チャージランプ点灯 その2 | フェラーリ308GTB と ねこ のブログ

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308ミーティングを目前にして、ひとつ気になることがある。
 
昨年の九月、ラジエターファンを交換した後、試運転を兼ねていつもの橋まで行った時のこと。
 
橋に向かおうとすると、夕陽が沈みかけていた。

 
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マリーナの前で冷却水温の変化を確認しようと停車した時、チャージランプがうっすらと点灯しているのに気がついた。
 
いろいろ試して見ると、どうもブレーキペダルを踏んだ時だけ点灯するようである。
 
その時はさほど大きな問題ではないと思って放置していたところ、昨年の308ミーティングで重大なトラブルになってしまった。
 
ミーティング当日は朝から生憎の雨模様であったが、あらかじめ点火系統をビニールでカバーし防水処理をしてあったおかげか、エンジンは終始好調であった。
 
ところが、会場の数キロ手前で突然ウインカーが点灯しなくなり、アイドリングも不調に。
 
アイドリング不調はいつものことなので、アクセルを軽くあおりながら走れば大丈夫であるが、ウインカーが点灯しないのはどうにもならない。
 
山中ならいざ知らず、都市部では危険極まりないことである。
 
路肩に停め、ヒューズボードのウインカーリレーあたりを点検するがだめであった。
 
次に関連している左側三本のヒューズのコネクタをいじっているうちになんとか復旧、ことなきを得た。
 
幸いにして帰路では発生しなかったが、途中から雨が上がりワイパーを使用しなかったためと考えられる。
 
今年も雨になる可能性があるので、抜本的な対策を施すことにした。
 
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チャージランプがうっすらと点灯するということは、写真の○印の部分とオルタネーターチャージランプ出力との間に電位差があるということである。
 
これは、回路内で電圧降下が発生していることを示している。
 
電圧降下が発生するということは、接触不良があるということで、大きな電流が流れると熱を持つのでますます悪化し、しまいには電流が流れなくなってしまう。
 
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あやしいのは、ターミナルボード、イグニッションスイッチ、ヒューズボードのうちのどれかである。
 
実は、ブログを始める前の2011年7月に一度点検と対策をしている。
 
作業前にバッテリと点火コイル間の電圧降下を測定したところ、バッテリ12ボルトに対して、点火コイル10ボルトと2ボルトもドロップしていた。
 
これでは、プラグがくすぶる訳である。
 
最初にターミナルボードの電圧降下を測定したところ、特に問題はなかったが、念のためスプレー式の接点復活剤をかけておく。
 
次にイグニッションスイッチの電圧降下を測定したところ、こちらがNGだった。
 
イグニッションスイッチを交換することも考えたが、どうせまただめになるだろう。
 
イグニッションスイッチについては、シトロエンBXで何度も痛い目に遭っている。
 
欧州車では、なぜか国産車のようなイグニッションリレーを装備していない車が多く、電装品を多用する夏季においては温度が上がりすぎて、内部のプラスチック部品が溶けてしまうのだ。
 
すると、接触不良になってしまう。
 
そこで、イグニッションリレーを追加することにした。
 
ホームセンターやカー用品店で販売されている汎用品で十分である。
 
出来れば電流容量の大きな物が好ましいので、30アンペアの物にした。
 
電装品屋さんで、ターミナルボードのコネクタ部で分岐(赤色)してもらい、それをリレーに入力。
 
出力(黄色)はヒューズボードの左から二番目に。
 
元々イグニッションスイッチ経由で左から二番目に接続されていた(水色)はリレーのコイル側の一方に。
 
リレーのコイル側のもう片方(黒色)はボディアース。

これで、イグニッションスイッチには大電流が流れない。
 
結果は、バッテリ12ボルトに対して、点火コイル11.5ボルトと1.5ボルトもアップ。
 
プラグのかぶりはかなり少なくなった。

続く
 
※この場合の308とは'81年308GTB(日本仕様)のこと