船井幸雄さんといえば、日本で始めて経営コンサルティング会社として上場を果たした(株)船井総合研究所の創設者であり、コンサルティング業界の第1人者でもあるすごい方です。

先日私の友人が船井幸雄さんの講演会を聞きに仙台まで行ったときの話です。

その講演では、船井幸雄さんが、余命1ヶ月と言われた病気に3月にかかって以来、初めての講演会だったそうです。


それまで、すべての講演はキャンセルしていたらしいのですが、息子のように育てた佐藤芳直さんが主催する講演ということから、調子が悪い中、決死の思い出で来られたそうです。すばらしい!!

そのときのお土産として、すばらしい本をいただきました。

それは、佐藤芳直さんが書かれた「船井幸雄の60の言葉」という本です。


佐藤芳直が(株)船井総合研究所に入社し、社長車の運転手からスタートしたころからずっと一緒だった船井幸雄さんの大事な言葉を集めたものです。


この本は、すばらしいメッセージでいっぱいですが、印象に残ったのは、船井さんの入社式での言葉です。


「人間の能力なんてのは、ほとんど差なんてないよ。性格で差がつくんだよ。大事なことは、成功するクセづけた。相手のことを一生懸命、親身になって考えなさい。そのためには、3つのクセをまずつけることだ。メモをとる、必ず見送る、手紙を書く。」


①メモをとる・・・「全身全霊を込めてメモをとっている人間を見て、嫌だなと思う人間はいないだろ」




②必ず見送る・・・「どんな人にも、気分よく帰ってもらうんだ。それが好かれるコツだよ」




③手紙を書く・・・「1日に3通は書きなさい。書いているうちに、苦痛でなくなるから。心をこめる。相手のことを親身に考えるクセづけになるのだよ。」


そういえば、最近行ったレストランで、とっても暖かく、印象に残っているレストランがあります。



・ご夫婦二人でもっともおいしく豚料理を食べさせてくれる六本木のイタリアンレストラン「オリステラ・ナカムラ」



・老舗の料亭、福田屋で修行された後に、創作和食ですごい人気を集めている西麻布の「ラボンバンス」



・今最も予約がとりずらく、人気ナンバー1の上野毛のすし屋「あら輝」



そのすべてに共通するのが、どのレストランも、店主がお客様が見えなくなるまで、ずぅーと見送ってくれるんです。



見守られている感じで温かい!!これはすごく印象にのこりますね!!


そういえば、最近ちょっと、残念なニュースの船場吉兆も、のれんわけする前の、先代がやられたことは、すごかったようです。お客様の食事、出した皿すべてを記録していて、2回目くるお客様には同じものは一切ださないというこだわりよう。それが、吉兆をつくりあげていったんですね。



船井幸雄さんの成功するクセづけ、非常に勉強になりますね