※コール売りの新情報・訂正は中盤あたりからになります。
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スライム「先週言っていた通り、早速SRPTのオプション取引に挑戦してみるんだ！
まずは元手も何もいらない、コールの売りだね。僕は現在SRPTを100株持っているから、オプション1単位の売りまでは現物が担保とみなせるカバードコールになって、証拠金の類は一切不要だからお得な気分だね」
オプーナ「月曜日午前中は、先週金曜からさほど株価も変わらずな状況で、来週満期のオプション板はこんな感じになっています」
ス「なるほどねぇ～。2週間後満期日のオプションはどのような塩梅で？」
オ「言うまでもなく2週間後の方が高い価格で取引きされています。概ね2倍ぐらいですが、そうでもない（より低かったり高かったり）ものも散見されますナ」
ス「何が起こるか分からない状況だし、そもそも僕はせっかちだからね、やはり今週金曜満期のオプションにチャレンジするよ。
さて取引きする行使価格は…っと… ど・れ・に・し・よ・う・か・な……て・ん・の・か・み・さ・ま・の…」
オ「えぇーっ！さすがにそんな決め方はないでしょう…」
ス「まぁ冗談だけどね。僕は1株あたり20ドルでSRPT株を買ったわけだけど、プット売却代金のおかげで実質1株あたり19.3ドルで買った形になっていたんだね。さらにコールを売ることでもお金が入るからね、19ドルぐらいで権利が行使されたとしても利益は確保できる状況なのか。
そしたらそうだな、行使価格は19ドルで、売却代金は…BidとAskの間を取って1.05にしましょうか。ちょうど最初のスクリーンショットを撮った瞬間にも1.05で約定されていたようだしね」
オ「スライムさんはわずか1単位の売りですからナ、現在Bidより少し高い設定とはいえ、そんなに離れているわけでもないので、すぐ注文は吸収されそうですナ」
ス「案の定注文を出した瞬間に約定したよ。これで96.3ドルゲットだね」
オ「次はプットオプションの買いに挑戦してみるんだったですナ」
ス「しかしオプション板をよく見ると、プットもコールも両方赤い■になっている、つまり値下がりしているんですね。通常コールが下がればプットは上がり、逆もまた然りと思うんですが、一体なぜなんです？」
オ「恐らくボラが小さくなった（と考える人が多い）ため、オプションの値段全般が下がっているのではないでしょうかナ。
先週のニュースにより、しばらくは大きな動きはなさそうだと多くの人が考え、結果今後の値動きも小さくなると予想される、したがって値動きが激しいほど価格が高くなるオプション全体の価格も下がっている、というのが可能性の一つでしょう」
ス「ふーん、よく分かんないけど、プットを買う上では値段が下がってくれているとありがたいね！」
オ「しかしそれは『多くの人が激しい値動きを期待していない』、つまりプットを買っても無駄に終わる可能性が高いということを意味するかもしれませんがナ」
ス「じゃあやっぱり、買うタイミングではない感じかな？」
オ「しかし、本当にしばらく値動きがないのかは、誰にも分からんわけです。これまでどれだけ一般投資家のみならず専門家までが予想を外しているか、もう飽きるほど見てきたでしょう。
市場が『大きな値動きを予想していない』なら、それとは逆の予想を張るのにはむしろチャンスと言えるかもしれませんナ」
ス「う～ん、やっぱり僕のようにケチなモンスターにとっては、『“期限内に”、“予想した方向に”、“大きな動き”がない限りハズレで、紙くずになってしまう』という、時間的プレッシャーのかかる『オプションの買い』は、どうも緊張しちゃうね。
時間を味方にして、波風立たなければ高い確率で利益を上げられるオプション売りなら大抵成功するから気軽に取引きできるんだけど、売りとはやっぱり違うなぁ…」
オ「しかし、大抵成功すると言いつつ、既にスライムさんは何度も失敗していますがナ…。結局上手くいくかどうかはタイミング次第、ということかもしれませんナ」
ス「むむーん、まぁどうせ小額だし、オプション買いも経験してみたいんで、勉強だと思って資金を捨てる覚悟で注文出してみるよ！
注文は、行使価格15.5で、プット価格1.55を6単位ほど注文してみるぜぃ！！ほらポチッとな、っと」
ス「あぁ～っと、一瞬で注文が吸収されたぁーーっ！！と思ったら、中途半端に2枚だけ約定したよ！残り4枚はどうなる？！」
