オプーナ「フレンズ…?」


スライム「まぁ、元ネタは見たことないんですけどね。この、IQが溶かされてる感じのユルくて平和な優しい言い回し、気に入った!」


オ「煽りではなく平和な意味で使われ続けるといいですね。


   さて、そのNVDAですが、本日はNVDAのみならず、市場全体が不調な始まりで、大きく下落していく形でスタートしていました」


ス「シャクだからもう画像も撮らなかったんだけどね。しかし市場スタートして20分もしたら、徐々に回復してきてたんですよ。

 

 

…そこで、またズルズル引っ張っちゃわないように、早速保有中コールの売り注文を出したんです」


オ「Askと同じ0.29ドルの売り注文を出されていましたね。注文中を示す青三角形が現れました」

 


ス「えぇ、しかし、ここで僕のシックスセンスが働く!!こうして引っ張らずに注文を出した時に限って株価が上がり続けるんじゃないか…?そんな予感がしたのです。
   大体自分の選択は裏目に出ることが多いので、やはり注文を出そうと思った時は、実際注文を出したふりでもして、1回だけでいいからちょっと待って様子を見るのがいいんじゃないかと閃いたんですね。
   株価は106ドルも超えて、何となくもう少しぐらいは上がりそうな気がしたので、急いで売り注文を出す場面でもないのかな、と。少し待つ余裕を持つために、満期も延長したわけですしね。
   したがって、自分の閃きを信じて、注文は出してから1分も経たずに即キャンセルしました」


オ「その閃き自体が裏目に出ることもありますが、どうなるでしょうか。

 


…1時間ほど経過して11時過ぎ、株価はほとんど動いていません。

 

 


   実際は一瞬若干上がってもいましたが、思うように伸び続けてはくれていません」

 


ス「むむ…。保有中コールの直近取引価格は0.30ドルになっているね。0.29ドルの売り注文を出していれば、この1時間で確実に約定していたということか。また閃きの選択が裏目に出てしまったか…と思いきや!」


オ「それから30分ほど経過し午前11時30分少し過ぎ、株価は徐々に伸びてきて、また楽に0.30ドルで売れそうな状況になっていますね」

 


ス「お、上がってんじゃ~ん。よっしゃ、もう少し待とう」


オ「さらに30分経過、株価は107ドルを超えましたが、保有中コール価格は動いてくれませんね」

 


ス「むむむ…」


オ「さらに10分後、さらなる株価の上昇に伴い、コールにも動きが伝わり、コール価格も今一歩上がってくれました」

 

 

ス「ほぉ!『いくらで買ったからいくらを目指したい』という考えは失敗のもとですが、やっぱり売るからには利益を出したいしね、一応買値を振り返っておくと、このコールは0.32ドルで買っていたんだ。だから、もうちょっとでも上がってくれたら、利益を出せる形になるね。
   今一歩頑張れNVDA!株価前日比プラスは目の前だ!」


オ「珍しくスライムさんの希望は叶い、午後12時17分45秒頃、株価が前日比プラスに移行したことが確認されました。その瞬間は撮れなかったので、この画像はその数秒後、プラ転→マイ転→またプラ転の瞬間になりますが」

 


ス「すごーい!NVDAはプラ転が得意なフレンズなんだね!」


オ「この瞬間に叫んだセリフだったんですね。しかし実はNVDAが特別すごいわけではなく、NASDAQ指数自体もほとんど同じような値動きをしていたので、NVDAに限らずどのハイテク銘柄も大体似たような値動きをしていたともいえますが。

   しかしともかくNVDAに着目すると、その後株価は順調に推移し、30分程度したら、気付いたらコール価格も前日比プラスになっていました」

 

 

ス「くぅ~、これは難しいぞ!!せっかく順調に伸びてくれたんだから、沈む前に売るべきなんだろうけど、どうしてもまだ伸びてくれそうな希望を捨てきれない!!
   買値よりわずか0.01ドル高い0.33ドルで売っても、手数料をしっかり差し引いた後でも一応儲けは出せるんだけど、でもやっぱり、その程度の利益じゃ全く意味がないんだ。僕は大爆上げを夢見てこんな紙くずに程近いボロオプションを買ってるわけだからね。
   だから、仮に保有中のコールを売っても、NVDAの地合いはやはりまだまだ好調だと思うんで、僕は絶対にまたすぐにコールを買い直しますから、そう考えると、『今ここからNVDAの勢いが落ちていく』と思えない限り、保有中のコールを売る意味はないんですよね」


