出光佐三、美の交感 | かよちゃんのブログ

かよちゃんのブログ

念ずれば花開く~人生苦もありゃ楽もあるさ?~

出光美術館で

『出光佐三、美の交感』を観てきました



板谷波山といえば

重要文化財になっている

「葆光彩磁珍果文花瓶」が有名です


今回は

出光美術館がお持ちの

板谷波山が沢山出ています


葆光彩磁も勿論のこと

白磁もありましたし

びっくりするくらい鮮やか色の物もありまし


板谷波山をまとめて観たのが初めてで

すごく感動しました

葆光釉を使ったつや消しの淡い色が

とても好き

刺さりますね

(それとは別で玉葱が面白かった、欲しい→無理〜www)


ポスターに使われている

小杉放菴の絵「天のうずめの命」は

タンカー船(日章丸)の進水のお祝いだそうで

船長室に飾られていたそうです


笠置シヅ子さんがモデルというのに驚き

確かに歌って踊るシヅ子さんに見える


小杉放菴は麻紙を好んだそうで

そのザラザラした感じが絵に出ています

「水郷黄昏」も麻紙に描いたもので

木の枝がザラザラ感で表現されているのが

素敵でした

水辺に子供が遊ぶのも良かったです


最後の最後に展示されていたのが

「銘 命乞い」という天目茶碗


板谷波山は

芸術的良心が許さないものは

割って捨てるらしく

勿体無いと言って出光佐三が

命乞いしてもらってきたものだそう

なので箱書もない

そこで出光佐三が

その経緯を箱書しているという面白い話

(赤が入った素敵な茶碗です)


今日

板谷波山に魅入られた私…