりと展開、だれかやる気のあるライターさんがまとめてくれないかなぁ。