すでによく聞く話ではありますが
健康な人と病気の人の違いって何でしょう
肉体が健康であること?
では、肉体的には病気を抱えているけれど幸せそうな人は?
逆に、肉体は健康だけど、いつも悩んだり引きこもったりしている人は?
健康であるということは、肉体的に健やかなことだけが条件ではないということがわかりますね
ここに関係してくる健やかさとは、精神的健やかさ、社会的健やかさ、スピリチュアル的(自己存在)健やかさ、です
私は看護師としての仕事を通して、この部分がどれほどその人の生活の幸福度に影響しているかを実感しました
どんな人にも一番身近でサポートすることができる仕事が、訪問看護でした
たくさんの治らないとされている病気の方を訪問しました
その中でも、幸せを実感して生きていらっしゃる方にたくさん出会い、たくさん感動をもらいました
その、訪問看護の中で、
人生の、もしくは幸せの、答えを見つけるために、外に行かなくても良いんだということ
環境を変えたり、自分の周りの人を変えたり、しなくても
今必要な答えは今ここで見つけられるんだということ学びました
そのサポートをしたくて、やっぱり訪問看護を続けていきたいと思うのです
自宅で療養生活を送るということは、一人では間違いなく困難です
家族や、様々なサポートを利用していきます
医師、ケアマネジャー、看護師、介護士、リハビリ、歯科医師、歯科衛生士、栄養士、デイサービス、ショートステイ、訪問入浴、配食サービス、福祉用具、介護タクシー、
ざっと上げるだけでこれだけの職種や部門があります
これらが上手に連携できることが、利用される方の生活が良く安定することにつながります
この中でも一番のポイントは、医師(病院)との連携
主治医の考え方次第で大きく変わります
先日、東京で訪問診療の診療所を開設されていらっしゃる、佐々木淳先生の講演会に参加してきました
在宅医療のトップランナー
雑誌『Forbes』の表紙になられたり、最近注目のドクターです
先生の考え方にとても共感する部分があり、数か月前に先生が長野にいらっしゃると聞いて、
もうウキウキるんるん
一緒に写真撮っちゃった
やっぱり佐々木先生のお考え、大好きです
講演会を設定して下さったケアカフェ長野のみなさまに感謝します
メメント・モリ
人間はいつかかならず死ぬ
だから死ぬということ、
病気やけがをするかもしれないということは
どこかで受け入れるときがくる
その中でも、精神、心、自己存在が健康であれば、本人も家族も幸せで最期まで迎えられると私は思っています
やっぱり私はそのお手伝いがしたくて訪問看護をしてたんだよな~
と初心に返ることができました
ありがとう