オプーナ「野球は惜しくも残念な結果でしたが、市場は昨日の突然の大幅下落から踏ん張りを見せてくれたようです」


スライム「良かったね。正直、昨日NVDAのプットを買いそびれて、そんな時に限ってどうせ即暴落するんだ、もう終わりだ…と思っていたんですが……意外!それはプラ転ッ!」

 


オ「NVDAは本日若干前日比マイナスで始まっていましたが、開始後ものの5分も経った頃には、あっさりプラスになっていました。上記は市場開始後5-6分のオプション板です」


ス「何だよ、結局昨日暴落に備えてプットメイン買いしていたら、また大外れだったのかよ。買いそびれて良かったぜぇ~」


オ「しかしそれは結果論でしょう。備え無き者に未来は無いと、私は思いますが」


ス「だけどね、やっぱり、今このしょぼい額しかない余力資金で、取引の度に保険を効かせるようなチマチマとした勝負をしていては、まともなリターンを得られるのに一体いつまでかかるか分からないという気もしてきたのです。
   以前も似たようなこと言いましたが、人生が1000年あるなら、それでもいいと思うんです。しっかりとリスクヘッジを行い、小利でも確実に積み上げていく……複利の効果で、いずれ資金は山のように膨れ上がる可能性だってあるでしょう。でも、残念ながら、人はそんなに長く生きられないんですよ。
   僕が特別せっかちなのかもしれませんが、10年20年かけて得られる大金に、あまり価値はないと思うのです。だから、勝負を仕掛ける時は全力でいかないと、まともな勝利なんていつまで経っても得られないような気がするんです」


オ「スライムさんが、今世紀を代表するような天才投資家であるならば、それが上手くいくこともあるでしょう。しかし、市場はそんなに甘くありませんから、多くの人が同じように短期一発勝負大賭けに臨み、結果ことごとく散っていくことになるというのは、これまでのご自身のクソみたいな通算成績からも明らかでしょう」


ス「それでも、僕のやってるオプション買い取引なら、失敗しても借金を負うわけじゃなく、ゼロからの再スタートになるだけなので、少なくとも今みたいな極小資金なら、大敗承知で1点全力大賭けした方がマシなんじゃないか、って思えてならんのです。
…何せ今NVDAは素晴らしい状態にあると言って構わない感じですから、これは大チャンスでしょう?!」


オ「私は、それでも、絶対に常にヘッジをかませる取引を習慣付けておいた方がいいと思いますが、もうこれは何度も飽きるほど自問自答し続けている話ですので、ここら辺でやめておきましょう。

…長々とまた似たような問答を繰り返したということは、結局また1点張りに手を出してしまったということなんですね?それで、少しでも自分を正当化するために、グダグダ言い訳を述べてみたと」


ス「まぁそういうことです。先ほどの市場開始直後からその後、NVDAはグングン伸びて、あっさり107ドルを超えていたんですよ。しかし、10時を回り、また106ドル台半ばにまで落ちてきたんですね。

 

 

…テクニカル指標的に今が絶好の買い場&市場の暴落も連日のものではなさそうだということで、ここはもう残り全力でコールを買い増す場面だ!としか思えなかったんです。
…そう、そして気付いたら、僕は、購入済みコールの買い増し注文を出していたのであった…」

 


オ「まるで自分の意志ではなかったと言わんばかりの予防線を張っておられますが、どうなろうと自己責任ですよ。
   ともかく提示した0.14ドルでの買い注文はBidと同額の注文であり、今一歩株価が下がってくれないと約定はしないでしょうが、Bid-Askの差は最小値の0.01ドルなので、少しでも株価が下がれば約定するチャンスはありそうですね」


ス「…と、昨日に続き注文を出したら即しばらく相場から離れていたんですが、30分程経って午前10時30分前、戻ってきたら約定していました。株価自体も、注文を吸収したらそれ以上下がることはなく、また107ドル台に戻っているという完璧パターンです」

 

 

 

オ「…と言いつつこの画像の直後、午前10時30分を回ったあたりからまた一気に株価が急落、一瞬前日比マイナスにまでなっていたのですが、それは本当に一瞬で、すぐにV字回復してくれたようですね」


ス「一瞬焦ったけど、今のNVDAならきっと大丈夫!市場全体が崩れない限り、明日も伸びてくれるはずだ!!」


オ「…ということで、幾たびの反省の甲斐もなく、スライムさんはまたまたコール1点張りの立場に立ってしまったということですね。
   繰り返し言いますが、これは褒められた姿勢じゃありませんよ。仮に上手く行ったとしてもです。もしも資金が増えたならば、今後はリスク無視のギャンブル投資は控えるようにしていかないと、決して未来はありません」


