スキャナーと読み間違いの話 | 駱駝家のブログ

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文字書き・杏月と絵描き・渡月のユニット「駱駝家」のブログです。二人誌を作ったり、ネット古本屋を開いたりしています。イベントにも出没するよ♪

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スマートフォンにダウンロードしたスキャナーのアプリで商品の画像を取り込んでみました。それを試験的にBASEにアップしてみたら、お、なかなか良い感じでございます。
これからしばらくはこのアプリで本をパシャパシャとスキャンする日々となりそうです。

ところでこの間、久しぶりに我が家に人が集まった時のことです。どういった流れかは忘れたのですが、話題が『私の聞いた最強の読み間違い』というものになりました。

先陣を切ったのはAさんの
「こないだ、お葬式で聞いたおじさんのスピーチ……『故人の生前に寄せられたゴアツジョウに感謝いたします』やね」
でございました。

Aさん曰く次の瞬間、自分含めた周囲の人々の肩が哀悼の意以外のもので震えだしたということです。おじさん、緊張してたんでしょうか。

次鋒はBさんの
「子供の卒業式で聞いた感謝の言葉の……『私達を慈しんでくれた両親、祖父、ソバに感謝をささげます!』かな」
でした。

そうそう、蕎麦ってあれでタンパク質豊富だから肉体の成長にとても良い影響を……と思考をそらして何とかしようとしましたが逃げられませんでした。皆が笑うなか、私は口に含んでいた麦茶を変な風に呑み込み少量鼻へと逆流しました。鼻の粘膜が結構痛かった。

「あの台詞を言った子がこれから先同窓会の度にいじられるかと思うと楽し…、いや気の毒でな」と続けられたBさんの言葉には再び麦茶川の氾濫が起きるところでした。正直なところがBさんの長所ではあります。

他にも色々面白い読み間違いのお話が出たのですが、割愛させていただきます。
最後に私にも「何かないのか」と水を向けられたのですが無言で首を振りました。

面白いかどうかはよくわからないがそれを聞いた人々の反応が大きかった読み間違いを知ってはいるのです。

例えば漫画の『美味しんぼ』を数年の間『いやしんぼ』と勘違いしていた人の話とか。
例えば『苦汁をなめさせられたんだね』を『にがじるをなめさせられたんだね』と言ってしまった人の話とか。(せめてにがりと読んでいれば…)

ですが、そういう話は読み間違いを聞いた側の人が語る方が面白いと思うわけです。
……言い間違った当人が語るのはなんかね。

こんな内容を書いておいてなんですが駱駝家の文字書きの方、杏月がお送りさせたいただきました。