ドエルアングル その6 | フェラーリ308GTB と ねこ のブログ

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土曜日の試運転の結果はまずまずで、特に問題はなかった。
 
翌日の日曜日、念のため点火時期の確認を行うことにした。
 
思い起こしてみれば、点火時期の確認は、三年前にエンジンをオーバーホールした時以来一度もしていない。
 
もしかしたら、狂っているかもしれない。
 
308の場合、点火時期の確認はフライホイールのマークで行う。
 
ところが、このマークが目立たないので、あらかじめ白ペンキでマーキングしておく必要がある。
 
前回の確認時につけたとは思うが、それからかなりの年月が経過しているので、消えてしまっているかもしれないし。
 
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圧縮による抵抗を軽減する為に、後ろバンク側のプラグを全て取り外す。
 
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ピストンの位置をを確認する為に、1番シリンダの中に長いドライバーを差し込む。
 
ドエルアングル調整の時と同様に、ボックスをクランクプーリーのボルトにかけて右回転させ、フライホイールのマークを探す。
 
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ところが、クランクプーリーはエンジンの右側、フライホイールは左側に位置している為、一人で作業するのは困難である。
 
そこで、良い方法を思いついた。
 
「デジカメでフライホイールを撮影し、その画像をモニターに写し、それを見ながらやれば良いのでは」と。
 
早速試してみることに。
 
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デジカメの固定には、カメラ用の三脚を使用。
 
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以前やっていたカラオケ事業で不要になってもらってきたモニターがあった。
 
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ちゃんと画像が映った。
 
ドエルアングル調整の時と同様に、ボックスをクランクプーリーのボルトにかけて、右に回転させる。
 
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しばらくすると白い線が現れた。
 
確認してみると、5,000rpmでの点火時期を意味する「A5|33°」の刻印が。

続く
 
※この場合の308とは'81年308GTB(日本仕様)のこと