エンジンに力がない その15 | フェラーリ308GTB と ねこ のブログ

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信号待ちで停止していると、しだいにアイドリングが不調になってくる件の続きである。
 
前回は、点火コイルを元ついていた物に戻して、問題ないことを確認した。
 
テストランでもエンジンの調子は良く、温度が上がってからの高回転でもミスファイヤーらしき症状は全く発生しなかったが、まだ何かアイドリングがなめらかでないような気がする。
 
そこで、ボートに乗せてもらった日の夕方、キャブレターのバランスを確認してみることにした。
 
エンジンオーバーホール後にも何回かバランス調整はしているが、ここ最近はやっていなかった。
 
理由は、308の場合エアクリーナーをつけたままだと、手が入りづらくてとてもやりにくいからである。
 
特に、前側バンクの左右の調整はそのままだと不可能であった。
 
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エアクリーナーの蓋をはずし、ファンネルにキャブバランサーをあてる。
 
後ろ側バンクのキャブレターでは左右で若干のばらつきがあり、ちょっとだけ補正。
 
問題の前側バンクのキャブレターでも左右である程度のばらつきがあったが、やっとなんとかやり方を工夫して補正出来るようになった。
 
前後バンクのバランスも、何度か目分量で調整しているうちに狂いが生じていたようで正しく調整した。
 
点火系を改善したことで、燃焼具合が良くなった気筒があるからかもしれない。
 
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テストランは、いつものテストコースで。
 
かなりアイドリングが安定するようになり、はっきりと効果が確認できた。
 
なまくらしないで、時々キャブレターのバランスを確認する必要がありそうである。
 
続く
 
※この場合の308とは'81年308GTB(日本仕様)のこと