書籍 「子連れ防災手帳」 | らくいくママのブログ

書籍 「子連れ防災手帳」

こんにちは、はるです。

あと1ヶ月で、東日本大震災から2年が経ちますね。
我が家でも基本的な防災用品は準備してあるんですが、
なかなか本格的にできていなくて、
いつかはしっかり調べて備えたいなあと思いつつ2年弱・・・、ようやくこんな本を購入しました。

らくいくママのブログ-書籍「子連れ防災手帳」表紙

「被災ママ812人が作った 子連れ防災手帳」
  編集:つながる.com
  出版:メディアファクトリー
  価格:1000円+税

こちらの本は、被災した妊婦さんから10歳までのお子さんをもつママたちの体験談が書かれています。
専門家が話す防災というより、それぞれ個人の実体験が何個も紹介されている感じです。
イラストを交えて分かりやすく紹介されているし、
1~2ページでそれぞれの内容がまとめられているため、長時間本など読んでいられない方も、隙間時間で読むことができるのでオススメです!(私もだらだら1ヶ月くらいかけて読みました)

印象に残った部分を紹介させていただきたいと思います。

地震が起きたその時、皆さんやはりパニックになったそうなんですが・・・
らくいくママのブログ-書籍「子連れ防災手帳」直後

まず、その瞬間子どもを守るには、
このポーズ!だそうです
らくいくママのブログ-書籍「子連れ防災手帳」このポーズ

本の内容を勝手に載せて怒られてしまいそうですが、
ぜひみなさんにも覚えておいてもらいたい、そして私も覚えておきたいことです。

らくいくママのブログ-書籍「子連れ防災手帳」避難術
↑クリックで拡大します

あと、ベビーカーで避難してはいけないビックリマーク
人が押し寄せたり、瓦礫が道をふさぐ中で、ベビーカーはオススメできないそうです。
また、抱っこ紐は必須!!
避難所で床に直接寝かせるわけに行かず、2,3日抱っこしたままの状態だったそう(大変ですあせるあせる

また、歩ける子どもも抱っこして逃げたほうがいいそうなのですが、
その時に忘れてはいけないのが靴だそうです。くつ。
避難生活では自分のサイズにあった靴がなかなか手に入らないそうです。

また、はぐれたときのために、名前や連絡先、アレルギーなどを書いたパーソナルカードを持たせておくといいそうですよ。リュックサック


その他、印象に残った話は・・・

★避難所で過ごせない
らくいくママのブログ-書籍「子連れ防災手帳」避難所では

テレビを見ていると、避難所に行くものだと思っていたのですが、
「子どもが泣くので、避難所にいることができず、車や自宅で過ごした」というものです。
子どもがうるさくすると、周りからクレームがつくというのです。(避難所だけでなく、仮設住宅でも子どもがうるさいと言われたとも)
自宅だと停電・断水の中で、家にある食料だけで過ごさねばならず、普通以上に蓄えが必要で大変なようです。

★こどもが痙攣を起こした
震災翌日、ストレスと寒さのために突然痙攣を起こして倒れたお子さんが多くいたそうです。
電話もつながらず救急車も呼べない、病院に行っても検査も出来ず、親はパニック状態に。
繰り返し、または長時間起こすときは、医療機関に連れて行くべきだそうです。

病院に行くにも、お風呂(被災者向けに無料で開放されている温泉施設)に入りに行くのにもガソリンが必要・・・・。車
ガソリンは自宅で蓄えておくことが出来ないので、できるだけ日ごろから空っぽにしないようにしておくしかないのかなあ、と思いながら読みました~

★ライフラインについては、
3月11日当日は、水道も使えていたが翌日から断水
翌日~2,3日まではスーパーが営業、しかし長蛇の列
3日目、電気が復旧するが、余震でたびたび停電
5日目、水道が一時的に復旧するが、赤茶色の水がでる
7日目、コンビニがお弁当の時間だけ営業再開、ガソリンスタンドが再開するも長蛇の列
10日以降、水道が復旧したり断水したり、また下水処理が出来ず節水

その他では・・・

・役場での携帯電話充電サービスがあったが50人ほど並ぶ
・スーパーが営業するもすごい列、数百人、千人ほど並んでおり幼児連れは無理と感じた
・ガソリンスタンドは長蛇の列で数日泊り込み
・ガソリンがないので、みな自転車で給水場へ
・アトピーの子はお風呂に入れず体がかゆくなる
・栄養不足で、口の両端が裂けた
・避難所では大人の食事はあるが、粉ミルクが手に入らなかった(避難所による)
・オムツが足りなかった
    などなど・・・


もちろん普通の大人でも大変な状況なのですが、
子どもがいると、公共の場にいられない、赤ちゃん特有の物資が届かない、
寒い中何時間も並べないなど、より大変な状況になるようです~~~あせるあせるあせる

普通よりも、防災準備として多目の準備や蓄えが必要だと感じました!!





この本を読んで・・・・我が家でやっていないことは、
一次持ち出し袋の中に「現金」「母子手帳・保険証のコピー」「着替え」「めがねやコンタクトレンズ」が入っていないこと!
一次持ち出し袋と、二次持ち出し袋を分けていないこと。
また、逃げるときに通る玄関に、三輪車やら自転車やら、ボールやらおもちゃやらが多すぎること!きっと地震のときは通れなくなります汗
カセットコンロのガスも蓄えておきたいです。

らくいくママのブログ-書籍「子連れ防災手帳」二次持ち出し品

らくいくママのブログ-書籍「子連れ防災手帳」自宅を

私も、あと1ヶ月かけて、足りないものをぼちぼちとそろえて行きたいと思っています。

みなさまも、もしよければ、参考にしてみてくださいね!

by.はる
らくいくママ http://rakuikumama.net/