ス「今、まずはその未来を切り開かねばいけないターンですから。


…と、もう出せる手はないので見守るしかない状況だったわけですが、今日はそれほどは伸びなかったけれど、一応108ドル台を超えて取引終了ですよ。コール価格が大伸びするほどではなかったけれども、ともかく株価が前日比プラスのまま終えてくれたのはナイスだね。

 

 

   コールは現在90枚保有なんで、株価が5%=5ドルぐらい上がってくれれば、コール価格も現在の5段階ぐらい上にあるものぐらいになるでしょうから、コール1枚0.6ドル以上にはなってくれて、0.6 x 100 x 90=5400ドル……投入資金はまた2倍3倍になって、5000ドル6000ドルは楽に超えてくれそうだ、という感じか。
   今のNVDAなら可能性は0じゃない、頑張ってくれ最強NVDAよ!!」


オ「そんな皮算用通りに行かないのがこれまでの常だったわけですが、今回は果たしてどうなるか…期待半分不安半分ですね」

 

 

 

【本日の最注目銘柄】


ス「今日は特に目ぼしい銘柄もナシ、昨日見た物流・配送世界ナンバー1、FDX (FedEx) を振り返っておこう。何と、昨日時間後取引で見た垂直落下後、まさかのV字回復をしていたんだよね!」


オ「以下は昨日の時間後取引のチャート、最初の15分程度は既に見ていたわけですが、その続きです」

 

 

ス「ふぅむ、これぞV字回復!やるじゃないのFedEx!!…しかし、この程度の上がりでは、コール&プットの両建て買いで決算ギャンブルに入っていたら、利益は生み出せない程度でしかないかも分からんね」


オ「こちらが本日市場開始直後のオプション板…

 


市場開始1分も経過しようとしているのに、オプションにはまともな値段がつきませんね。
…と思ったら、1分を経過して少し経ったら、一気に入りました」

 


ス「うーん、やはりコールの値上がりは、実に微妙だね。ストラドル買い(=同じ行使価格のコールとプットの同数買い)をしていたら、コールとプットのオプション価格前日比 (Mark Chg) を見比べる限り、目玉商品であるアウトオブザマネーのコールは軒並み死亡(=コールのプラスよりプットのマイナスの方が大きい)、元々結構なインザマネーだった185ドルより上(画像では上で、行使価格自体は185ドルより低い)の商品で、ストラドル買いをしていたとしてもようやくそれなりの利益は生み出せる形だったようだけど、これらはインザマネーで元々高価なコールだったから、枚数を積み重ねるのは難しいのであまりおいしくはない感じだね。

   1枚1000ドル近く、10万円もするようなものは、少なくとも僕の現状では何十枚も買えやしないからね!」


オ「しかし昨年末、前回のFDX決算ギャンブルで、スライムさんは株価の上がりに賭けてコール1点張りをしていたので、前回これが来てくれれば良かったのに残念ですね」


ス「ま、FDXで当たっていても、どうせその後年初のNVDA投資で多分全部スっていただろうから、あまり関係ない感じなんだけどね。

…というか見直してみたら、相当アウトオブザマネーのコールを買っていたから、今回ぐらい株価が上がっていたとしても、今日のオプション板にある通り、普通に前日比マイナスだった感じだろうね。紙くず化はしなかっただろうけど」

 

2016/12/20 2連チャンの決算ギャンブルは初戦で敗北!残存兵で挑む2戦目は…?

 


オ「しかし、それなり程度のレベルの好決算では、翌日あまり伸びは続かないことが多かった気がしますが、本日FDXはどうだったでしょうか。

   本日のチャートと市場終了後のオプション板は以下のような感じですね」

 

 

 


ス「ふむ。市場開始時点からは伸びずにほぼ現状維持程度だけど、プラス圏を維持し続けたとはやるじゃない。


   やっぱり僕は、FDXは強いと思うな。余力が大きく生まれたら、またエントリーしたい対象ではあるね。物流・輸送なんて、間違いなく今後も伸び続けるでしょう」


オ「今後とも要注目ですね」

 

 

 

 

 

 


オ「本命株・NYMXは、本日も動きはなしです」

 


ス「ま、NVDA投資であれやこれや言いましたが、僕の命運はハッキリ言ってほぼ完全にこいつにかかっていると言えるんだ。グッドニュースが来てくれるか、いつまで経っても来ずにその内見捨てられて暴落の憂き目を見るか……きっちりと片がつく、勝負の分かれ目は結構近い気がするな…」


オ「ニュースは何の前触れもなく、ある日突然来るものでしょうから、じっくり待つ他ありませんね」


ス「NVDAにNYMX、どちらも頑張って欲しい限りだね」