スライム「まずはいつものごとく現在の保有ポジションから…。今週末満期のプットを購入していたDUSTはまた無事に下がってくれたんですが、時間的価値がいよいよ小さくなってきてしまったのか、本日もプット価格は先週金曜と最終的にほぼ変わらず…。金曜と全く同じように0.30の売り注文を一日中出し続けていましたが、またまた約定ならずでした」

 

 

オプーナ「日中、一時的に行使価格5ドルはインザマネーにもなったりしていましたが、スライムさんの売りたがっている0.30ドル以上での取引は、さらによっぽどDUSTが下がらない限り厳しいかもしれませんね」

 

ス「いい加減金鉱株の上昇も止まってしまいそうな気が…。ヤバイよヤバイよ…」

 

オ「相変わらず欲張ってしまった結果という感じですナ。仮にここから下がっても、例のごとく本当にたまたま丁半博打が当たっただけであって、およそ褒められた取引スタイルとは言えませんね…」

 

ス「まぁ元々単なる博打だからね。明日また下がったらラッキーということで、0.25とかで売れそうならもう売っちゃいましょうかね。
   0.25で売っても、それでも1.8倍ぐらいのリターンになりますから、実際結構なもんですしおすし」

 

オ「…などと言っていると、明日以降DUSTが上昇を続けてしまい、0.25で売るどころか買値未満でしか売れなくなったりするかもしれませんが、とにかく明日以降の値動きに期待ですね」

 


ス「話は変わって、本日の注目株は何なんだい?思わせぶりなタイトルになっているけど…」

 

オ「昨年末に、ISISからIONSに名前を変えた、現Ionis製薬です。

 

(参考)

Isis製薬が、Ionis製薬に名前を変える
(http://www.cnbc.com/2015/12/18/isis-pharmaceuticals-to-change-its-name-ionis-pharmaceuticals.html)

 

…記事では『会社の声明では、いわゆるイスラム国については言及されていなかったが…』とありますが、誰がどう考えても社名変更の理由は明らかですね。
   たまたま名前が被ってしまっただけで、何も関係がないのに、これは非常に可哀想ですね。社名を変える手間・混乱等は相当なものだったのではないかと思います」

 

ス「IONSね。何を隠そう、僕はずっと注目していたんですよ。おっと例の如く後出しだなどと言わないで下さいよ。まぁ購入したわけでもなく話題に出したこともなかったから後出しなんですけど。


   本当は何度か『次の取引はどの企業にしよう』という話題になった時に、これも候補に上がっていたんです。毎度これ以上に面白そうなネタが出てきたんで日の目は見ませんでしたがね。


   5/26に値下がり率ワースト1で暴落リストに登場してきた時にちょっとニュースを見てみて『これは回復しそうな気がするな。名前の件もあるし、この企業は応援したいな』などと思っていたのですよ。

 

   その証拠に、ほとんどの企業をリストからはとっくにリストラしていますが、特に凄まじい値動きで登場してきたわけでもないのに、IONSだけはずっとリストに残し続けていました。こうしてまた爆上げするであろうことを期待してね、フフフ…」

 

オ「まぁスライムさんが本当に注目していたのだろうが後出しだろうが実にどうでもいいお話ではありますが、トップ値上がり率ではなかったものの、本日IONSは大きく値を上げていました。何があったのか簡単に報じてくれていたニュースを見てみましょう」

 

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Ionis製薬が本日空高く飛び上がったのは何でなんだぜ?
(http://www.fool.com/investing/2016/08/01/why-ionis-pharmaceuticals-inc-skyrocked-higher-tod.aspx)

 

~投資家が、乳幼児脊髄性筋萎縮症の薬・Nusinersenのポジティブな臨床結果にエキサイトしているよ~

 

【何が起きた?】
 IONSが、乳幼児脊髄性筋萎縮症の薬Nusinersenのポジティブなフェーズ3試験の結果を受けて、午前11時35分(東部標準時)現在、37%上がっている。


この結果は、パートナーである大製薬企業・BIIB (Biogen) がNusinersenのライセンスオプションを行使するのに十分納得のいくものであり、BIIBはIONSに7500万ドルを支払うことになる。

 


