こんばんは。サラリーマン鑑定士・楽一郎です。

 

『夜廻り猫』については、前回の記事

【夜廻り猫】自分の失敗・挫折の経験が役に立つなんて!

でも触れました。

 

今回は、第1巻の帯に出ているお話、

第40話「たおれた君」

をご紹介したいと思います。

 

 

今回はこのお話概略を紹介します。

 

この物語の主人公・夜廻り猫の遠藤平蔵は、

力尽きた涙の匂いを嗅ぎ取り、

倒れている登山者

もとへ駆けつけます。

 

遠藤は登山者に「立てそうか?」

と声をかけると、

自力で立ち上がりました。

 

遠藤はすぐさま

「立てた! えらい」

と声をかけます。

 

登山者は荷物を再び背負おうとします。

そのとき遠藤は、

「大丈夫 大丈夫 持ち上がる!」

と横から声援を送ります。

 

そして登山者は荷物を背負い、

再びまた山道を一歩一歩登りはじめます。

 

遠藤は、登山者の後から歩き、

登山者にこう声をかけます。

 

夢は叶うかわからない

いつまで傍(そば)にはいてやれない

幸福すらも祈るのみ

 

しかし大丈夫だ 進んだぞー

 

歩ける

おまいさんは最後まで歩けるぞー

 

ここまで

 

ここまで読んで、

みなさんは何をお感じになったでしょうか?

 

私はこれを読んで、

これぞまさに

コンサルやコーチの

あるべき姿だーーー!!!グッド!

と思いました。

 

以下、解説しますね

 

まず思うのが、

叶えたい目標があったとして、

その目標に到達するための、

どんなに立派なマニュアルがあっても、

99%の人は脱落してしまう

ということです。

 

それは、以下の理由によります。

 

パック仕事や家事、育児が忙しい

 

パック今のままでもなんとか生活はできるので、モチベーションが続かない

 

パック途中で自分には無理だとあきらめて脱落してしまう

 

パックやめてもだれからも何も言われない

 

パックペースメーカー・伴走者がいない

 

パックともに歩む仲間がいない

 

だれしも、心当たりがあるのではないでしょうか。

ちなみに、私は心当たりありまくりです 笑

 

 

何か自分の到達していない場所に行くには、

山登りなどと同様に、

伴走者の存在が必要不可欠です。

 

ただし、そもそもの目標や取り組むことは、

自分の

向かないもの、適性のないものを

いくらやっても無駄です。

 

また、伴走者も、その道で成功した人ならだれでも

よいというわけではありません。

人間には相性がありますので、

相性が悪いとやりとりするのも嫌になってしまいます。

 

 

そしてコンサルやコーチとして、

人を導くことをするには、

自分が成功した体験だけではダメです。

 

コンサルはコンサルとしての

技能や力量、

経験の蓄積が必要です。

 

自分が成果を出すのとは

まったく別物と考えたほうがいいでしょう。

 

プロ野球などでも、

名選手が必ずしも名監督にならないのは、

選手としての資質と

指導者としての資質が

異なるものだからでしょう。

(もちろん名選手から名監督になる人もいます。)

 

それにしても、

この『夜廻り猫』は、

いろいろなことを教えてくれる作品ですラブラブ