アレルギーっ子の非常持ち出し袋
あと3日で、東日本大震災が起きてから1ヶ月になるんですね。
あの日から、いつも心がざわついているような、
漠然とした不安の中で生活しているような気がします。
揺れも少なかった岐阜に住んでいてもこんな状態なのに、
被災地や余震の多い地域、福島原発の近隣に住んでいらっしゃる方々の思いはどれほどか…
本当に心からお見舞い申し上げます。
高校生のとき、阪神・淡路大震災が起きました。
私が住んでいた地域は震度4でしたが、それでも揺れている間は身動きできませんでした。
そのときの恐怖感や不安から、いろいろなものを備えるようになり、
結婚後も夫から「防災マニア」と呼ばれるほど、備蓄や家具の固定などをしてきましたが、
今回の東日本大震災の様子をテレビで見ていて、
こどものアレルギー対策はできていなかったなぁと気がつきました。
1歳7ヶ月の息子は、卵・牛乳(乳製品全般)・大豆にアレルギーがあります。
大豆は少量の醤油や味噌くらいなら摂取できますが、
卵と牛乳はいまのところ完全除去です。
避難所などの様子をテレビで見ていると、
食べ物として配られるものの多くは、食べられないものばかり…
そこで、もう一度持ち出し袋の中を見直し、
年に何回か入れ替える覚悟で、
アレルゲン不使用のベビーフードやお菓子を足しました。
そして、忘れていたのが薬。
万が一、アレルゲンを摂取してしまっても、お医者さんに診てもらえるとは限りません。
以前もらった、じんましんを抑える飲み薬と、敏感肌用の塗り薬を加えました。
あと、私とはぐれてしまうことも考えて、
子供用の小さなリュックに一通りの飲食物や薬、オムツなどを入れ、
名前・住所・電話番号・両親の携帯番号・メールアドレス・血液型・生年月日・アレルギーのある食べ物
を記入した名札をつけました。
もうひとつ加えたものは、おもちゃ。
長引くかもしれない避難所生活で、少しでも子どもに笑顔が戻るように、
ミニカーとボール、小さい絵本を入れました。
備えても備えても不安はつきません。
子どもを持ったことで、不安は増えましたが、
子どもがいてくれることで、以前より強くなった気がします
この非常持ち出し袋が役に立つ時が来ないことを祈りつつ、
日々成長する子どもに合わせて、中身を入れ替えていこうと思います。
by ペン
↑我が家の防災棚
(上から非常用トイレ、私とこどものリュック、主人のリュック&オムツ類、水のタンク)
このほかに、生活用品などを普段から多めに買って、備蓄用に入れ替えています。