【それでどうした?】
これは中間解析であったゆえ、プレスリリースやそれに伴う電話会議では実際の詳細は示されなかった。そしてIONSは来たる医学会のためにデータを保留し続けるという。

 

BIIBとIONSは、Nusinersenが、対照群と比較して運動発達の達成という主要評価項目を満たしたと述べた。薬が作用していることが明らかになったことに伴い、臨床試験は早期中止され、プラシーボ(偽薬)を投与された乳幼児に対してもNusinersen投与へと移行することとなった。

 


【で、今は何が?】
BIIBは今年の終わりまでに、米国とEU、さらに引き続き他の多くの国々でも、規制当局に販売申請書類を提出する予定である。この病気は生命を脅かす性質のものであり、他の治療法も存在しないことから、規制当局は恐らくNusinersenを早期審査に臨ませるであろう。遅くとも、来年の今頃には上市されている可能性は十分にある。

 

乳幼児発症脊髄性筋萎縮症に加え、IONSとBIIBは、後期発症脊髄性筋萎縮症や、発症前の乳幼児に対しても薬をテストしている。これらの臨床試験は、それらのグループへの承認が得られる十分なデータが揃うまで続けられるであろう。

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ス「いいですね!さすがIONS。言ってませんでしたが、実はDUSTの取引が終わり次第IONSのコールでも購入しようかと思っていたんですけど、わずか一歩遅かった…」

 

オ「そのネタはもう様式美ですナ。ちなみにIONSだけでなく、パートナーのBIIBも本日それなりに上げていました(+11.90ドル、4.10%アップの、301.83ドル)」

 


ス「こういう本物の薬のニュースは、見ていて清々しいね。この際実際ホルダーだったかどうかとか株価どうこうはどうでもいいとして、とにかくいいニュースだね!」

 

オ「子どもには無限の可能性がありますから、その意味でこれ以上人類にとって明るい薬もないかもしれませんね」

 

ス「とはいえ、おっさんを救うNYMXにも頑張っていただきたいのは山々ですがね…!」

 

 

 

 

【暴騰暴落銘柄推移表】

銘柄 業種 登場日 登場日の株価(前日比) 登場~本日までの値幅 本日の株価(前日比)
NYMX (Nymox Pharma, 本命株!) バイオ 6/22

↑3.15

(35.19%)

2.91-4.02

↓3.35

(-6.94%)

DUST (金鉱株ベア3xETF, プット購入済) 金鉱株ETF -

-

プットの行使価格=5ドル

↓5.01

(-3.84%)

OPTT (Ocean Power Technologies) 波力発電

6/1

7/14

7/15

↑6.04

(294.77%)

↑8.29

(75.26%)

2.43-13.92

↓8.19

(-10.88%)

HMNY (Helios and Matheson Analytics) IT

6/6

↑7.22

(549.16%)

7.22-13.75

↓7.95

(-0.38%)

SPHS (Sophiris Bio) バイオ

6/10

↑1.98

(69.23%)

1.72-5.95

↓5.49

(-6.31%)

SGY (Stone Energy) オイルガス

6/21

↑8.22

(21.42%)

8.22-22.96

↓11.25

(-8.39%)

SPU (SkyPeople Fruit Juice) 飲料

6/22

↑2.68

(49.94%)

2.12-18.22

↑12.79

(5.09%)

TSRO (Tesaro) バイオ

6/29

↑77.64

(108.65%)

77.64-95.15

↑95.15

(2.05%)

LEDS (SemiLEDs) LEDチップ

7/5

7/7

↑2.81

(34.45%)

↑10.15

(207.65%)

2.81-10.15

↓5.49

(-1.96%)

REN (Resolute Energy) オイルガス

7/11

↑6.07

(59.74%)

6.07-7.71

↓6.16

(-10.33%)

KONE (Kingtone Wirelessinfo Solution)

無線技術

7/21

↑7.30

(339.76%)

7.30-10.20

↓7.80

(-8.45%)

CERC (Cerecor)

バイオ

7/29

↑3.80

(43.39%)

3.56-3.80

↓3.56

(-6.32%)

TOPS (Top Ships)

輸送

8/1

↑6.61

(155.21%)

