私達の場合は、作りたいゲームはあるのに、それを形にする為の「製作費」に制限があります
赤字が継続的に発生するとサークル活動が続けられなくなってしまうのです
だから、サークル活動を維持していく為にも頒布価格は、
とても大切だと私達は考えています。
頒布価格を決めていく際に、私達は3つの視点でバランスを見ていきます
①製作費にあわせる価格
これは、制作費を基準としてサークルが設定したい価格にし、さらに今後のサークル活動も行えるようプラスが生み出されるように設定していく価格の事です。
②一般参加者様にあわせる価格
一般参加者様が、手に入れやすい価格、すなわち安い価格にして手にとってもらいやすくする価格の事です。
③市場にあわせる価格
市場全体の価格をみて、他サークルさんを参考にしたり、似たようなジャンルのゲームを参考にしながら設定していく価格のことです。
この3つのバランスが整った、頒布価格が、継続的に設定できると・・・
この価格で、スムーズな頒布が行われると、製作費の面でサークル活動が安定してくると思っています
ちなみに、私達はゲームマーケット初参加の時、意識的に②に重きをおき、①については次回作以降考える事に決めて、価格を決めました
1500円に設定したのですが、1個当たりの制作費は1000円なのです
こちらの作品を、③の目線でみると、カードの枚数から1800円~2000円位が妥当な価格だなと、当時私達はそう感じていました。
この製作費1000円ですが、ゲーム箱や、カードの仕分けは、全部私達自身で行い、人件費を0円にしています。製作費として支払った価格のみの金額です。その他サークル参加費用、交通費、荷物の配達料などイベント費用は発生してしまい諸経費入れると赤字になります。
初回は、参加する事が大切だと思い
また、私達のサークルの名前を1人でも多くの方に知ってもらいたいと思い、あえて赤字を覚悟して金額を設定しました。
結果、初回はこの価格でよかったと思っています。
単発でしたら、この価格は大丈夫ですが、しかしこれを毎回続けてしまうと、サークル活動の継続が難しくなってしまうのです。
だから、長期的な活動をして行くために、3つの価格バランスを意識して、頒布価格を決めています。