ど素人骨董商の正体バレル?
昨日は、高校時代の友人から連絡があり、「お前、骨董屋に勤めてるらしいな。うちに香炉があるんで買ってもらいたいんだけど、いくらで買ってくれる?」との事。
ド素人のくせに、さも知ってるかのように装い「ああいいよ。香炉といってもピンからキリまであるんで、現物を見せてもらわないと値段は出せないなあ」と言う僕。
「じゃうちに見に来てくれ!」と友人。
早速、友人宅へ。
「おう、見事な香炉だね」と分かっているかのようなフリをする僕。
友人は「いくら?」。
えーーーどうしよう。いくらと言えばいいんだろう。心臓がドキドキしてくる。
「こんなの初めて見たし、いくらにすればいいんだろう」心の中で葛藤する僕。
しかし、ここである考えを思いついた。
「うーん。僕の経験からいって、こういう物はネットオークションに出したほうが高い値段がつくと思うよ」という僕。
「そうか!俺はオークションのやり方も分からないんで、お前がすべての作業をやってくれたら、売上折半でどう?」と友人のほうから言ってくれた。
これは助かった!!!ラッキーーーー!!!
「折半か、出品作業は大変だし、落札されてもそれからメールのやり取りや、商品を送ったりと手間がかかるんだよね。でも、まあ友達なんで折半でいいよ」とさもこちらが折れたような態度をする僕。
「まあこの香炉なら、2・3万はいくと思うよ」とまだ見栄をはりつづける僕。
「じゃ、頼むわ!」友人。
ここで契約は無事まとまりました。なんとか、ど素人骨董商という本性を隠せたかなーー。
さて、オークションの出品するその香炉はどうなるのでしょうか?
(つづく)