仕事でもプライベートでも、コミュニケーションがうまいなと思う人に出会うと、何が違うのかなあとすごく好奇心がわいてきます。
おそらく、たくさんの要素はあると思うのですが、その要素の一つに、「質問力」があるのかなと思います。
「声に出して読みたい日本語」シリーズの著者でもある斎藤孝さんも、自身の著書「質問力」で次のことを言ってます。
・ 人が成長していくためには、自分よりすぐれた人と対話するのが一番早い。
・ 聞き方がうまければ、自分に実力がなくても面白い人の面白い話が聞きだせる。
でも、なかなか質問力を高めるのは難しいです。
いろいろと質問に関する本を読んだり、よい質問とよばれるものを覚えたり、本番となると、なんだかうまくいかない。。。。。
そんな中、ちょっとしたひらめきがありました。
昨日は、お客様にヒアリング・質問力を実践する場面がありました。仕事的には、事前に準備し質問をする、そして回答をもらうというものです。
でも、実際、準備していた質問のとおりに質問しても、なんかしっくりこない。。。
回答としては、まったくそのとおりということなのですが、なんだか表面的。。。
お客様とコンタクトしていない感じがするのです。
だから、質問が進んでも、事務的になり、盛り上がらない。。。なんか違うな・・・
そこで、ふとひらめきました。これは、質問する僕のほうの問題だと。。。
そこで、僕のほうで、気持ちを切り替え、もっと、相手のこと、質問を知りたい、ワクワクした気持ちになって質問したんです。
仕事としてのヒアリング・質問でなく、ここから勉強になること、さらによくなることはないかという気持ちで。。。
すると、、、自然と質問の語尾が変わっていったんです。
たとえば、「○○○にて、問題はありませんか?」→「どうなったら、もっと役立ちますか」、「○○○みたいなものがあったら、便利になるんじゃないですか?」
すると、おどろいたことに、お客様のほうから、どんどん、どんどん、活発な意見、回答が!!
お互いに気持ちが高まってくるのが感じられました。
質問の種類もいろいろとあるとは思いますが、原因を追究する、なぜなぜという「WHY」的な質問だと、どうしても、縮こまってしまって、型どおりの回答しかこない。
ところが、どうしたらよくなるか、などの「HOW」的な質問だと、キーワードが「役立つ」、「便利になる」ような、解決策の話になり、どんどん楽しくなって、本質に迫るような話が聞けたんです。
そういえば、「すごい会議」の著者、大橋禅太郎さんもWHYでなく、HOWの質問がいいといいます。
聞き方一つで、こんなにも違うと実感しました。ということは、質問者側に問題があったんだと!
そして、質問者側が、心から聞きたいなあって気持ちだと、質問も降って湧いてくるんだあっと実感。
これからも、さらに、質問力磨いていこうと思います。