人は産まれて4歳くらいまでは

産まれたまんまの魂で生きることができ

4歳を過ぎるころ

人の行動、言動、見る世界への認知が

ある程度形成され

生活が分かり始めるころに

魂そのものである本来の自分と

世界とのギャップを

埋めるために観念を取り入れるのだと思います。

 

私の場合ちょうど4歳に

島根県から大阪に引っ越しをするという

経験によって

取り入れた観念

 

{自分が思うような暮らしははかない夢物語である。}

 

{自分には生活を選ぶ力が無い。}

 

{ゆったり暮らすなどできない。}

 

{お金がたっぷりないと自分で住む場所は選べない。}

 

{親の暮らしに合わせるしかない。}

 

この5つのネガティブ観念を

手放すことこそが

 

これまでの人生設定の課題だったと思います。

 


 

 

 

よちよち歩きを始めたばかりの子1歳

多動でADHDの子3歳

知的障害のある自閉症の子5歳

離婚で傷ついた上に不登校で鬱になった子8歳

 

私には抱えきれないほどの

バラエティーある4人の子育てが

ありました。

 

借金付き、夫からの支援もゼロの私に

生活保護が救いの手を差し伸べてくれました。

 

私は仕事をセーブし

これまで自分の不幸鑑賞に夢中だった生活から

子育ては大変だけど幸せ、

という生活に方向性を徐々に変えようと決意しました。

 

 

しかし住まいは

離婚して借家になっても

親元の近所で暮らしていました。

 

離婚によって

親との関係がより近くなり

憎しみ、怒り、愛情、優しさ

喜怒哀楽がこれまで以上に

私の感情を揺さぶり続け

私のインナーチャイルドが

ズキズキ痛みを増していました。

 

「親を赦す」

 

離婚してからの私が自分に

与えた課題でした。

 

この「赦す」に関しては

かなり長い年月紆余曲折

のたうちまわったので

また別の機会に書きますので

今は親との関係、インナーチャイルドについては

スルーします。

 

2DKのハイツで

身を寄せ合って暮らし

7年が過ぎたころ

家族は温かく喜びにつつまれ

「何はなくとも幸せ」な暮らしが出来上がっていました。

 

大阪での暮らしを好きになって

はじめて

この生活の終わりが見えてきました。

 

お金はありませんでしたが

タイミングがやってきた感覚が駆け巡って

やるしかない!と腹を決めました。

 

家族全員が目をつぶって地図本のページを開く

5人全員の開いたページの数を足して5で割った

ページ

そこに引っ越し先を探しはじめました。

 

ネットで家を探し

ピンポイントでここだ!と

思った家は

ペット不可の物件で諦め

その周辺の市で

家は見つかりました。

 

大阪の家からグーグルで見ると555キロの場所、

ここへ行くしかない!と

見ず知らずの土地へ

生活保護を手放し

仕事も新たに頑張る覚悟で

家族で千葉県に飛び込みました。

 

 

自然が多く

穏やかな土地

空気が綺麗

空が広い

 

千葉県はとても素敵な場所でしたが

水と空気が変わると

体が拒否反応を示して

軽い適応障害にもなりつつ

慣れたころには

また次の引っ越しが待っていました。

 

千葉に来た最初の家は

雨漏りがありました。

修理に疲れた大家さんが

物件を手放すことになり

私達はまた同じ市内に家を借り直しました。

 

今度は黄色い家に住むことになる

 

インスピレーションが来ていたので

タイミングが面白くばっちり合った

その家は

更に家賃が上がりましたが

私の収入が上がる前に

チャレンジだ!と思って

住みました。

 

そこで

仕事も変わって

フルタイムで働くことになるのですが

まだまだ収入は人並みとは言えず

お金の不安を抱えてはいたのです。

 

新たに暮らしはじめて1年後

猫を保護するというチャレンジがまた来ました。

大阪で2匹の猫を飼い

千葉に来た初めての家でさらに2匹を保護し

4匹に増えていたのですが

この家に来てまた出会ってしまったのでした。

 

その猫は妊娠していました。

 

我が家の敷地内で出産するだろうと思い

私は外に猫の家を作りました。

するとその猫の親戚なのか

またもう1匹しかもその子も妊婦で

我が家に餌をもらいにやってくるようになりました。

 

家の敷地内に猫ハウスを2軒作り

産まれてきた仔猫を保護して里親探しをしました。

 

そして親猫2匹と

仔猫1匹の3匹を家に迎え入れることになったのです。

 

7匹の大所帯になった猫屋敷の我が家。

 

慢性の猫風邪を持っている子を

家に迎え入れるのは

先住猫たちへの影響など考え勇気がいりました。

 

