- ゆれる [ オダギリジョー ]
- ¥3,229
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【WOWOW 録画】
ジャンル 人間ドラマ
気分 しみじみと感動できます
製作年/国 2006年/日本
配給 シネカノン=「ゆれる」製作委員会
時間 119分
公開日 2006年7月8日(土)
監督 西川美和
本年度のカンヌ映画祭でも大きな話題を呼んだ
西川美和監督の長編第2作。
練り上げられた物語は家族の崩壊と
再生をじっくりと見つめ、骨太な仕上がり。
オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀ら
出演者の魂の入った演技も見応え十分だ。
(ぴあ映画生活)より
なんて、深い映画なんだ。
俳優陣の熱演は、もちろんのこと、
西川監督の、完成度の高い脚本、研ぎ澄まされた演出に、脱帽。
30代前半の女性監督が撮った作品とは、とても思えないのだ。
チョットしたカットにも、監督のセンスが満載。
例えば、倒れたとっくりから、兄役の、香川照之の足に、
したたり落ちる酒。
法事の料理の、鯛の目のアップ。
ドアを閉める振動で起きる、暗室の現像液の波紋。など、
どれもこれも、意味深なのだ。
『蛇イチゴ』と、『ゆれる』を観て解ったことは、この監督は、
最終的な結末を、あえて描かないということ。
その後のストーリーは、観る人にゆだねるというスタイルなのだ。
が、しかし、この作品の、ラストシーンは、
どんな未来を暗示しているのだろうか。