【政治・社会】白票に意味なんかあってたまるか | 声フェチのブログ

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主に女性声優さんたちのお誕生日をお祝いしたりします。
愛語回天。

本題と関係ないけど、先週は竹達彩奈さん(声優)がご懐妊というハッピーなニュースがありました (^-^)

あやなちゃんは「自分的娘にしたい声優さん」殿堂入りの声優さん。

なんだか、おじいちゃんになった気分ですわ・・・・・・(笑)

 

日ごろTwitterあたりでは

「日本はもうすぐ滅びる」

なんてことを書きがちなんですが、もうそういうことは書かないようにするよ。

なるべく努力する。

これから生れて来る子供たちのためにも、ちゃんと未来のことを考えないといけません。
あやなちゃんの子供のために (´∀`)

(自分の従妹の子供たちも、もっと愛してあげたらいいのに 笑)

とりあえず、もうすぐ参院選があるので参加します。

選挙は毎回欠かさず行っているので、あらためて言うまでもないんですが。

 

今回は選挙で気になることがあるので書いておきたいと思います。
Twitterでよく見かける

「白票にも意味がある」

というやつ。

白票に意味なんかありませんから。

まず、日本の選挙制度の大前提として

当選者は有効票で選ばれる

という厳然たる事実があります。

無効票である白票をいくら積んだところで無視されて終わりです。

 

投票率を上げるために投票に行って白票を入れる(そうすれば政治家も無視できなくなる)というのも、ちょっと意味が分かりません。

余裕で無視されますよ。

無効票なので。

政治家というのは自分に有効票を投じてくれる人を大事にするんです。

いくら棄権が多くなっても、無効票が増えたとしても彼らが危機感を持つことはありません。

組織票を多く持つ与党にはその方が都合がいいからね。

 

2000年(平成12年)の6月に自民党の森氏がこんなことを言いました。

「(選挙に関心のない有権者は)寝てしまってくれればいい」

当時も相当批判されましたが、これが彼らの本音です。

下手に無党派層が流れ込んで投票率が上がると、票が読めなくなるんですよ。

できれば毎回必ず投票に参加して自分の名前を書いてくれる「選挙ガチ勢」で固めたい。

「選挙ガチ勢」だけが参加する選挙なら、得票はほぼ政党支持率を反映することになります。

ちなみにNHKの最新の世論調査(2022年6月24日~26日)によれば、主な政党の支持率は以下のようになっています。

自民党 35.6%

立憲民主党 6.0%

公明党 4.6%

日本維新の会 4.8%

国民民主党 1.3%

共産党 2.6%

そりゃあ

「ニワカは家で寝ててもらったほうがいい」

と思うでしょうね、自民さんは。

ちなみに「支持政党なし」は33.7%でした。

 

選挙前には必ず

「白票でもいいから選挙に参加して投票率をあげよう!」

などというフレーズを見かけますが、これは与党の工作である可能性が高いです。
(実際に前回の衆院選では自民党の某県連青年部がそういうツイートをしていました)

要するに、

「お前ら選挙に来るのはいいけど、絶対に余計なこと書くなよ。票が散って面倒くせえから」

と言っているわけです。

 

ここで、去年の衆院選(令和3年10月31日執行)の結果で無効票の影響を考えてみます。
総務省選挙関連資料参照

自分が暮らす茨城県の投票総数(小選挙区)は126万8926票。

投票率は52.54%でした。

このうち有効票は124万3174票(97.97%)

白票を含む無効票は2万5752票(2.03%)

ちなみに、無効票は全国的に見ても毎回2~3%くらいです。

数としては小さいように見えますが、影響力はそこそこあるようです。

 

前回衆院選で自民党が茨城県で得た票は66万9267票でした。

有効投票数に対する比率は53.84%となります。

ここで、もし仮に自民党の得票数が同じ(66万9267票)で無効票がなかったとしたらどうだったか。

得票率は52.74%だったはずです(-1.1ポイント)。

この試算からは、白票などの無効票が増えれば増えるほど組織票を持つ政党に有利になるのだろうと推測できます。

ニワカが有効票を入れなければ「選挙ガチ勢」どうしの戦いになるからね。

 

上の試算は無効票がすべて自民党以外に流れる前提ですが、実際には無効票が減ればそのうちのいくらかは自民党にも流れるでしょう。

無効票が増えても減っても、支持率が高い自民党が有利。

とすれば、本気で自民党を倒したいと思うならば、

自民党以外の政党に有効票を投じなければまったく勝ち目がない

ということです。

今の政府(自公政権)が信頼できないから白票を入れるというのは、自民を倒したいと思っている人にとってはまるで意味のない行動なんです。

まぁ日本の将来なんてどうでもいいし、全部自民にお任せっていう人は白紙委任でいいんだろうけどね。

 

おいらはそんなのは嫌だから選挙区も比例も必ず有効票を投じます。

 

Twitterでは「白票にも意味を持たせるべき」なんていう意見を見かけることもあります。

「海外では~」なんていう出羽守さんも。

ここまでくるとみんな大好き異世界ファンタジーです。
日本はそういう制度になっていないんだから。

白票に意味を持たせるには、まずは選挙制度を変えないといけません。

法律を立案し、議会に諮って法案を通さないといけないんです。

ここで問題になるのが議会の多数派で、抵抗勢力である自民党。

「ニワカは家で寝てやがれ」(by 森)

「政治について考えないでいい国民は幸せだ」(by 麻生)

日本国民も舐められたものですね。

選挙制度の変更なんて、自公政権の下ではできるわけがないんです。

だって、今のままの方が自分たちに有利なんだから。

選挙制度を変えるには、まずは抵抗勢力を排除しないといけません。

そのためには選挙で確実に対抗勢力へ有効票を投じる。

これ以外にないんですよ。

 

「白票が意味を持つようになったらいいなあ~ (´∀`)」

なんて言っている人たちは、宝くじを買わずに12億円が当たるといいなあと言っているようなものです。

宝くじは買わなきゃ当たらないのと同じく、選挙も有効票を投じなければ何も変わらんのですよ。

 

 

おまけ:

今回は自分が好きな曲を載せておきます。

残念ながら廃盤なんですよね。

声優さんか誰かがカバーしてくれないかなー。

 

丸山みゆき FIRE

 

"絶望で誰もが 愛の記憶さえ 消そうとしてる
あなただけが Summer Dream 地上に残る 最後のヒーロー"

 

無効票はいくら積んでも無効票で意味がありません。

しかし、有効票を投じ続ける限り、それは「最後の一撃」になり得る。

自分はそう信じていますよ。