経済的にも病院代の心配も私には脅威でした。

 

でもチャレンジです。

 

結局迎え入れた猫がさらに2度目の妊娠もしていて

我が家の押し入れである日突然出産するというハプニングも経て

また仔猫の里親探しをし、猫はさらに1匹増えて8匹で落ち着きました。

 

千葉に来てから

大きな龍神様をいつも感じる場所

に出会いがありました。

その龍神様とのご縁は

遠く遠くの昔に結ばれたものだと

感覚で分かりました。

 

猫を保護するか迷っていた時も

龍神様は

般若心境で

「不増不減」という言葉を教えてくれました。

 

 

私が肺炎になって

体も経済も行き詰った時も

龍神様の言葉が支えになりました。

 

そんなギリギリの生活とは裏腹に

 

4人の子どもたちは

しなやかに成長し

私はすっかり親を卒業出来て

社会に出る子も経済を支えてくれるようになりました。

 

私は

気が付けば

 

5つのネガティブ観念のほとんどを

手放していたのです。

 

そこで

また卒業がやってきたのです。

 

千葉に来て2度目の家を出るという

チャンスがやってきたのです。

 

雨漏りに続いて

2度目の家は

地盤沈下でした。(笑)

 

私はまたもや

自分で引っ越し費用を工面せずに

新しい生活を探し始める機会を得たのです。

 

 

この度の

引っ越しは

まず、

探さない

という

新しいスタンスを試みました。

 

探すときは

ロジックで当てはめてしまうからです。

 

家賃これくらい

場所は駅近い

買い物便利

など

 

ここまでの条件では物件はあるだろうけど

 

ペットOK

しかも猫8匹と言う物件は

まぁ、見つかりませんし

あったとしても

かなりの劣化住宅だと。

 

そんな時は自分の人生に掲げているコンセプトに

立ち戻る時です

 

~楽に大事に自分を生きる~

 

このブログのタイトルです。

 

 

なので

探さない、出会う、という信念の書き換えをしました。

 

すると

本当にインスピレーションにピピっとくる場所が

2段階くらい経てやってきたのです

1段階目は大きなお屋敷

2段階目は今の家です。

 

その家は借家ではなく

売り出し物件でした。

 

私でも買えるのか?

ネットで検索してパートでも家が買えるかも

と知って

恐々不動産屋さんを尋ねました。

 

私は

コロナの給付金で生活費の借金を返しましたが

車のローンがまだありました。

 

車のローンを完済したら

家を買えるかも、という望みが出来ました。

 

親に借りる

 

少しキーワードが頭にかすみました。

 

しかし私はもうそこは卒業した!と思い直し

親に借りなければ買えない家ならやめようと

思った時

息子たちがアルバイト代を持ち寄ってくれました

私達5人、家族全員の力が無ければ買えなかった家です。

 

私は親業をここで完全に卒業出来たなと思いました。

 

経済だけでなく家事も役割もそれぞれが持ち

家族の力を合わせて生きていくシェアハウス

これが

私達家族の新しい生活の形になりました。

 

 

猫8匹もつれて

住み始めたこの町は

 

実は驚くことに

 

大阪から家を探す際に

家族全員が目をつぶって地図本を広げて

割り出した

最初に目指した町だったのです。

 

そしてシンクロニシティもたくさん出会います。

 

 

大阪に住んでいたハイツの名前は田中ハイツ

(田中さんの持ち物ということですね)

そして引っ越し先の家も元の持ち主さんが田中さんでした。

 

猫を受け入れる時に教えをくれた龍神様ゆかりの地で

街の景観が初めの千葉の家と見間違うほど似ていて

 

何より面白いのがこの5年間

私の頭の中で

この町の町名が鳴り響いていたのです。

 

すでに

決まっていたということだと思います。

 

だけど

5年前は

そこには田中さんがまだ住んでいるわけで

 

私も家を買うという準備が出来ていないわけで

 

猫が増えるということでさらに選択肢も限られて

 

そこに行くしかないタイミングが時間を超えて

用意されていたということで

 

私の内のインスピレーションが

探すのをやめて出会う、に切り替え

 

自分が好きな場所に

お金が有る、無いを超えて

 

親と離れた場所を選び

 

そして

 

親を赦すを超えて

親に求めない、という気づきがあり

 

5つのネガティブ観念を

 

手放すことができたので

 

さ、また次の始まりなのだと今思っています。

 

人生は

いくつも終わりと始まりがあって

面白いなぁ。

 

何があるかまた手放しの旅が始まるのですね。

 

 

長々と読んでいただいてありがとうございました。