インフレの影響で
1947年3月
1ドル=50円
1948年7月
1ドル=270 円
1949年
1ドル=360円
こんな為替の動きをしていました。
そして
2011年
1ドル=80円台
1ドル=76円台(2011年9月22日)
スゴイ円高ですよね。
円高は、円の価値が上がること
1960年頃(僕の子どもの頃の話し)
かけそばが、1杯60円くらいだったと思います。
当時 1ドル360円。
米国で
ホットドッグが、1本60セント(219円)。
かけそば、3杯半食べられる金額だったのです。
米国で日本人が生活するには、たいへんなお金を持っていかねばいけなかったわけです。
円高の反対は、円安。
円安は円の価値が下がることですね。
車を輸出する場合
100万円で販売する車が有ったとします。
100万円の車を輸出。
車の販売会社に1万ドルが入金。
1ドル100円時、
日本の銀行で1万ドルを円に換金すると、手数料は別として100万円が販売した会社に入ってきます。
では、
1ドル80円の時は?
車の販売会社に1万ドルが入金。
日本の銀行で1万ドルを円に換金すると、手数料は別として80万円が販売した会社に入ってきます。
100万円の車を売ると、
80万円が入ってくる。
これって、
20万円が減っている。
これが、
為替マジック。
すなわち、
輸出は円高で利益を圧迫するんですよね。
ちなみに、
トヨタは1円 円高になると、数百億の損失が出るとのこと。
例
米国でプリウス1台2万ドルで販売したとします。
1ドル100円場合、日本円にして200万円の売上となります。
これが1ドル80円になった場合の同じ2万ドルでも、日本円では160万円の売上です。
つまり、トヨタにとって為替が円高に動くと円安時よりも日本円に換算した場合売上額が目減りしてしまいます。
トヨタでは1円 円高になるだけで350億円以上の利益がマイナスになるそうです。
もちろんトヨタだけではなく、輸出産業の殆どがほとんどは円高によって多大なダメージを受けてしまうのです。