オプーナ「最近しばらく続けている、『NVDAプチ暴落後の反発期待で、紙くず化直前のコール全力買いギャンブルにエントリーしようかどうしようか』というお話ですね」
スライム「そもそもは本命株・NYMXに次のニュースが来て大アップしてしまう前に、最後のチャンスでNYMXのコールの積み重ねをしておきたいと思っているのです。とはいえニュースは『数週間後に…』という話だったんでまだ時間はありますから、最近入金した微妙な額の余力を、いいタイミングで下落してくれたNVDAのコール買いで増やしてからNYMXに突っ込みたいと思っている感じです」
オ「テクニカル指標的には非常に良くない状況のNVDAですが、本日はどうでしょうか。
昨日は冴えない中にあって前日比プラスで取引を終えていましたが、その勢いを維持できたのか、本日も前日比プラスで始まりましたね」
ス「フフフ騙されんぞ、テクニカルを確認したら、昨日の終値に伴いさらに弱気指標が増えていたからね、そうそう都合よく上がり続けはせんのですよ。
…きっとNVDAはすぐ下落する！下落した時に低価格でコールをすくえるよう、注文を出しておくとしようぞ！
ふむふむ、買い増しを狙っている、既に保有中の行使価格120ドルコール、現在Bidは0.02ですか。じゃあ、約定は難しいだろうけど物は試しということで、0.03ドルでの買い注文だ！！オラァッ！」
オ「500枚の買い注文ということで、これは結構な枚数ですね。現在のBid（＝買い入札最高提示価格）より高いので、スライムさんの注文がBidにはなりますが、Askとの差も大きいため、さすがに即約定はしないでしょう。株価の下落待ちですね。
注文中を示す青三角形が付きました。…ちなみに大した話でもありませんが、最近の記事でこの保有中のコールは『10枚購入済み』とずっと言っていましたが、買いポジションを示す緑三角形にマウスオーバーすると出てくる保有枚数を見たら、12枚購入していました。お詫びして訂正します。記事も修正しておきました」
ス「10枚買ったつもりだったのが12枚買っていたとは、2枚得したね。
…まぁそんなことはともかく、きっとNVDAは下がる！大きく下がって、コール価格0.03ドルという極安価格での約定を希望だ！」
オ「市場開始から25分ほど経過、珍しくスライムさんの予想・希望は当たり、NVDA株価は前日比マイナスに転落しています。
…しかし、大きく下がってはいませんから、オプション価格が落ち着いた今、スライムさんの入札価格0.03ドルは、Bidではなくなってしまいましたね」
ス「まぁ、待とう。昨日は株価2ケタに突入したら、0.03ドルでの約定も何度かありましたから、1日経って満期までの残り時間がさらに減った今、株価がもっと落ちれば約定する可能性はさらに高まるはずでしょう」
オ「時刻は10時10分を回った所、2ケタ株価になりましたね。
…しかし、コール価格は一向に下がってくれません」
ス「何でやねん。早よ下がれよ」
オ「さらに時間は過ぎ正午、若干株価は回復したものの、未だ前日比マイナスであるというのに、コールは軒並みプラスのままですね」
ス「早よ下がれよ」
オ「さらに40分程経過、さらに株価は回復基調です。とはいえ株価自体はまだ前日比マイナスであることには変わりない状況なわけですが、面白いことに、表示されているコールの全商品、前日比プラスになっていますね」
ス「早よ下がれよ！…って、何やねんコイツ、株価が下がって、昨日から時間もかなり経って時間的価値も減っているんだから、前日終値よりコール価格が上がるなんて物の道理に合わんでしょう！これは不思議だ！！」
オ「確かに、紙くず化直前のディープアウトオブザマネーのコールであれば、ダメ元の不当に高いAskが入ったりで前日比プラスになることはままありますが、現在株価とそんなに離れていない行使価格のコールも、特にボラが大きくなった訳でもないのに、株価がまだマイナスのこの時点で軒並み前日比プラスになっていますから、これは若干不思議な値動きですね」
ス「つまり、記事タイトルに挙げた通り、これはNVDAが上がっていく予兆であるということ？少なくとも、市場の声は、コール価格が軒並み上がっているんだから、株価の上がりを期待している向きが強いということだよね」
オ「オプション板の状況をそのまま受け取れば、そうとも言えるかもしれませんね。ただし、市場の期待などあっさり裏切られるのが相場の世界ともいえます。
…しかしそれから10分程度で、NVDA株価は前日比プラスに復帰しましたね。ここまでは、市場の期待通りに動いたという形でしょうか。コールはどれも文句なく値上がりし、プットはほとんど前日比マイナスに転落しつつあります」
ス「うーむ……手を出しそびれてしまった気がするけど、ここで『遅れてなるものか…！』と無闇に突っ込んだら、週が明けて来週、あっさり絶望の淵に立たされることになる気もするんだよな…。踊らされてはいけない…。
