昨日は、父の心臓手術のため、母と弟と、東大病院で、父の手術を見守ってました。
父は今年で74歳になります。年齢が高齢ということに加え、高血圧、糖尿病、人工透析、過去には、脳幹梗塞になったこともあり、通常の人以上に厳しい状況。
そして、今回の手術は、心臓の弁を人工弁へ置換し、他の弁にリングをつけるという形成、さらには、冠動脈の3本バイパス手術と非常に難しい手術でした。
手術前、家族でオペ室に送り出す際、父に伝えた言葉は、「麻酔の直前まで、笑顔でね!、手術後の楽しいことを想像するんだよ!苦しくなったら、ありがとうを唱え続けるんだよー。」
それでも、ステージで歌を歌う仕事である父は、ステージに上がる気分と、非常に余裕の表情。
絶対にうまくいく!
手術から11時間が経過。不安な我々家族が待つ待合室のところへ、主治医の本村昇先生が、「すごくいい感触です!!」
家族の気持ちが通じました!11時間にも及ぶ手術の末、心臓手術は大成功でした!!
12時間後に、久しぶりに父との再会。集中治療室でまだ、麻酔は、とれてませんが、脈も、血圧も安定しておりました。よくがんばった父の姿を見て、涙があふれ出しました。よくがんばった!!
今回の心臓手術の成功は、東大病院にて、手術を担当された主治医の本村昇先生、そして、スタッフの方々、さらには、本村先生を紹介していただいた、日赤の金子先生、そして、父に応援を送り続けていた仲間のおかげだと思います。本当にありがとうございます。
本村先生は本当にすばらしく、愛情あふれる先生で、手術の2日前にアメリカから帰国。その晩の23時まで、我々に3時間かけて、丁寧に手術の説明。私たち家族に対する、暖かいことばで、
「どんな薬よりどんな手術より、自分が元気になりたい、やっぱり生きたいという思いが大切です。主治医は医者でなく、自分自身だって思ってください。病気は、自分が治してやるんだあって気持ちですよ!!」
この手術の成功の裏には、やはり、本村先生をはじめとする、すばらしい先生方との出会いのおかげ。
すばらしい先生方に感謝です。