
信号待ちで停止していると、しだいにアイドリングが不調になってくる件の続きである。
プラグがミスファイヤしているようなのでプラグの清掃を行ったが、一向に改善する兆しがない。
プラグがミスファイヤしているようなのでプラグの清掃を行ったが、一向に改善する兆しがない。
それどころか、発進時にも「ボボボッ」という感じになり、とてもいやな感じである。
四月中旬に、アイドル・スピード・ミクスチャー・アジャスティング・スクリューを右に1/8回転締め込み4-5/8回転戻しにし、しばらくは調子が良かったが、最近はいちだんと気温が高くなって来たので、空気中の酸素密度がさらに低くなり、アイドル時の燃料が濃すぎるのではないだろうか。
日曜日には輪島ツーリングが予定されていたので、その前日の土曜日水温計の精度チェックをした後、キャブレターの調整をすることにした。
日曜日には輪島ツーリングが予定されていたので、その前日の土曜日水温計の精度チェックをした後、キャブレターの調整をすることにした。
キャブレターの調整をするには、事前に十分にエンジンを温めておかなくてはならない。
近所を一周するが、油温が70゜Cくらいまではすこぶる調子がいい。
ところが、その後油温が80゜に達した頃から例の「ボボボッ」が始まった。
最初に、アイドル・スピード・ミクスチャー・アジャスティング・スクリューを右に1/8回転締め込み4-4/8回転戻しにしてみる。
すると、さらに調子が悪くなりエンジンがストールしてしまった。
これではいけないと、今度は反対にアイドル・スピード・ミクスチャー・アジャスティング・スクリューを左に2/8回転戻し4-6/8回転戻しにしてみが、まだ調子が良くない。
少しずつ戻し、結局5回転戻しにしたら、非常に調子良くアイドリングするようになった。
早速、試運転に向かう。
残念なことに、高回転はいいのだが、低中回転が良くない。
例の「ボボボッ」がまだ残っている。
やはり、いくらなんでも5回転戻しでは、燃料が濃すぎる。
この日は夕方まで、いろいろとアイドル・スピード・ミクスチャー・アジャスティング・スクリューの調整と、さらにはスロットル・オープニング・アジャスティング・スクリューによりアイドル回転数の調整も試してみたが、ほとんど改善されず。
「このままの状態で、翌日輪島まで走れるのだろうか。」と、とても心配になった。
続く
※この場合の308とは'81年308GTB(日本仕様)のこと