ラクをしないと成果は出ない

日垣　隆さんの「ラクをしないと成果は出ない」、最近書店にいくと平積みになって、大変うれているようです。

「先達の知恵」＋「自分の工夫」＝効率化　という方程式のもと、無駄な努力を１００％排除するいろいろな提案があります。

最近、効率的な仕事術の本がたくさん出回る中、独特の特徴的な面白い視点で書かれています。

その中で、「つまらない」と思ったら、できるだけ早く撤退せよ！という項目があります。

その中で紹介されている例で、評論家の西尾幹二さんの出版記念会に出席した話。

その記念会の挨拶で、７０代である西尾さんは、自分が生きられるのは、あと、10年か20年。逆算していくと、これは書きたいという本があって、ブログはやっている時間はないから潔く辞めたそうです。

自分の人生を逆算して、何を優先して何をやめるか決める生き方があるといいます。

「何かをのこしていきたい」あるいは、「これだけはやっておきたい」というものをやるかやらないか、人の価値は、そこにあるのではといいます。そのためにも、「つまらない」と思ったら、すばやく撤退するのも大事といいます。

そこで、引用されるのがスペイン哲学者オルテガさん。「大衆の反逆」にてこんな言葉が、

＜常に自分に課題を課していく人が、思想的貴族だ。すぐれた人間とは、自分自身に多くを課す者のことである＞

たしかに、自分にテーマを与えて、そのハードルを乗り越えていく行き方の方がかっこいいと思いますよね。

旅の土産話にしても、「何事もなく無事帰国しました」よりも、飛行機に乗り遅れたり、レストランでぼられた話の方が、聞いているほうも共感しますよね！

あれこれ、違うんじゃないかなあ、楽しめないなっと思ったら、勇気をもって撤退する。

安全でそつないよりも、波乱万丈でチャレンジングな経験の方が、ワクワクしますよね！！

友禅作家　大舘大さん　なごみの燈です。
とてもなごみます。　
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いつも喜びで満たされる友人の料理人柿澤一氏のすごいブログです