親指の追憶⑫ ゲームボーイ

 悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲

 怪しげな鞭と蝋燭のゲームである

 主人公はムキムキ男性から女性になった

 根強いファン層をもつドラキュラ伝説シリーズの一本

 だが……

 

 名作シリーズにも駄作は出るもので

 たとえばバイオハザードのゲームボーイ版

 バイオハザード外伝は黒歴史で

 なかったことにされている

 

 この漆黒たる前奏曲もそう

 いわゆるクソゲーとされています

 私は遊んでみて ちっともクソゲーではないと思った

 音楽もいいし操作性もいいし

 敵のトリッキーな動きも健在だ

 ではなにがこのゲームをクソゲーたらしめたのか

 それは無敵モードとライトモードである

 難しいのがお約束のゲームを簡単にしてどうする

 ということらしい

 バーニングすると主人公が12秒無敵になる

 ライトモードは最強武器レベルが維持される

 それはマニアにはあってはならないことなのであろう

 

 しかし考えてみればノーマルモードでプレイすればいい

 バーニングを使用しなければいい

 ただそれだけのこと

 開発したのは委託された名古屋のメーカーらしいが

 実に万人受けを狙った 悪くない趣旨といえる

 

 がどうもマニアには不評だった

 

 けれども皮肉なことにバイオ外伝もそうだが

 この漆黒たる前奏曲も現在プレミア化して値段が高い

 

 考えてみると面白さとは人それぞれである

 白黒矮小画面であることを考慮すれば

 このゲームは決して糞ではない と断言できる

 

 むしろおススメしたい

 

 そう 私みたいにアクションゲーム音痴もいるのだよ

 頭から湯気出しながら遊んでさ

 とうとうラスボス倒せなかった(泣)

 マジで

 

 他のゲームボーイ版はクリアできたのになぁ

 

 でもファミコンの頃はとんでもなく難しいゲーム多かった

 だから攻略本という文化が生まれたんだね

 ちなみにこのゲーム攻略本を確認していない

 

 それではまたニコニコ