オプーナ「昨日に引き続き、本命株・NYMXは続伸していましたね」

スライム「…と言っても『スゴいこと』ってのは株価の動きではないんだ。NYMXは弱小ボロ株ですから、ニュースがなくてもこのぐらいの値動きはある意味当然、そんなのぁ何の驚きでもございません。僕が驚いたのはコッチ…(ちょんちょん)



…テクニカル分析の各種指標、ごく最近の位置に、もうブワァーッと、信じられないぐらいに大量の強気サインが一斉に密集している!どひゃあ~おどれぇた、おめぇ強ぇなぁ、オラ何だかワクワクしてきたぞ!」

オ「弱気サインもなくはないですが、直近、特に今月に入ってからは、ブルサインのオンパレードですね」

ス「もちろん弱小バイオ株が本当に動くのはニュースが出た時ですから、テクニカルがどうだからこうとは言えないと思うんですけど、ひょっとしてこの強気サインはどんなに隠しても隠し切れないグッドニュースの漏れが原因だったり…も、するかもしれんのです」

オ「それは分かりませんが、少なくともテクニカル指標を目安に入ったり出たりする機関投資家や大型投資家は少なからず存在するでしょうから、全く無意味なサインとも言い切れないでしょうね」

ス「翻って己自身のポジションを鑑みるに、もう何度も言ってますが、年末、NVDA投資のための資金繰りとして、今月満期の行使価格4ドルコールに対してそれなりの数をカバードコール売りしてしまいましたからね……今すぐどれだけNYMXが爆上げしても、2週間後の金曜日に、契約通り4ドルで、コール250枚分すなわち現物株2万5000株を、コール購入者に明け渡さなければならんのです。
   だから、できればどうか、爆上げはコールが紙くず化する2週間後の金曜日より後でお願いさせていただきたい」

オ「全くもって自分のためだけの、実に都合のいいお願いですね。しかしスライムさんは、同じ今月満期コール、行使価格2.5ドルの方は買いポジションでお抱えじゃあないですか。売りポジションコールが紙くず化するということは、買いポジションコールも満期を迎えるということですよ?そちらはどうされるおつもりで?」

ス「そうだねぇ。2週間後までに来るかどうかはともかく、僕はもう99%確信に近くNYMXは爆上げすると思ってますから、コール買いポジションは引き続き持っていたくはあるんだよね。よし、こうなりゃ延長だ、行くぞ!超長期コール2種類!」



オ「NYMXには、2018年1月満期と、2019年1月満期の長期オプションが用意されているようですね」

ス「ほほぉ。最長はなんと2年後!さすがに遠すぎてあまり見向きもされておらず、まともな注文が入っていませんが……おっ?行使価格4ドルに唯一Bidが入ってるじゃあないですか。

   Bid 0.95で直近取引価格は0.90ドル…イケルやん!!超長期だからもっとクッソ高いかと思ってたら、1ドル未満で買えるって、ほとんど僕の持ってる2週間後満期コールの価格と一緒やんけ!!よっしゃ、乗り換えたろ」

オ「落ち着いて下さいスライムさん、Bidは買い注文の入札ですよ。スライムさんは今ご自身がコールを買おうとしているのですから、いくら出せば確実に買えるかの目安は、BidではなくAskに目を向けねばなりません」

ス「いけねっ、僕としたことが逆上して勘違いしていた!」

オ「相変わらずピッコロさんみたいな言い訳をされますね。しかし幸いにして、1つ下の行使価格5ドルコールには、まともなAskが入っていますね。Askは1.10ですから、このコールを現在1.10ドルで売りたい人がいる…つまり、今1.10ドルでの買い注文をぶつければ、100%約定します」

ス「ほうほう、行使価格は1ドル高くなるけれど、これはナイスオファーだね。
   2年後、僕の予定ではNYMXは下手すりゃ100ドル行ってるかもしれないからね、今1.10ドルでこのコールを買えば、もしNYMXが100ドルになったら、その時は最低でも[株価-行使価格]で95ドル、さらにその時のボラや残っている時間にもよるけど、時間的価値が付加されて恐らく100ドル以上で売れるだろうから、90倍・100倍は堅いのか。
   今現物株を3.6ドルとかで買ったら、もし株価が100ドルになっても30倍にしかならないから、やはりコール買いは強いね」

