落語であなたの人生をナビゲート!HPS〇ら落語コンシェルジュ®相山・美奈:子:です。

 

 

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立川談春独演会「いままでの芝浜、これからの芝浜」有楽町朝日ホール

私は「これからの芝浜」を聴きました。

衝撃が強くてブログを書くのに時間がかかりました。

 

 

 

 

 

星 こはる                 しの字嫌い

来年5月5日から真打「小春志(こしゅんじ)」になります。おめでとうございます!!立川流の中でも厳しい談春師匠の下よくご修行されました!威勢と気風のいい、男顔負けの落語は大好きです!!奉公人の権助は理屈っぽい。主人はそれが気に食わない。「し」の字を言わせずに懲らしめてやろうとするが・・・。「し」を言わないで落語をするのも難しい。

 

                

星 談春    除夜の雪

大晦日の寺。囲炉裏に弟子たちが当たっている。兄弟子がほとんど話す。手をさすると目の前に火があるようで、その目線で弟弟子が聴いているように見える。楽しい会話の後にさみしさ、怖さ、理不尽な怒りに進んでいく。開けた窓から見える雪の寺の美しさ、しんとした夜、美しいが怖い噺。

                

 

星談春    芝浜      

箝口令?が出ているらしいので言えません。師匠はそんなに厳しくはおっしゃっていないが、ちょっとした注意も圧が強いのでパワハラに聞こえる笑 

 

これからの芝浜は、「許す」がテーマ。救うためには許す。だがその前に怒りや悲しみがなくては「許す」にはならない。「許す」は私にとってあなたを許しますよと言う上から目線のように聞こえる。酷いことをされたけど、許しますよと言われても嬉しくない。でも救うために許すとなると、もっと器の大きな話になる。

 

相手の将来を見据え自分がよほどの覚悟をしないと、どんなに誤解されても苦しくても決めたんだからと進むのは容易ではない。大きな愛だけでそれができるのか?自身の保身もそこにはないのか?夫婦と言えども考え方は違う。男と女の考えの違い。圧倒され、ズドーン!と体に衝撃を受けたようなこれからの芝浜だった。私はこういう理屈がある噺が好き。

 

 

 

※これどうやったら縦になるんだろうえーん

 

 

 

談春師匠の会にあまり行かないのは、以前競輪番組に師匠が出た時と、浅草で聴いた時の表情が凄く怖かった。客席にいるのに脅されたように感じた。チケットもなかなか取れない。そんなことであまり行かなかった。今回はなぜか一番前の真ん中の席が取れて、きっと自分に必要だったんだろう。

 

 

聴いた後文春ならぬ談春砲がズドーンと当たったようでしばらく口がきけない。何かに気持ちを持って行かれてしまった。

この感じは昔「談志ひとり会」の帰りの気持ちに似ている。それだけ考える何をもらったんだ。家元から離れるテーマの落語で、談春師匠が家元に近づいたような気がした。

 

 

それと、20代の私がこの噺を聴いたらなんて思うのかな。今よりもっと落語を知らないもっと感受性が豊かな私に聞いてみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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