スライム「やっぱりせっかく通算損益がまたプラスに転じたんで、記事タイトルにはそれを載せましたが、別に新しいニュースが来たわけでもなく、さらに通算損益プラ転といっても単なる含み益ですからね、騒ぐほどのことじゃないんだ」


オプーナ「本命株・NYMXですね。本日もそれなりに大きく上昇していました。
   またいつものように最後に通算損益画面を貼りますが、昨年の市場営業最終日・12月30日にマイナス50261.43ドルだった通算損益は、本日年明けから3か月と少し経った時点でめでたくプラス1831.84ドルになりました」


ス「しかし、ハッキリ言って想定外だね。次のニュースが来るまでは行ったり来たりでむしろ株価は下がると思っていたから、ニュースが来る前にコールオプションを安く買い増ししておきたかったのに、最近の上がりで保有中のコールはもう購入済み単価を超えてしまったからね、ちょっと遅かったか…」


オ「しかし、ニュースが来るまではまた下落することもあるでしょうから、いいタイミングを逃さずエントリーが出来るよう、余力を増やしておきたいことに変わりはありませんね」


ス「ま、NYMXはただ動いただけだ。ちょっと遅きに失した感はあるけれど、僕は今手持ちの余力を増やすことを目指している最中だからね、そちらの話をしましょう」


オ「紙くず化直前・オンボロNVDAコールオプションの全力バクチ買いに挑戦しようか迷われているスライムさんですが、本日はどうされたのでしょうか」


ス「市場が始まる前の、時間前取引では前日比プラスっぽかったんですがね、始まってみたらまたマイナススタート、あっさり2ケタ株価です」

 


オ「やはりNVDAは不調ですね。それでもなお、ボロオプション買いにチャレンジされると?」


ス「夢が詰まってるからね、ボロコールギャンブルには。NVDAは冴えない動きが続いているけど、やっぱりすぐに復活するタイプの銘柄だと思うんだ。TSLAみたいにね。根拠は何もないけど」

 


オ「言ってるそばから市場開始後10分時点で、前日比プラスに復帰しています」

 


ス「まぁ、こんなのはフェイクというか即転落するのは目に見えていますがね」


オ「そう思うなら、値下がりしているプットオプションを購入してもいいのではないですかナ」


ス「しかし必ず落ちる保証もないからね。ここから大きく下がるよりも、大きく回復上がりをする可能性…の大きさはともかく、動いていく余地の大きさは上がり向きの方が遥かに大きいと思うので、やはり僕はボロコール大量買いをしたいのです」


オ「なるほど。私は、そういうギャンブル投資は絶対にやめた方がいいと何度でも主張し続けますが、これはスライムさん自身の投資ですから、ご自身納得行くようにやるしかないですね。

 

…さて、先ほどから2分経過して、株価は未だ上昇していますが、目をつけている行使価格120ドルコール(12枚保有中)は、前日比マイナスになっていますね」

 


ス「さっきまでは市場開始直後特有の、デタラメな、かなり高めのAskが入っていたのが、この時点で落ち着いたようだね。やはり、この程度の株価アップでは、時間的価値というか残り時間から考えて、株価が行使価格まで到達する期待値は極めて低いから、コール価格は全然アップしてくれない感じだね」


オ「株価がさらに+1%、+2%と伸び続ければ恐らくコール価格も伸びていくでしょうが、この程度ではほぼ前日比同値ですしね。


   さて、時刻は午前10時も回りましたが、案の定NVDAは前日比マイナスに転落、あっさり株価2ケタドルに逆戻りです」

 

 

ス「まぁそれはそうなると思ってたけどね、コールがどこまで下がってくれるかだな…。
   言うまでもなくコール価格の最安値は最小入札単位である0.01ドルなんで、これで買えたら最高なんだけど、よく考えたら、0.01ドルで売る人なんていないような気がするよね。利益の出る形で買い戻すことも出来ないし、僕なら、まだ時間は残っているというのにそんなゴミのような価格で売ったりなんて絶対しませんもん。