オ「また、それより1年ほど満期までの期間が短い来年1月満期のコールは、その2年後満期オプションより(当然ですが)幾分お安くなっております」

ス「こちらはAskを見るに、行使価格4ドルが1.05ドルで、行使価格5ドルなら0.95ドルで確実に買えるのか!っていうかこっちはBidも入っているし、Askにぶつけずとも、もう少し低い買い注文を提示しても約定してくれそうだね。
   満期まで1年もあればさすがに十分…っていうか、以前のPRニュースで『次の1-2四半期中には…』って言っていたし、この先数か月でグッドニュースが来なかったらどの道NYMXに未来はないとも言えるから、来年満期ので十分とも言えるな…。
…っていうか改めて、来年満期ともなればアウトオブザマネーでも現在の株価より高くつくんじゃないかとか思ってたのに、ぶっちゃけかな~り安く買えるんで驚いてるんだけど、これ、お得だよね?理論価格はどうなっておいでで?」

オ「オプション計算機 (http://www.cboe.com/framed/IVolframed.aspx?content=http%3a%2f%2fcboe.ivolatility.com%2fcalc%2findex.j%3fcontract%3dE8C507CC-C2AB-4A08-A5B3-032449750F75)で計算してみましょう。この計算機では昨日の終値を使っているので若干ズレもあるでしょうが、満期までは遠いので時間的価値の減衰はほぼないですし、株価は本日上がっているので、出てくる価格より安く買えるなら十分お得と言えそうですね」

ス「2018年満期・行使価格4ドルコールが↓の通り1.9671ドル…



   ↓こちらが2018年満期・行使価格5ドル、コールは1.8279ドル…

 



ついでに一応2019年満期のも見ておこう…

 

 




…うーん、来年満期コールは、どちらも理論価格1.8ドル以上!やっぱあのAsk、理論値と比べてかな~り安く買えるってことだよね?!
   ともかく僕にはNYMXコール買いポジションの満期の延長が必要で、個人的な予想(NYMXは近い内に大上げ)と照らし合わせるとあのコールは超お買い得、ここは行くっきゃない!売り注文、ぽちーっとな」



オ「ボヤボヤしていたらNYMXの株価は下がってしまっており、現在のAskになっている1.10ドルはスライムさんの売り注文ですが、これはすぐには約定しそうにありませんね」

ス「行使価格2.50ドルとコール価格1.10を足したら3.60だから、株価が3.60ドルを超えたらさすがに約定しそうなもんだけど、満期まで時間があるからそうとも言い切れないのかな?ともかく、またNYMX株価が上がるかもしれないから、しばらく待とう」

オ「ちなみにスライムさんはこのコールを43枚お持ちで、確か半分程度が1.00ドルで購入、残りが0.9ドル弱で購入だった感じですね。もし1.10ドルで売却できれば、このコール取引自体もそれなりの利益で〆ることができそうです」

ス「まだ最終目的である大値動きに与ったわけじゃないですからね、以前いくらで買っていたものだからいくらのプラスだとかマイナスだとか、そんなみみっちいことはどうだっていいんだ。大切なのはとにかくこれから!
   行使価格が上がってアウトオブザマネーのコールになるとはいえ、満期までもの凄く時間もありますし、この買い換えは実にいい取引になってくれると思います。
…さぁ、一瞬でもいいからまた株価が上がって、売り注文よ約定しておくれ!」


オ「先ほど注文を出したのはお昼過ぎでしたが、それから時間が過ぎ、市場終了まで1時間、午後3時となりました。残念ながらその後回復はならず、横ばいです」

 



ス「ま、売れたらいいなと思ってたけど、焦るこたないね。まだ満期まで時間はあるし、来週もう一上がりする可能性もあるからね」

オ「しかし、昨日見た通り大量の不気味なプットポジションもありますから、大暴落の危険性も常に隣り合わせです」

ス「それもボロ株取引の醍醐味よ」


(市場終了後のオプション板、結局本日は約定せず。…気が付いたら、1.10ドルの注文はAskですらなくなっていたようです)




【本日の最注目銘柄】

ス「本日注目したくなるような銘柄は特にナシ。将来の参考のために、昨日触れたAMZNのオプション板がどうなっていたかだけ貼っておくとしよう」

 



オ「株価自体はそれなりに値下がりしたというのに、やはり期待以上の値下がりではなかったからか、当時ディープアウトオブザマネーだったプットは、前日比大幅下落してしまっていますね」

 

ス「何てこったい、株価下落で今やインザマネーとなっているプット(=行使価格812.5~820ドル)ですら、株価は下がったというのにプットも下落かい!」

 

オ「やはり決算ギャンブルでは、相当の値動きがないと、単純にボラ (IV) だけが小さくなってしまい、予想が当たっても大益を(どころか小益すら)上げることができないようですね」

 

ス「結局、決算で株価が動くなんてのは当たり前の織り込み済みだから、利益を上げるには、常に『サプライズ』が必要ということなんだね。今回行使価格820ドル以下のプットに賭けた人は、株価が下落するという予想は当たったといえば当たったけど、驚くほどの値下がりではなかったから、利益を産み出すほどの力は生まれなかったということだろうね」