オ「すぐにコールを買い直す予定でしたら、そうなりますね。コール売却→様子見をしている間に株価がさらにアップしてコール全商品の価格もアップ→売却時より高くなったコールを買い戻さねばならない…ということになりますからね」


ス「しかし、株価が下がったり、横ばいや、それなりに上がっても思ったほどの伸びではなかったりしたならば、時間的価値やボラの減少に伴い、コールは値下がりしてしまう、つまり、今より安くなったコールを買い戻せることになるから、今の内に売っておいた方がいいということになるのか…」


オ「値動きをピタリと当てることなど出来ませんが、相当の値上がりでない限り保有中のアウトオブザマネーコールを底上げし続けることは難しいでしょうから、後者のパターンの方が確率的には大きいでしょうね」


ス「でも、午前中からお昼にかけてはまさに前者の、『株価が上がり続けてコール価格も大きくアップ』が起きたわけだからね、判断はやはり難しいな…」

 


オ「ぐずぐず迷っていたら午後3時も回りました。株価は…

 


…ほぼ横ばい、お昼前後に見せていた上がりの勢いも失われて、コールは若干下落して前日比マイナスに甘んじてしまっていますね」


ス「ぐぬぬ、やっぱか…。もうコールが前日比プラスに戻るのは無理かな?♪二度と もどれない oh フレンズ…」


オ「結果論ですが、先ほど前日比プラスの内に売って、今買い直せば、それだけでそれなりの利益になっていましたね。わずか数円(数セント)抜きでも、オプション価格自体がすこぶる低いので、結構な利益になっていました」


ス「ま、それは無理だわ。そもそもやっぱり、その数円抜きの利益は大したことなくって、また明日株価が下がってコール価格が大きく下がろうものなら泡と消えるレベルのものだからね。
   やはり、+5%程度でいいから、株価がそれなりに小ジャンプ程度の上がりを見せたまさにその瞬間にコールを保有している、というパターンを引くしか生き残る道はないんだ。
   だから、僕は大人しくコールを握り締め、明日以降も上がってくれることを祈る他ないのです」


オ「上手くいく確率はあまり高くないと思われますが、全てはスライムさん自身の選んだ道であり自己責任、祈りが通じてくれるといいですね」

 


(市場終了時のNVDAオプション板)

 


【本日の最注目銘柄】


ス「今日はトップ値上がり率に以前注目したこともあった気がするAPOP (Cellect Biotechnology) が来ていたけれど、オプションが扱われていないので、本日米国市場断トツワーストの値下がり率を記録していたFOMX (Foamix Pharmaceuticals) も一緒に見ておくことにしよう」


オ「APOPは今年に入って2度目のトップ値上がり率だったようですね」


(こないだトップ値上がり率を見せていた日)
2017/01/12 ち~ん、またまた死亡待ったなし!しゃあない、ニュースでも読んでお茶濁したろ

 

 


ス「1月中旬の当時からは、あの時思った通りやっぱりほとんど変わっていなかったけれど、今日またガツンと来たね」


オ「幹細胞移植実験に成功、というヘッドラインが流れていました。


   一方ワーストはFOMXです。こちらは後期臨床試験の失敗が報じられたようです」

 

 

 

 

ス「株価大幅下落というのに、意外とプットの値上がりは小さいね。行使価格6ドルプットなんて、むしろ大幅値下がりしてる、何でやねん!既に、それなりに大暴落も見据えられていてプット価格に織り込み済みだったという感じなのかな?
…しかし後期試験の失敗…本命株・NYMXでも全くあり得ない話ではないから、怖いといえば怖いね」


オ「NYMXに現在進行中の大きな試験は特になかったと思いますが、何があるかは分からないのが小型バイオですから、リスクヘッジを効かせておくのはやはり非常に重要ですね」

 

 

 

 


オ「そのNYMXは、運命の週と位置づけた今週頭ですが、残念ながら本日はニュースは来ませんでした」

 


ス「残り火水木金…常識的に考えて、3月中にはもうニュースなど来ない気しかしないな…」


オ「ある日何の前触れもなく突然来るものでしょうから、信じて待つより他ありませんね」


ス「へーきへーき!待つのはとくいだから!」


オ「オプションと違って現物株に期限はありませんから、のんびり待ちましょう」