育児書 「子どもへのまなざし」 | らくいくママのブログ

育児書 「子どもへのまなざし」

こんにちは、ペンです。


タク(2歳1ヶ月)の扁桃腺炎が治ったと思ったら、

今度は自分が気管支炎になってしまいました汗


タクを寝かせる前は、バタバタして汗をかくほど暑いので、

薄着のまま添い寝をするのですが、

ついうっかりそのまま自分も寝てしまい、気づいた時には喉をやられてしまいましたカゼ



タクは自分が絶好調になったので、パワーが有り余っていて、

私が横になろうものなら、すぐに飛び乗ってきますガーン


「かあちゃん、風邪ひいて胸が痛いんだ。だから優しくして」

と言っても、まったく通じませんあせる


最近、お互いに話が通じるようになってきたのに、

こういうときに分かってもらえないと、よけいにガッカリしてしまうんですよね。。。


つい、子どもに対して「もう!!」とか、

「どうして私の言うとおりにできないの!!」と思ってしまうんですが、

そういうときに、自分の気持ちの鎮静剤になっている本があります。



それが、『子どもへのまなざし』(佐々木 正美 著/福音館書店)


らくいくママのブログ-子どもへのまなざし


著者の佐々木正美さんは、児童精神科医ですが、

診察室以外でも、保育園や幼稚園、学校、児童相談所、養護施設、家庭裁判所などと連携しつつ、

長年、子どもに携わってきた方です。


著書もたくさんあるのですが、

私はタクが生まれた頃に、この「子どもへのまなざし」を知りました。


かなりボリュームがある本ですが、優しい語り口に引き込まれ、

毎日少しずつですが、次々と読み進めることができましたグッド!



この本の中で繰り返し語られるのは、

乳幼児期の親(保育者)の関わりがいかに重要か、ということ。


この時期に、自分の欲求を満たしてもらい、

自分の存在をありのままに受け入れられて初めて、

子どもは、人を信じたり、自分を律したりできる、

自分の力を信じて、社会へ飛び込んでいくことができる、

というのです。



この本に書かれていることは、他の本でもよく目にすることなのですが、

世界中での臨床データと、著者の豊富な経験を交えて、

丁寧に分かりやすく、それに力強い熱意を持って、語られているので、

何だか、ストンと心に届くのですニコニコ


例えば、池上彰さんのニュース解説を見たときの印象に似ている気がします。



母親になりたてだった私は、その責任の重さを感じつつも、

「この子のためなら頑張れる」と思った覚えがあります。


でも・・・

その気持ち、忘れたわけじゃないけど、

理想どおりにできないことだらけなんですよね~あせる


子どもの「ありのまま」を認めて受け入れるって、

頭では分かっていても、本当に難しい。。。



タクのため・・・、将来困らないようにしつけないと・・・と思って叱っているつもりが、

実は、タクが自分の思い通りにならないから、

カッとして怒ってしまうことのほうが多いように思います。


そんなふうに怒ってしまった後に、反省しつつ、著者の言葉を思い出します。



線(花) 線(花) 線(花) 線(花) 線(花) 線(花)


「子どもに期待できる喜び」よりも、

「子どもを幸せにできる喜び」を多く持てるといいですね。


将来、幸せになるということもだいじですけれど、

それよりはるかに何倍も、いま、この瞬間を、

この子が幸せにすごすことができるようにという育児のほうがいいのです。


いま、この瞬間を、幸せにしてあげよう、

その積み重ねが、この子の幸せになるのだという育て方がいいのです。



線(花) 線(花) 線(花) 線(花) 線(花) 線(花)


私はつい、自分の理想や、他の子どもと比べて、

ああなってほしい、こうなってほしい・・・と「未来のタク」を思い描いてしまうけど、

この文章を読んでいると、

昨日できなかったことが、今日できるようになっている、

そんな、すごいスピードで成長していくタクとの「いまの時間」を大切にしたいなぁと、

思えるようになってきます。



・・・なんて思っていても、また明日には「コラ~!!」って言っちゃうんだろうけど(笑)




この本は、かなりボリュームがあるので、

忙しい日々のなかでは、なかなか手に取れないかもしれませんが、

最後のほうの「お母さんへ、お父さんへ」という20ページくらいの章に、

この本の内容が凝縮されているので、そこだけでも読んでみるといいかなぁと思います。



この本には、「続・子どもへのまなざし」と「完・子どもへのまなざし」という、

続編もあります。


「続・子どもへのまなざし」は、

この「子どもへのまなざし」を読んだ読者から届いた疑問・質問に、

筆者が答えるという形がとられています。


その他にも、いじめや不登校、家庭内暴力などの学童期以降の問題や、

自閉症や注意欠陥多動性障害、学習障害などの、

発達障害を持つ子どもの育児についてのアドバイスも書かれています。



「完・子どもへのまなざし」は、私もまだ読んでいないので、

これから時間をみつけて、また少しずつ読みたいなぁと思っています。



みなさんも、毎日忙しくて、イライラすることも多いかもしれませんが、

「子どもとのいまの時間を大切に」 頑張っていきましょうね~音譜


byペン


らくいくママ 

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