ここは猿の惑星
帰ってきたら知れぬ処へ
猿が先か 人間が先か
人間が先か 猿が先か
分からぬことに戦々恐々
非難轟々 喧々諤々
相手も見ていられない自由は
廃墟となり砂に埋もれた
ところ変われば全て変わり
時代とともに言葉は変わり
ひとそれぞれに観念は変わり
分からないことは分からないままに
はんかな知識と半端な理念の元に
裁き裁かれ 血なまぐさい世界
未だに争いは終わらない
理解できないものは
理解できないから
理解できない訳で
どこまで行っても話は通じず
嘘だと決めて
嘘だだと叫ぶ
ぐるぐるまわる終わりない思考と
彼方此方歩き回る旅路に別れを告げるなら
越えられない壁がそびえ立ち
墓場への道が続いているだけ
テメーの固定観念に縛られていることに気づかず
宇宙の果ても見えず
探すことすらしないなら
言葉も使えず
頭もまわらず
気持ちも伝わらず
迷い迷い続ける此処は
天国か地獄か
まわり回り続ける此処は
猿の惑星
猿の惑星は
グランドサークルにつながっていて
過去と未来が混ざり合い
どこに向かっているのか
わからなくなり
自分さえも
わからなくなり
結局なにもわからなくなり
ただ路頭に迷う