こんにちは、ストレスレスな育児論を伝える現役保育士のかなりんです。

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年明けから4月入植を目指して転職活動をしてまるまる2か月。

ようやく希望の職に就くことが決まりました。

その経緯を振り返ってみたいと思います。

 

当初、4月からの正職員を探し、1月に2園の面接を受けました。

うちひとつの園から内定をいただいたのですが、自分の理想とは違う環境であったため、そこはお断りして引き続き園を探すことに。

最初に保育士転職サイトから紹介を受けた希望の給与条件を引き下げ、自分でも探しました。

 

最初に内定をいただいた園から、ある自治体は保育士給与に補助が出るとの情報を聞き、その自治体にある園を探したところ、まさに理想の園を見つけました!

すぐに応募したい旨を転職エージェントさんに伝え、面接をセッティングしてもらうことに。

しかしながら、そこは認定こども園。

現在、保育士資格しか持たない私は正職ではなくパートでの採用になることを聞き、最初は落胆しましたが、保育内容や環境がドンピシャだったその園をどうしても訪問してみたいとの思いからパートで面接を受けることにしました。

同時に正職になるための道筋の可能性も調べました。

 

こども園の職員になるには、保育教諭の資格が必要なのですが、ぎりぎり2025年度までなら保育士資格(あるいは幼稚園教諭)を持っている人なら特例措置で保育教諭の資格取得が短期間で出来るということを知り、その方向で動くことに決めました。

今までの在職していた園に連絡し、在職証明書の発行が可能かどうか問い合わせたところ、記録が残っているとのことで可能であることを確認。

もう10年前のことだったので、記録があるかどうか不安だったので安心しました。

現時点では資格取得の時間数には足りないのですが、今年度で達成する見込みがあるので申請資格があることが分かり一安心。

保育教諭取得の意思をエージェントに伝えたところ、ほかの園の面接も勧められ、合計で4園の面接を2月前半まで終えました。

 

4つの園を受けて、最終的には3園の内定をいただくことができました。

2か所が正職で、一か所がパート職員。

待遇で考えると正職を選ぶべきなのでしょうが、私は自分が自分でいられる、心からやりたいと思える保育環境があるところで働きたいとの希望が一番でしたので

パート職員として、保育理念と保育環境が理想的な園に入職を決めました。

 

その園での面接はとてもワクワクするもので、園長先生との話が盛り上がり、目指す保育の姿が共感できるものばかり。

読んでいる保育の本や、憧れの先生なども一緒で、ああここで働いたら楽しいだろうな、やりがいがあるだろうなと未来を描くことができました。

さらに自然とともに子どもたちと過ごしたいと願っていたら、園庭をビオトープ化する計画がはじまったばかりとのこと。

これから一緒に園庭づくりにも参加できるとあって、もう心は打ちぬかれました。

 

そして晴れて入職が決まり、先日書類作成へと園へ赴きました。

手続きを終えて、4月からよろしくお願いいたします、と別れて。

これからの新生活に心躍らせていたら・・・

翌日、園から正職員としてどうですか?との連絡をいただき

4月から晴れて正職員として入職が決まりました!

 

園の規模、園の方針、園の環境、すべてが理想の職場に出会えました。

通勤は車で30分と、今の園からは遠くなりますが、通勤時間も一人の貴重な時間。

4月からの新生活が楽しみでなりません。

妥協せず、自分の希望を掘り下げた結果、出会えた職場だと思っています。

 

転職活動は優先事項をはっきりさせることが成功の秘訣だと感じました。

4つの園を見て、こういうところがいい、こういうところが嫌だと

実際に見て、聞いて、話してみて、見えてくるものがありました。

 

絶対にゆずれないことは外遊びの充実と子ども主体の保育でした。

自分の子育ての中で森のようちえんで過ごした日々がやはり理想だったのです。

そして森のようちえんの学びの中で出会った様々な保育者の在り方に

ああなりたいとモデリングする方がたくさんいたこと。

でも森のようちえんという形態は私の居住する地域にはなく

まだまだ発展途上のジャンル。

そういう中で歴史ある園が新しい保育スタイルを目指して変わり始めている。

そんな園に出会ったこと、本当に奇跡的で感謝です。

 

今までの経験をまさにフルで活かせる環境と出会えました。

自分の力を信じて、全力で保育に取り組んでいきたいと思います。

 

まずは、今の園の子どもたちと

残りの時間を精いっぱい過ごすことにも集中。

 

春はすぐそこ。

出会いに感謝。

別れにも感謝。

新しい季節のはじまりです。