-

-

NERV (Minerva Neurosciences) バイオ

5/23

 

5/26

↓4.02

(-17.45%)

↑11.80

(233.33%)

3.54-14.33

↑11.18

(0.72%)

IONS (Ionis Pharmaceuticals) バイオ 5/26

↓21.36

(-39.42%)

20.62-38.01

↑38.01

(30.22%)

GALE (Galena Biopharma) バイオ

6/29

↓0.35

(-82.76%)

0.35-0.66

↑0.4498

(1.17%)

AMPE (Ampio Pharmaceuticals) バイオ

6/30

↓1.29

(-61.14%)

0.95-1.30

↓0.9581

(-3.22%)

XBIT (XBiotech) バイオ

7/5

7/14

↓16.80

(-32.53%)

13.83-19.35

↑14.32

(0.35%)

JUNO (Juno Therapeutics) バイオ

7/8

↓27.81

(-31.87%)

27.33-30.93

↓30.86

(-0.23%)

EVOK (Evoke Pharma) バイオ

7/18

↓2.89

(-73.07%)

1.59-3.03

↑2.65

(1.15%)

TBRA (Tobira Therapeutics) バイオ

7/25

↓4.50

(-60.00%)

4.07-4.50

↓4.07

(-5.57%)

TKAI (Tokai Pharmaceuticals) バイオ

7/26

↓1.10

(-78.85%)

1.08-1.26

↓1.13

(-10.32%)

AVXL (Anavex Life Sciences) バイオ

7/27

↓4.46

(-40.45%)

3.51-4.46

↓3.61

(-5.99%)

SAEX (SAExploration Holdings) オイルガス

7/28

↓11.66

(-35.54%)

9.99-11.66

↓9.99

(-9.18%)

MCRB (Seres Therapeutics) バイオ

7/29

↓10.94

(-69.42%)

9.73-10.94

↓9.73

(-11.06%)

XBKS (Xenith Bankshares) 銀行

8/1

↓2.19

(-75.39%)

-

-

 

オ「本日ワースト値下がり率はどこぞの地方銀行だったようですが、ワースト2にはVHCというソフトウェアの企業がランクインしていました(-43.88%で、2.43ドル)」

 

ス「それがどうしたと言うんだい?」

 

オ「NYMXのMessage Boardで、常に『強く買い』と住人を勇気付け続けていてくれたdecicco.Carlさんが、NYMXと、このVHCの2銘柄を全力で保有中だとのことで、同じくお役立ち住人・医師FenixさんがVHCの大暴落を受けて彼のことを心配していました」

 

ス「むむむ…。それはつまりCarlさんには見る目がなく、彼のNYMXへの強い自信も大して根拠がないもので、同じように暴落する可能性があるということかい…?」

 

オ「とは限りませんし、そもそも予想が全て当たる人などいないわけですが、どんなに自信満々で絶対飛翔してくれると思っている株でも、常に暴落の危険性があることを忘れてはいけない、ということですね」

 

ス「そう言ってるそばからNYMXは…」

 

 


ス「…本日も結構下げてしまったね。通算損益黒字化待ったなしかと思っていたら、一瞬でVLTCで上げていた利益をも遥かに下回ってしまうだなんて、たまげたなぁ」

 

オ「まだまだNYMXを信じていらっしゃるなら、これは逆にいい買いチャンスかもしれませんね」

 

ス「そうですねぇ…。でも僕は、最近めっきりオプション取引中心で行きたいなと思っていまして、NYMXは低い方から順に2.5ドルと5.0ドルという飛び飛びの行使価格しかないもので、この3ドル台での株価の移動は、結構大きい変動ではあるものの、イマイチオプション価格に思うようには反映されていない気がするんですよね。もちろん2ドル台まで突入したらさすがに2.5ドルのコールがかなり安く買えるようになっていると思うんで、突っ込んでみたい気もしますが…」

 

 

オ「しかしまずはDUSTの取引を完了させることですナ」

 

ス「ですね。でもやっぱり、言うまでもなく、NYMXには2ドル台にまで下がったりはして欲しくないですね。
   いいニュースをみんな待っているんだ、頑張ってくれNYMX!!」

 

オ「IONSに続けるといいですナ…」