こんにちは、ストレスレスな育児論を伝える現役保育士のかなりんです。
私は第一子を産んだときはまだ保育士ではなく都内の会社に勤めるサラリーマンでした。
産休明けで仕事に復帰し、主人が一年間の育児休暇を取ったのち、息子が1歳になった4月に保育園に預け始めました。
その時は、こんな小さな息子を親元から離して預けることに罪悪感が沸いて、最初のころは朝預けると涙が出てきたのを覚えています。
もっと一緒にいたいとも思ったし、パパママべったりな子が離れて大丈夫かどうか心配でした。
そんな親の心とは裏腹に、息子は保育園でのびのびとたくましく育っていきました。
家ではできないと思っていたことをやっていたり(自分の持ち物を自分のロッカーから持ってくる、しまう)
お友達のまねをしてトイレに座るようになったり
年上のお友達にやさしく遊んでもらったり
歌も言葉もどんどん増えていったり
家にいるだけではきっと得られなかった体験をしていると実感できました。
逆に私は子どもと離れる時間があることで、自分の時間も確保できて、自分や将来についてしっかり考えることができました。
お互いに保育園に通うことは良かったんだとやっと思えたのです。
保育士になって、今度は預かる立場になっていると、また別の感情が湧いてきました。
預ける親御さんに対する感謝です。
大事なお子様を預けてくれること。
その子と出会えたのは産み育ててくれた保護者さまと園に預けてくれたおかげ。
子どもを預けてくれるおかげで、雇用が成り立ち、仕事ができて、お金がもらえること。
子どもを通して私たちを成長させてくれること。
これはもう立派な社会貢献じゃないですか!!!
親として子どもを預けるときには気が付かなかったけれども、保育者として子どもを預かる立場になって気づいたことです。
世の中のお父さんお母さん!
お子様を私たち保育士に預けてくれてありがとうございます!!!
毎日、この気持ちで仕事にのぞんでいます。
今、目の前の子と出会えたこと、関われたこと、そのことがもう宝物です。
まず子どもを産み育てることで立派な社会貢献。
その子を預けることで、仕事を生み、その子と関われる人が増えるという幸せ。
子どもは周りを幸せにする存在です。
その輪を広げてくれてありがとうと、いつも思っています。
それはわが子に対しても。
わが子もきっと関わる人多ければ多いほど、幸せの連鎖を広げることができると信じたい。
だからどんどん世界を広げていってほしい。
もし昔の私のように、子どもを預けることに罪悪感を感じたら
この記事を読んで、こんな考え方もあるんだ!と
感じてもらえたらうれしいです。