 

   そこで、上の画像ではより高い行使価格の方も見てみたわけですがね、やはり、どんなに行使価格が離れても、Askには0.04しか入っていないんですよね。
   つまり、あまりにも株価と離れてしまった紙くずコールは、0.01ドルとか0.02ドルとか激安価格で買えるという状況ではほぼなく、もうコール価格が低すぎて売りたい人も出て来ず、見向きもされない状況になっている、っていうのが普通なのかもしれないね」


オ「もちろん直近取引価格 (Last) に0.01ドルが付いている商品がチラホラあることからも分かる通り、絶対に約定させることが不可能ということはないでしょうが、上手いタイミングで、Askにぶつける形で確実に0.01ドルで売ってもらうのは至難の業かもしれませんね。

…もっとも、単に表向きはAskが0.04になっているだけで、例えば最高行使価格である210ドルコールに0.01ドルの買い注文をぶつければ、恐らく間違いなく約定するとは思いますが…」


ス「ともかくあまり安い価格では約定が難しそうなのは間違いないね。そう考えると、そろそろ現実的に買える最低価格に近いとも言えるので、今の内に買っておいてもいいか…?」

 


オ「さらに5分ほど経過し、株価はあっさり98ドル台に突入、行使価格120ドルコールはBid 0.03のAsk 0.04になっていますね」

 


ス「直近取引価格は0.03ドルか。0.03ドルならもう十分かな?0.02ドルで買えれば取得単価はさらに30%以上も下がるけど、上で考えた通り、さすがに0.02ドルでの約定は難しいでしょう…。

   しかし、現在Bidが0.03ドルだから、0.03ドルで買える保証はないし、注文を出しても中途半端にほんの少しだけ約定してしまうパターンもあるね。Askが0.03になるまで待つべきか、しかしさっき見た通り、クソ高い行使価格ですらAskが0.04だというのに、Askが0.03になることなんてあるのか…?」


オ「悩んでおいでですが、どうなるかはフタを開けてみないと分からないのが実際でしょうね」


ス「まだ下がる気はするんだけどねぇ。何せ、今日はライバル社AMDが大下がりしているんだ。

 

 

…AMDはグラフィックチップのライバルとはいえ、結構両社は連動していることが多いように思うんだよね。つまり、AMDが倒れれば、半導体業界全体の評判が落ちてNVDAも倒れるのではないかと…。AMDの下げの理由は一体何だい?」


オ「先日のNVDAの暴落同様、アナリストによる格付けのダウンがきっかけであろう、とするヘッドラインが目に付きましたね」


ス「ほほぉ。ニュースはたくさん流れてますね。何々……む!天下のゴールドマン・サックスがランク下げか!…むむっ!ランク下げしたアナリストは、Toshiya Hariだと?」


オ「お知り合いですかナ?」


ス「知らん!」


オ「ズコーッ!!」


ス「しかし、日本人っぽい名前ですね。ふむふむ、生まれは神奈川で、カリフォルニアからニュージャージーから、高校はオランダ、そして英国の大学へ…」


オ「ゴールドマン・サックスは、社員の自己紹介をウェブサイトに載せているようですね」


ス「…と、Hariさんのことなんてどうでもいいんだ。しかし、彼の格付け評価一覧ぐらいは見ておこうか。株式アナリストの意見なんてものがどのぐらい適当なのかを確かめておくためになっ…!」


オ「こないだから頻繁に見ている気がする、TipRanksのページがヒットしましたね」

 

https://www.tipranks.com/analysts/toshiya-hariより)


ス「ニュースヘッドラインで目にした通り、本日AMDを『売り』にダウングレード、目標株価は11ドルですか。
…おっ?なんと、そのすぐ下、先月つまりついこないだ、NVDAを『買い』と評価しているではありませんか!


