ワールドカップ16強になりパラグアイとの対戦を録画して観ました。6割以上ボールを保持されて2時間半を越える接戦を持ちこたえ、ときおり守りから一気にゴールを脅かすこと数度。延長時間を全て使い切っても決着がつかずにPK戦が始まる。

1本目、2本目、入った!3本目を外した。直後の悔しい表情がありありと映し出される。本田が4本目を決めた。5本が全て入って歓喜に沸くパラグアイ陣営をよそに、日本の選手やサポーターをスナップし続けるカメラ。そのどの顔にも滂沱と溢れる二筋の光る線が見える。ユニフォームから読み取れるKOMANO(駒野選手)の顔を見た。ベストを尽くしながらも、目の前にあったベスト4への思いたけ、痛恨の思いは生涯続くのだろう。オレも目が熱く潤んでくる。選手の誰もがきっと沢山のことを学んだ一戦だったに違いない。

ありがとう、日本の選手たち。外地で正々堂々と戦う日本のチームをを見ることができたのはとても勇気づけられた。現地に観戦にいったサポーターたちについてさえもESPNの解説者は好意的に評論していた。願わくばこのベスト16の結果を自信として野望を持ちベスト4そして優勝を目指して欲しい。果たして出来るのだろうか。出来る!と信じたい。

ワールドカップが始まってからぽつぽつと記事を読み出したが、岡田監督への評価がかなり変わってきた論調が多く、本人もメディアが作る一般の評価に影響されず進むべき道を進む、とコメントを出していたのが心を撃った。指導者としての心得はその通りだと思う。パラグアイを始めとする他国の監督のように喜怒哀楽を出さず、メガネ越しの一見無表情なところが特徴と言えるのか。その監督が空手の宇城憲治師範に指導を受けていたという記事を見つけた。本物から指導を受けているから、世界を相手の桧舞台でも体格の差がありながら自分達の力を精一杯に出すことができたのだろう。プレッシャーや外地という条件はどの国の選手たちも克服しなければいけないが、宇城先生の実践する氣の力、体の使い方を会得していたなら本来の力をだして、もっと強いのかもしれない。

話は変わるが、パラグアイには山形県からの移民がいる。昭和期に政府主導で移民した一世たちが七十代で存命中で、今回の日パ戦には日本を応援していたという。スポーツといえばサッカーというお国柄なので、勝利に対する思い入れは殊更なのだと言うことが分かった。移民たちの苦労を成功に思いを馳せながら、4年後の世界大会での優勝を信じたい。
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今回は山形の小中学生混成ダンスチームがヒップホップを踊り国内コンテストで準優勝し、7月に開かれる国際大会(米国ラスベガス)に行くというもの。記事はここ。(動画リンク有り)地元の「ダンススタジオブリリアン」のチームだそうです。こういうのは最近ボーダーレスなんだ。すごい~。楽しんできて欲しいなぁ。グーがんばれ!
今日、夕立があった。少し蒸す午後。来客あり。今晩10時頃家の裏側にあるデッキに出たら、今シーズン初の蛍が二匹瞬いていた。ふと目を逸らすと少しはなれて、家の縁にも一匹二匹と音もなく点いたり消えたり。黄緑色のLEDのような灯り。どこかの飼猫がデッキからそっと立ち去るのとまたたきに気づくのが同時だった。

夏が近づいているんだなぁ。