子供の習い事の定番といえば、クラシック!ピアノ!
これは、全く否定しません。もしも、お子さんがクラシックやピアノが大好きならぜひ
習わしてあげてください☺️
音楽的な素養や感性を育てる上でもとても大切だと思っています。
しかし、今日のテーマはなぜポピュラー音楽なのか?と言うことですね。
前提として、私は習い事はどんなことであれ、お子さんが興味を持ったものをやるのが正解だと思っています。子供の教育をどう捉えるかは色々な学説によって異なるかと思いますが、
私が大切にしていることは「自分で選び、自分で失敗と成功を経験する」ことです。
私は音楽教育において主体性を中心に置くことを大切にしています。
日本の中の教育機関にいると、「正しい答えを出すこと」「間違わないこと」が優先される文化であり、テストでどれほど「『正しいこと』を書けるか」と言うことが問われています。
大学生まで、子供から大人になるまで、問題に対して「決まっている正しい答えを出す」ことが求められているのが日本の教育の現場です。
しかし、大学生が終わるとどうでしょうか?
社会に一度出てしまえば「正解が決まっていない世界」にポツンと置かれて、自分で主体性を持って働くこと、正解を見つけることを求められます。
日本の学校教育で培われてきた技術と全く逆の能力を求められてしまうのです。
ある、テレビ番組で、スカイグループ(ガストなどのグループ)の社長が、
「社内では大卒は出世しません、むしろバンドマンをしていた人だったり、高卒の方の方が出世します。」と言うコメントを出していました。
その時、私はなるほどなと思いました。
多くの人はバンドマンが非合理で、不確かな道を歩く人々だと思っているかと思います。
特に音楽を学ぶ上でポピュラー音楽を選ぶなんて、どうだろうと思う方もいるかもしれません。
しかし、考えてみてください、会社に入ったり、出征したり、誰かよりも多く給料をもらうと言うことは「誰でも知っている答え」ではありません。
このように、矛盾や不条理などを通り押して、「生きていく」ためには「自分で決断して、自分で失敗してきた人生」が最高の先生になってくれるのです。
クラシック教育では正解と不正解がわかりやすいのはいいことですが、同時に、あるお子さんにとっては自分で考えるのをやめてしまう人もいます。
ポピュラー音楽では自分で考えることと、正解と不正解の間で生きていかなければなりません。
特に中高生が持っている情熱と、失敗を乗り越えるメンタリティーを育て上げることができれば、どんな人生でも生きていけるのではないかと思わされます。
私はアメリカで生活をしていて、日本の大学生とアメリカの大学生の違いは「主体性」だったとよく思わされています。
今日は主体性がテーマでしたが、また精神性についても書きたいと思っています!
お読みいただきありがとうございました!
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