ス「ぐわぁ～っと、そう思ってたらあっさり全部約定しました～！！
買いオプションを保有していることは、緑の三角で示されるんだね！黒字や買いなどポジティブなものは緑で、赤字や売りなどネガティブな印象のものは赤で表示、ということなのかな」
オ「今日のスライムさんのオプション注文をまとめましょう。
【コール売り】
カバードコールなので、証拠金の提出・余力資金の拘束等は一切なく、単純に売却代金（1株あたり1.05ドル x100株分）をそのままゲットできます。
行使価格19ドルなので、金曜日が終わった時点で、SRPTが19ドル以下であれば、売却代金－手数料の96.3ドルが丸儲けになります。
もし金曜日が終わった時点で19ドルを超えていれば、SRPT株を19ドルで売らなければいけませんが、元々1株あたり19.3ドル（＝行使価格20－プット代0.7）で購入していたので、19.3ドルで購入→20.05ドルで売却（＝行使価格19＋コール代1.05）となり、権利が行使されても一応利益を出せた形にはなります。
【プット買い】
行使価格15.5のプットを、1.55ドルで6枚購入。
この時点で、今週SRPTがどれだけ暴落しても1株あたり15.5ドルで売る権利を得たので、大暴落がきてもひとまず安心。
…とはいえ、プットの購入に1.55ドルを用いているので、実質15.5 － 1.55 ＝13.95ドル未満にならないと、意味のある保険ではないと言えます。
また、持っている株の保険に用いる以外の5枚のプットは、株価が下がってプット価格が上がった時に売ることで、その差分の利ざやを得たい、という目的のものです。もし株価が10ドルぐらいに下がれば、1.55ドルで買ったプットが5ドル～6ドルで売れることになるので、大きな利益を上げることができます。
しかし、特に株価が下がらなかったら、今回購入したプットはただの紙くずとなり、無駄な買い物だった…という結果で終わります。
…ということで、スライムさんは現在どちらかと言えば大暴落が来てくれた方が利益を出せる、というポジションに立ったということですナ」
ス「SRPTを応援しているのに、何だか微妙な立場だね。もっとも、応援はしつつもしばらくは下がる気がプンプンしているからこそこういうポジションを取った、ということでもあるわけだけれど」
オ「そしてスライムさんが『株価が下がると嬉しい』立場となった本日は、SRPTは＋3.08％の16.05ドルという感じで終わりました。例によって裏目展開ですナ」
ス「ギャヒョーン！…とはいえまだ火水木金と4日あるからね、これからどう動いていくのか楽しみだね！
こうして日々ワクワク楽しめている時点で、この株取引ゲームの参加権を買って楽しんでる、いわばスマホの課金ゲームを楽しんだとでも思えば、損をしてもそんなに悔しくはないんだ！！
下手すれば逆に報奨金がもらえる可能性すらあるんだから、何て割のいいゲームなんだと思えて仕方がないぐらいだよっ！」
オ「『ちょっとパチンコ屋に金預けてくるわ』と言っている人と同じにおいがしますナ…」
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【コール売りの新事実】
ス「そんなことよりオ師匠！僕はもの凄いことに気付いてしまったぞ！！
以前、訂正記事まであげて『コール売りで得た資金は、満期日を迎えるまで利用可能な余力としては反映されません』とか言いましたね？
で、今日落ち着いてじっくり余力を見てみたら、なんと売却資金は即座に余力に反映されていたんですよ！得られた96.3ドルはそのままプット買いの資金に使ったので、間違いないぞ！！
…どういうことなんですオ師匠、あなたは本当にオプション取引の達人なんですか？！」
オ「これは失礼しました。私はワゴンランドのオプション取引に精通しているだけで、米国株オプションに関してはモグリなもので…。
実際、オプション売りの注文プレビュー画面では余力が一切増えていないように表示されており、さらに証券会社のオンラインヘルプチャットで質問したところ、確かに『満期日まで反映されません』と確認まで取れていたので、勘違いをしてしまっていました」
ス「こう言っちゃなんだけど、この証券会社に限らず、アメリカのオンラインヘルプチャットで対応してくれる人って、正直もの凄くレベルが低いというか、責任感一切なし・とにかく適当でもいいから客とチャットして時間をつぶす、あるいは客をさばくことが主目的になってて、ウソも平気でつくぐらいの人が多い感じだから、確認せず妄信してしまったのはぬかったね」