少なくともテクニカル指標上は、現在NVDAは最悪の状況だし、この上がりが続くとも思えんからね、今しばらく様子を見ようか」
オ「それが良いでしょう。オプション価格自体は、時間が経てば経つほど落ちていくのは間違いありませんので、オプション買いエントリーを慌てて行うことは得策ではありませんからね。
もしこのまま株価が高騰を続けてエントリータイミングを逸してしまったら、その時はまた別のタイミングを待てばいいだけのお話です」
ス「まぁ、NYMXのニュースがいつ来るか分からんから、あんまり待ってる暇もないとも言えるんだけどね。
ともかく、一度上がった株価が、その後またガツンと下がっていけば、いい加減コールも値下がりすると思うんだけどな。…まぁ、午前中がまさにそんな展開だったのに、コール価格はあんまり下がらなかったような気もするけど」
オ「それから10分程経過、午後1時を回り、再度NVDAは前日比マイナスに転落していますね。しかし、コール価格はなかなか下がりません」
ス「早よ下がれよ！」
オ「午後2時になりました。株価はそれなりに下がり続け、アットザマネー（現在株価）に近い行使価格のコールは少しずつ下がり始めましたが、狙っているディープアウトオブザマネーコールは全然下がってくれませんね」
ス「早よ下がれよ！！」
オ「結局、今日はこのまま似たような感じで終わりました。株価はずっとほぼ横ばいどころかマイナスであったのに、コール価格はむしろ上がったものも目立つという不思議な日でした。こちら市場終了時のオプション板です」
ス「ふ～む。結局今日も手は出せずでエントリーならずでしたがね、このコール価格の推移は結構面白い値動きでしたね。満期もそれなりに迫ってきた所で貴重な1営業日が経過し、株価も前日比マイナスに甘んじたというのに、ディープアウトオブザマネーとはいえコール価格がちょこちょこ上がるとは！これはやはり、NVDAの反発を期待する向きが強いと考えていいのかな…？
月曜日どう動くのかが実に興味深い、エントリーはしていないけれど、これはいい経験になりそうです」
オ「月曜日以降の動きが楽しみですね」
【本日の最注目銘柄】
ス「今日は決算カレンダーを見ても決算報告の企業が１社もないという日だったね。他に面白い値動きのものもあまりなかったし、またCBIO (Catalyst Biosciences) に着目しておこう」
オ「先週注目した爆上げバイオですね」
（先週の記事）
2017/03/28 血液バイオが株価約3倍の爆上げ……即反発下落がありそうだが、果たして…
ス「プットを買わなかった時に限って即暴落していたんだけど、今日も米国市場ワースト2位の大下がりだったよ。
ちなみに値下がり率ワースト1はここ最近スーパー乱高下し続けている船舶輸送・DRYSだったけど、以前超アップしていた時からずっと、オプションの扱われ始める気配は一切ないので、僕は手を出す気にはなれないな」
オ「行使価格7.5ドルプットなんかは、先週爆上げの日でプット価格0.5ドル程度でしたから、これを買っておけば、現在ものの1週間で投入資金が4倍程度になっていた形ですね」
ス「もう7.5ドルプットまでもがインザマネーに入ってしまったのか。実はプットを買わなかったというか、買いたかったのに余力がなくて買えなかった、ってのが正しいんで、その意味では余力さえあれば掴めていたチャンスを逃しちゃって残念ではあるけど、この経験をぜひ今後の参考に活かしていくようにしたいね」
オ「次似たようなバイオが来たとして、それも同じように即暴落するとは限らないのが難しい所ではありますね」
オ「本日NYMXは下落で最近の続伸は小休止、あっさり通算損益は大きくマイナスに戻りました」
ス「よかよか。むしろ、もっと大きく下がって、買い増し予定の来年満期・行使価格4ドルコール（55枚保有中）がもっと安くなって欲しいね。
…というかよく見たら、今日は結構株価が下がったというのに、このコール価格はむしろ上がっているじゃあないか！一応インザマネーコールなのに、株価が結構大下がりしたというのに評価額が上がるとは、これも結構すごいね」
オ「満期までは超長期間ありますから、NYMXへの期待の表れかもしれませんね」
ス「まぁ含み益なんてホントどうでもいいので、ニュースが来る前にもう一回買い増ししたいから、ぜひどんどん値下がりして欲しいところだ」
オ「本日のNVDAのアウトオブザマネーコールの価格アップも、NVDAへの期待の表れなのでしょうか…？週明けを楽しみに待ちましょう」
ス「NVDAもコール買い増し前だから、僕はNVDAにも下がっていただきたいね。僕がコールを全力買いしたら、その時は満を持して一気に反発爆上げする形でよろしく」
オ「相変わらず何とも自分の都合しか考えていない勝手な意見ですね…。エントリー前に大上がりしてしまっても損失を被るわけではないので、気楽に構えましょう」