 

オ「NVDAのオプションも、現在決算を前に極めてIVの大きい高価格で取引きされていますから、半端な値動きではコールからもプットからも利益を出せませんよ」

 

ス「決算ギャンブル…手を出すべきか出さざるべきか…」

 

 

 

 


オ「再びNYMXが通算損益トップに立ちましたね」

ス「そんなのはねぇ、これはもう本当にあまりにもどうでもいいね。たとえ含み益じゃなくて確定利益だとしても、大切なのは『いくらの利益を出したか』ではなく、『これからいくらの利益を出せるか』でしかないからね。過去の通算損益なんてのは、正直本当にどうでもいいんだ。
   だからこそ僕は恥ずかしげもなく損益画面を貼れるのかもしれないね。いくら損してようが利益を出してようがそんなことは全く本質的じゃないどうでもいいことに過ぎず、全てはここから先どうするか、ですから」


オ「NVDAは、本日は冴えなかったようですが」

ス「実はまた申し訳程度に取引きしました。まぁまぁ今回はこれまで何回かよりは納得いくタイミングで取引きできたとはいえるんだけど、そういう時に限って思うように値動きはしてくれないもので、結局上手くは行かなかった感じだけどね」

オ「大した話じゃありませんが、また最後に軽く振り返っておきましょう」

ス「今日は前日比プラスで始まったと思ったら即転落、しかしきっとすぐに復帰して上がっていくだろうと思ったので、様子を見て上昇を始める前にプットを売ろうと思いました。
   転落後、しばらく横ばいか、むしろ若干上がりかけていたので『やはり上がりそうだな』と思っていたんですが、市場開始2時間弱経過の午前11時半少し前、またまた下がってきました。こちらその時のオプション板…」

 



オ「保有中の行使価格106ドルプット、回復しかけの頃に焦って1.8ドル台で売ってしまわれる所でしたが、しっかり我慢してよかったですね。現在1.9ドル台半ばの評価額です」

ス「しかしここらへんが底だと思ったので、売却準備です。焦らず…しかし欲張らず…」

オ「それから10分ほど経過して午前11時30分、株価は下がり微妙にプットはアップ…」

 



ス「まだだ…」

オ「さらに10分弱経過、株価はなお微妙に下がりプットはさらに上昇、Askは2.00ドルになっています」

 


ス「ここだ!!」

オ「…ここだ!とおっしゃった割に相変わらずズルズルそれから3分ぐらい様子を見ていた記憶がありますが、ともかく1.97ドルで指値売り注文を出し、無事に約定しました」

 


ス「こっからお昼を過ぎて午後、株価上がってってくれるといいんだけどねぇ~」

オ「えー、結論から言いますと、全く上がりませんでした。むしろ下がりました。というかずっと下がり続けていたぐらいです」

ス「キョエェーー!」

オ「…が、そんなスライムさんを見かねてか、市場終了前残り10分、しばらく前からおもむろに株価は上がり始め、この時点で何とか売却時よりも株価は上がっています。結構な時間が経過したこともあり、プットも当時より下がってくれていますね」



ス「うーん、全然望み通りはいかなかったけれど、プットは確実に買い直しておきたいからね、同じのを同数買い戻しておこう」

オ「1.81ドルで約定です」

 


ス「昨日1.82ドルで購入→本日1.97ドルで売却→1.81ドルで再購入…は、予想を完全に外したにしてはまぁ悪くないんじゃなくて?それぞれ10%近くの利益を出せていますよ。…もっとも、わずか2枚しか取引きしていないから、手数料を引いたら何も残らないレベルなんでどうでもいい話なんだけど」

オ「昨日は市場終了間際のプット購入時、かなり高価になっていたコールを買い増したのに、本日は株価が下がってコールが安くなっていたというのに買い増しはされなかったんですね」

ス「もう余力も大分寂しいからね、買おうかとも思ったけど、やめといたよ。
…う~ん、何とも裏目展開ばっかりだけど、まぁしゃあない。一応まだまだ活きのいいコールもプットも持っている状態だから、また来週の値動きに期待だ」

オ「先週、NVDAは『近い内必ず来る…』とかおっしゃっていたのに、今週は特に何も来ませんでしたね」

ス「まだ『近い内』の範囲内だからセーフ。
…しかしこのままいくと、その時も言っていたように、『ハイ、決算が来ました』とかいう、『これあげる』→(高く持ち上げて)→『ハイあげた~』レベルの、小学生の冗談級のクソサム状況で終わってしまいそうだね」

オ「そうならないことを祈りましょう」


(市場終了後のNVDAオプション板。プット購入後ラスト5分かそこらで株価は再度下がりプット価格は上昇、これは非常にいいタイミングでの買いでした)