今日のおにぎり
🍙おにぎり
梅ひじき、福神漬け
■おにぎらず
きのことピーマンの炒め物、ソーセージ
女将の好きなミモザをいっぱい
ユーカリも桜もいっしょに
生前葬をしましょうと言ったのは女将
今度の誕生日は生前葬で
雄三さんの年を超えてしまったからね
あれこれいろいろあったしね
こうやって誕生日を迎えられる
これからは毎年生前葬をやろう
そして1年を振り返ろう
真理子さんとジュンちゃんが作ったヴィーガン料理は、鮮やかな紫色と白の2色の大根もちが1番人気で、かぼちゃのカレーは甘口だから食べられるー!とカナエが大喜びで、黒米のパスタが入ったサラダは2歳のエレンとかおりんが気に入って、サーモン風の人参と豆乳のクリームチーズがのったチコリはミッチーが美味しいと言い、いちごのケーキもザッハトルテも子供たちに大人気。ヴィーガンなんて言わなかったら誰も分からないくらい。それお肉じゃないんだよと言うと、大豆ミート?とちゃんと知っていたカナエ。
帰ろうとした真理子さんとジュンちゃんが、足止めをくらう。ジュンちゃんの無印のポシェットが自分のとまったく同じだったから、ミヤが間違えて持って行ってしまった。戻って来ないと帰れない。ほらー、いくら同じって言ったって、紐の長さも全然違うじゃない! 信じられないー! と、戻ってきたミヤの格好を見てジュンちゃんが言う。あちこちに置いては、いつもどこかに行ってしまったと探しているポシェットは、リョータがいたずらしたのかと思ったと何の疑いも無く持って行った。帰って来ても、間違えてしょんぼりするわけでもなく、ほらほらだっておんなじなんだよ、見て見てと楽しんでいる。次にジュンちゃんが来たとき、彼女の方にはピンクのハートのカラビナが付いていた。目印つけちゃったーって言うジュンちゃん。
タダヨシが来た。久しぶりに来た。清子さんの誕生日だからね、おいでーって言うと、後で行くーと即答。久しぶりに会うタダヨシの背が伸びたことに驚く子どもたち。大人と一緒に株の話をしたり、自分の彼女の話をしたり。株の話をするなんて、お父さんから教わったんだねーと、小さい頃からタダヨシを知る拡張家族が言う。母ちゃん隊ユキコが作ったチーズケーキにろうそくをたて、ハピバスデートゥーユーと歌いながら、ケーキを持って女将の前に届けるタダヨシ。楽ちん堂にくるようになったのは小学校1年のころ。今の楽ちん堂キッズよりも小さいタダヨシを思い出す。
女将の生前葬の日の午前中には、美智代さんのイベント、心を整える華道。ユキコのバイト先はひとつ隣の駅のお花屋さん。そこで仕入れたお花を使った華道のイベント。仕入れから一緒に行った美智代さんは、ご自身の花器をご自宅から運んで来る。剣山とオアシスも机に並べる。見本として生けた作品は、カナエの言葉で言うと尊い。お花はたくさんあるので、好きなだけ使ってくださいね、という言葉が華道教室のスタート、かけ声になった。みんなが生けている隣では、エレンがひとりで遊んでいる。勉強してるんだよと、こどもチャレンジのグッズを持ってこちらを見る。
去年の1月1日から始めた女将の動画、今日の楽ちん堂は毎日のドタバタや、子どもたちの様子、楽ちん堂に訪れた人たちの声、みんなで食べたごはん、それらが奏でる音や空気を届ける。毎日毎日起こるあらゆることは、ひとつひとつ、丁寧に細やかに紐解いて、間違って別のところに繋がった糸や、こんがらがったもの、いつのまにかとりこぼされたものが、みんなあるべきところに落ち着いて、再び紡いだ糸はひとつの作品になる。
そこからは、もう揺らがない。
こんなに愛情たっぷりの場所
花がいっぱいの楽ちん堂
いつでも、迷える方はお越しください
扉は24時間365日あいてます
梅ひじきでいきましょう
おにぎり、義理
梅ひじきをごはんに混ぜます
まぜまぜまぜまぜまぜまぜるー
真ん中に味変の福神漬け
真っ赤な福神漬けが、いい仕事するよ
たぶん
炒め物でどうでしょね
おにぎらず、不義理
きのことピーマンの炒め物は、
塩胡椒とちょっぴりの醤油で味付け
ごはんのうえに
ソーセージを両端に
真ん中に炒め物
右から食べても左から食べてもいいよ
五黄の寅です、女将。
ここに書くまで、豪の寅か剛の寅だと思ってた……。
九星気学で最強の運勢の「五黄」と、十二支でいちばん運勢が強い「寅年」の最強のカップリング。
なんと、今年2022年がまた五黄の寅の年。
清子さん、誕生日おめでとうございます!
*このブログは握ったおにぎりの3ヶ月後に書いてます。ほんとの女将の誕生日は3月。