そこには

てんとう虫と私がいた

 

てんとう虫は

ちょこちょこ

忙しそうに動いている

 

かわいい

 

私はてんとう虫にくぎ付けになる

あまりの可愛さに

動画を撮り始める

 

この瞬間

てんとう虫は

私に愛されている

かわいい

そして

どこいくの?

何がしたいの?

そこ葉っぱの上と違うよ

コンクリートブロックの上だよ

居心地悪いよ

君には

葉っぱの上が一番快適じゃないの

ああ、今度は葉っぱに登ったかと思ったら

裏に回って

落ちるよ

 

なんて思いながら

私はてんとう虫を愛でる

 

てんとう虫はかわいい

 

葉っぱの上に乗ってると幸せそうに見える

コンクリートの上だといいことないように見える

 

けれど

てんとう虫は

 

葉っぱの上にいる子もいるし

 

コンクリートや道路なんかの踏まれそうな

過酷な場所に居たりもする

 

私からすると

どこに居ようが

てんとう虫はてんとう虫だ

 

てんとう虫の可愛さはかわらない

 

葉っぱにいるてんとう虫が優れていて

道路にいるてんとう虫が劣っているとは

思わない

 

ただ

心地よい環境で生きててほしいとは思うよ

 

見かねて

葉っぱの上にのせてあげることも

私にはできる

 

けれど

よっぽど踏まれそうなところにいない限りは

てんとう虫はちょこちょこ移動できるし

羽根もついてて飛べるから

飛んでいきなさい!って

心の中で思ってる

 

自然から

自分を知る

 

 

てんとう虫は人間の私で

 

人間の私は神なる存在

 

 

私はてんとう虫と同じ

自然の産物だ

 

優劣もなく

 

行きたいところへ行けない

のでもない

 

そして

私を見る神も

確実に

自然の一部として存在しているんだ

 

 

瞑想している時

大きな私になってみると

この動画を撮ったときと

同じ気持ちになっていたのです