子どもの頃の夢は、カルディのワイン棚で

飲むほどエモい赤ワイン


初めてワインを知ったのはいつだろうか


おしゃれなグラスに宝石のようにはめ込まれた赤い液体

テレビで見た時は、どんな飲み物なんだろうと思った


初めて実物を見たのは、外食に行った時だ。

近くのテーブルで、スーツ着たおじさんが飲んでいた気がする


どんな味がするんだろうと想像した。

きっとすごく美味しんだろうな、大人の味ってのがするんだろうなと漠然と夢見ていた


そんな夢は、大学生のとき打ち砕かれる。

初めての赤ワインは添加物の味だった



その後、色々とあり、赤ワインを楽しめるようになったが、

気づけば子供の頃のことは忘れていた。



久々に、カルディのこのワインを買って飲んで気づく

「あれ、これ子供の頃夢見たワインそのものやん!?」


なんと甘いのだ

ただ、甘いだけではない、豊かな甘味

上等なこし餡のように上品でシルクのような甘さ


ワインらしさはありつつも優しい酸とスパイス香が

おりなす夢のような飲みごごち

そしてSIBUMIもまろやかに存在している


チョコレートのようなまろやかさと若干のほろ苦さがさらに甘さを強調している


以前飲んだときは気が付かなかったが、

これはまさに子供の頃夢見たワインそのものだ


そう思うと、途端にこのワインが愛しく大事に思えてきた。

エモさに感動しながら飲んだ今年の4位