私は上生菓子は修行時代にやったことがないです。分かりやすく言うと「出来ない」です。
その道に長く携わってきた人には勝てません。
だから、自分が今までやって来た事や出来る事をミックスしながら新しい事にチャレンジしています。すなわち、それが私の強みであり武器です。
逆に言えば、上生菓子しかして来なかった人は洋菓子の要素を入れようとすると、ただの足し算にしかならず、私から言わせれば「演歌の歌手がロックを歌っている」
という変な違和感に襲われます。
それって本当に本物志向の商品なのか?
ただ変化球を入れて、売り上げを上げたいだけではないのか?
そこに価値はあるのか?
そこに自分の想いは込められているのか?
そこに「プライド」はあるのか?
これは批判ではなく、自分の強みをもっと活かしてその人にしか出来ない商品を作ることをもう少し考えた方がいいと言う意味。
真似をしても所詮マネ。
早く気づいて、自分だけの、自分にしか出来ないお菓子を作って貰いたい。
「お客様を馬鹿にしてはいけない。」
たがら、私は出来ない事、スキルのない事でお客様からお金を頂く事は出来ないので
出来ない事はやらないんです。