こんにちは駱駝家の文字書き?の方、杏月です。
そうです、この出版物があふれる日本でその甘味も苦味も味合わないなんてもったいないですよね、渡月さん。という訳で私はこれからも本専用の小屋の建造を目指します。
ところで試してみたところやはりガーナは斜めに割れました。溝が浅いのが要因だと考えられます。
さてこのチョコをどうしようかと思っていますと、最近板チョコをバケットに挟んで食べるのがパリジェンヌの間で流行っていると姉が教えてくれました。さっそくこちらも試してみました。
バケットがないので食パンで代用しましたが。これが結構いけました。やわやわな食パンとぱりぱりのチョコの食感の差が何とも言えません。食パンでこれだけ美味しいのだからバケットだったらもっと美味しいに違いない、と明日パン屋にいく予定です。
パリジェンヌ、すごい。さすが花の都のジェンヌ。九州の女は西に向かって敬礼をするであります。
さてスキャナーの値段を見て頭を抱えているのでちょっと古本屋細腕?繁盛記を置いておき、今まで読んできた面白かった本について書いてみることにする。。
今回は漫画のお話。日渡早紀先生の「ぼくの地球を守って」について。
- ぼくの地球を守って (第1巻) (白泉社文庫)/日渡 早紀
- ¥669
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当時、連載が始まった時には驚いた。何がって絵柄の違いに。端的に言えばキャラクターの顔立ちがのっぺりとした日本人顔になっていた。(うん、ちっとも端的じゃないな!)それまでの日渡早紀さんの漫画は少女漫画にしては線がザクザクしていたように感じていたが、総じて明るく華やかという感じたったので何がどうしたと思ったものだ。
作者さんのフリートークによるとこの作品の為にあえて絵柄を変えたということだった。連載が進むうちになるほどと思った。
この漫画の根底にあるのはとても日本人的な生命観をテーマにしたものなのだと感じた。輪廻転生、諸行無常、色即是空……などと書くと宗教ぽいが(そういう描写もあるが)つまりは、命は流転するものであるということ。
それを表現する漫画のキャラクター達の目は華やかさはないがどこか遠くを見つめているような静かな目のデザインでなくてはならないのだなと絵柄の変化に納得した。
過去世に縛られ、罪に苦しみ愛し合い憎みあう主人公達。しかし、命は未来へと回帰していくものであり、罪も愛も憎しみも背負ったままそれでも前へ未来へと進むことの出来る力を持っている。
過去から捧げられる木蓮の愛の歌は地球を守りそれは生まれ変わりである主人公亜梨子が引き継いでいる。命は循環しそれを乗せた地球と共に未来へと帰っていくのだ。この漫画はとても素晴らしい生命への賛歌なのである。