…さすがはゴールドマン・サックスだぜ、僕は彼らの意見は非常に精緻な調査に基づいた、絶対的に信用するに値する、極めて確かなものだと思っていましたよ。

…やっぱりGSがNo.1!! 『トシ兄』って呼んでいいですか…?」


オ「相変わらず、自分に都合のいい情報を見るや、清々しいまでの手の平クルクルですね」


ス「まぁ、様式美というかネタだ。AMDは下がったけれど、それはアナリストの格付けによるもので、そのアナリストはNVDAを『買い』と言っているんだから、あまり気にする必要はなさそうということだね。やはり、NVDAは早晩復活するか…?!」


オ「そう思っていたら、午前11時過ぎ、NVDAは前日比プラスになりました」

 


ス「何と図ったようなタイミング!NYMXに続き、NVDAコール購入のタイミングすら逸してしまったか…?!…また下がってくれるよね?」


オ「どうなるでしょうか。


…しばらく時間は過ぎて、お昼過ぎの午後12時30分現在、伸び続けてはいませんが、前日比プラスで粘っていますね。狙いのコールも、前日比プラス…になっていたのですが、画像を撮る直前に少し下がって前日比同値になっていますね」

 


ス「しかし、先ほどよりは伸びているね。…うーん、でも、ここで焦って飛びつくのはよくない気がするぞ。今しばらく様子を見よう」

 


オ「またまたしばらく時間が経ち、午後3時30分も回りました。本日はプラスで粘っていますね」

 


ス「うーん、飛びつきたいが……明日も今一度下がる気がするんだよな…。やっぱり、コール価格0.03ドル…は厳しいから、0.04ドルで購入できたら嬉しいね。今はBidが0.04ドルだから、0.04ドルでは買えない状況だな。
   よし、明日、今一度株価が2ケタに転落したら、もう思い切って0.04ドルで買ってしまおう。満期まで2週間あるから、反発する可能性は十分あるでしょう」


オ「そう期待する時に限って株価は上がりそうですが、明日の動きに期待ですね」

 


(市場終了時のNVDAオプション板)

 

 

【本日の最注目銘柄】


ス「またAKTX(アカリ・セラピー)が日中トップの値上がり率だったり、見覚えのあるバイオが大きく値下げしたりしていましたが、特に言う程のものでもないので、昨日見たRAD(ライト・エイド)の続きを見ておこう。結局決算は来たのかね?」


オ「どうも、決算報告は、市場終了までは少なくとも来ていませんね。しかし、RADは本日それなりに上がっていました」

 

 


ス「おっ、上がってんじゃーん。でも、僕がプットを売った時よりはまだ遥かに低い株価ですがね。決算報告もないのに、それなりの株価アップとは、一体何があった?」


オ「どうも、RADは買収・併合されるというニュースがずっと流れているらしいのですが、第一買収元候補のWBA (Walgreens Boots Alliance, Inc.) からの続報はあまりないものの、別の企業、FRED (Fred's, Inc.) からの買収の噂が本日の上がりを炊き付けたのではないか、というニュースが目に付きましたね」


ス「ま、よく分からんけど、色々注目されて動きが大きそうな感じではありそうだね。エントリーすることはないと思うけど、要チェックには違いなさそうだ」


オ「しばらくまめに値動きとニュースを見ておきましょう」

 

 

 

 

 


オ「冒頭で述べた通り、本日NYMXは結構な上がりでした。最終的に+0.34ドル・+8.50%の4.34ドルで取引を終え、現物株とコールから、本日のNYMX評価額プラスは1万1000ドルちょっとでした」

 


ス「結局NVDAだ何だやってますが、僕の運命はコイツにほぼ全てかかっているわけだね。
   とりあえず、ニュースが来るまでは、恐らく上がり続けることはないはず…。また必ず下がる場面もあるだろうから、その時にコールを大きく買い増せるよう、余力を増やしておきたいね」


オ「間に合わなくても儲けそこなうだけであり、『損失を食らう』わけではないので、慌てず、気楽に頑張りましょう」