《チベット体操レッスン》 対面レッスン2時間 ¥3,000(お抹茶とお菓子付き) オンラインレッスン(Skype使用)1時間30分 ¥2,500 ※ラジオ体操レッスンも同じ金額で対応させていただきます。 お申し込みはこちらをどうぞ! 《今週のレッスン予定》 6日(土)→時間調整可能日 7日(日)→時間調整可能日 8日(月)→時間調整可能日 9日(火)→9:00〜11:00のみレッスン可能 10日(水)→10:00〜12:00チベット体操レッスン※満席 11日(木)→14:00〜のみレッスン可能 12日(金)→9:00〜12:00のみレッスン可能 |
子供の時から
料理には興味があって、
レシピは宝物だった。
チラシの隅に書いてある
おかずの作り方、
雑誌に載ってる
お料理のレシピ、
切り抜いて集めて、
ノートに貼って、
オリジナルのレシピノートを作ってた。
1人でお料理する事も
お菓子作りも楽しそうだったけど、
キッチンを汚したり、
ご飯の支度をする母の邪魔になると
なかなか許してもらえなかった。
いつか結婚して、
いっぱい美味しいものを作るんだって
頭の中は喜びで膨らんでた。
だけど現実はそうはいかなくて、
結婚して2週間で
妊娠がわかり、
壮絶なつわりの後、
長女が生まれて、
怒涛の育児が待っていて、
主婦の私は料理を楽しむなんて
夢のまた夢になった。
おかたづけもお料理も家事も、
手早く出来なかったから、
結局あんなに大好きだったお料理も、
苦にしかならなかった。
結婚前は持病を持ってた父の為に
少しでもお金をかけないために
冷凍食品もインスタント食品も
ほとんど口にしなかった。
そんな食品を食事に使わなかった母にとって
手抜き料理をする事ははずかしいことだった。
子供の頃、
私にとって手抜き料理は
あっという間に美味しいものが作れる
魔法のレシピだったけど
そんな本を子供の時に買ってきた時に
本棚に並べたら
ものすごく叱られた。
手抜き料理なんて、
主婦の怠慢だと思ってた母には、
もしもお客様がいらっしゃった時に
本棚を見て手抜き料理のレシピ本を見られたら
自分の料理が手抜きだと思われることは
耐えられない事だったんだろう。
いつしか私にも、
そんな母の思いがそのまま移っていた。
手抜き料理は恥ずかしい事。
そんな思いを何年も持っていた。
その考えをくるっと変えて、
楽しいものにしてくれたのは
二人の娘達を取り上げてくれた
助産師さんだった。
私は助産院で二人とも出産したけれど
そこで出されるご飯は
ものすごく美味しくて、
1人目の時はそんな余裕はなかったけど
次女が生まれた時は
少し余裕もあったし、
テレビも細かい字の本も
出産後の母体には良くないと
観せてもらえなかったので、
暇を持て余していた時に
こんなことをしてた。
今だったらスマホでパシャパシャ撮って
メモ機能のアプリに記録するだろうけど、
そんな便利なものはない頃だったから
フィルムカメラで食事の写真を撮って、
助産師さんにレシピを聞いて
あれこれ書いて清書して
レシピノートを作ってた。
忙しい中で作る
助産師さんの料理は
手抜きだってあった。
だけどそれをいかに手抜きだと見せないか、
そんな事をあれこれ聞いて
記録してた。
お母さんになったら
やらなきゃいけないコトは
料理以外にもたくさんある。
手を抜く事は気持ちを抜くことじゃない。
だから手を抜くことを怖がらないで…
そう言ってくれた事を
20年以上経っても
まだ覚えている。
小さなお子さんがいても
時間や手間をかけなくても
美味しく作れる料理のレシピ本も
買って使った。
完璧に全部作った訳じゃないけど
(家族には好き嫌いも多かったので使えない食材もあったから。)
この二冊はボロボロになるまで使った。
もっと楽になるように、
仮に材料がなくても代替えできる様に
使って頑張ってた。
あれから随分経って
今の私は、
インスタント食品もレトルト食品も
冷凍食品も、平気で使う。
楽しく作ってワクワクして
美味し味わうことを楽しむ。
食べる事の枠を外したのは、
大勢の人と関わって、
楽しく食べられることの喜びや
そこから得られる信頼感が
できることがわかったから。
出産してすぐの頃に書いたレシピノートは
今でも台所の本棚に入ってる。
あの時に
手を抜いても良いから、
手早く美味しく作って
笑っている事を大切だと知ったから、
今でも思い出せる様に…
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