仕事はもちろん、友人たちとのコミュニケーションの中で、聞いている側の心が温かくなるときには、、話し手に魅力があるはもちろんですが、どこか、話し方もうまいなあと思うことがあります。


最近のKY、「空気が読めない」というのも、相手に対する思いやり、配慮のなさからくるのかなと感じることがあります。


そんな中、人間国宝の一龍斎貞水さんの、「心を揺さぶる語り方」、大変勉強になりました。




「心を揺さぶる語り方」の本の中の表現で、




”スピーチ慣れしていて上手な話よりも、白無垢を着た花嫁が、両親に向けて涙ながらに語るスピーチは、もっと聞いている人を感動させます。そのような聞いている人の心も熱くなったり、共鳴したりして震えたりするのは、しゃべっている人の心が燃焼力を持っているからといいます。”




・・・この燃焼力ってことばがすごく、僕の中ではまりました!




では、この燃焼力をつけるためには・・・




一龍斎貞水さんいわく、話したいという気持ちを作る過程が大事だといいます。それを言いたいという気持ちを本物にさせておくと、その燃焼力が、言葉になり、表情となり、指先までの動きになる。




そして、聞き手の想像力を書き立てるには、話手が、その情景をはっきり想像できることが大事で、想像力に言葉がついてくるとのこと。




そのように、考えると、話し方は、すべて、相手への思いやりなんだなあということに気づきます。




人間国宝のすごさを改めて実感です。








心を揺さぶる語り方―人間国宝に話術を学ぶ (生活人新書 228)/一龍斎 貞水



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