オ「しかし注文プレビューの画面でも余力に反映されていなかったので、それは不思議ですナ…。とりあえず、ヘルプチャットはあてにならないので、改めてメールで質問してみることにしました。返事がもらえるまで今しばらくお待ち下さい」
ス「でも少なくとも今日の注文では即使えたからね、これは恐らく『カバードコール売りで得た資金は即座に使える』と判断していいんじゃないかな？もしそうなら、戦略の幅がぐっと広がるね！」
オ「スライムさんはついこないだTWTRのカバードコール売りをしていたのに、その時どうだったのかは覚えていないんですかナ？」
ス「超小額の売却資金だったし、余力資金で買うものも特になかったから、余力がどうなってたかなんて全然見てなかった！プレビュー画面では反映されてなかったことだけは覚えてるんだけどね…。ごめんちゃい！！」
オ「いけませんねぇ…。とりあえず返事を期待しましょう」
ス「せっかくだから、『ヘルプチャットでは完全に誤った情報を教えられました。そのせいで、正しい情報を知っていれば本来できたかもしれない取引の機会損失を出してしまったと言っても過言ではありません。つきましては、何らかの補償をしていただくのがスジかと思うのですが、どうでしょうか？』ってメッセージも入れてみるよ！！取引10回無料権とかもらえたりしないかな？」
オ「セコーッ！何というクレーマー…！！しかし言うのはタダなので、言ってみる価値はあるかもしれませんナ…」
とりあえず、訂正をしたというのにその訂正すら間違った情報だった可能性が高いので、この場を借りて改めてお詫び申し上げます…。
正しい情報が未だ不明なので再々訂正までは至らず申し訳ない限りですが、正確な情報が判明し次第また取り上げようと思います。
何度も何度も本当にすみません…。
【暴騰暴落銘柄推移表】
| 銘柄 | 業種 | 登場日 | 登場日の株価（前日比） | 登場～本日までの値幅 | 本日の株価（前日比） |
|---|---|---|---|---|---|
| MGT (MGT Capital Investments) | ソフトウェア | 5/17 |
↑4.15 (40.20％) |
2.24-4.15 |
↓2.38 (-2.86％) |
| GBSN (Great Basin Scientific) | バイオ | 5/18 |
↑3.65 (110.98％) |
1.63-3.65 |
↓1.63 (-7.91％) |
| KOOL (Cesca Therapeutics) | バイオ | 5/19 |
↑3.61 (79.60％) |
2.84-3.61 |
↓2.93 (-1.01％) |
| PRGN (Paragon Shipping) | 輸送 | 5/19 |
↑1.90 (69.64％) |
0.725-1.90 |
↓0.725 (-4.61％) |
| CLRB (Cellectar Biosciences) | バイオ | 5/20 |
↑3.45 (228.57％) |
3.00-4.07 |
↓3.63 (-0.27％) |
| XNPT (Xenoport) | バイオ | 5/23 |
↑6.88 (56.36％) |
6.88-7.09 |
↓7.02 (-0.71％) |
| INNL (Innocoll Holdings) | バイオ | 5/25 |
↑10.51 (47.82％) |
9.60-11.94 |
↓11.50 (-0.86％) |
| BOSC (B.O.S. Better Online Solutions) | IT | 5/31 |
↑4.07 (87.56％) |
3.13-4.07 |
↓3.13 (-13.54％) |
| OPTT (Ocean Power Technologies) | 波力発電 | 6/1 |
↑6.04 (294.77％) |
3.93-6.04 |
↑4.49 (14.25％) |
| EBIO (Eleven Biotherapeutics) | バイオ |
6/2 |
↑1.78 (34.85％) |
1.78-2.15 |
↓1.88 (-12.56％) |
| LBIO (Lion Biotechnologies) | バイオ |
6/3 |
↑8.65 (43.45％) |
8.24-8.65 |
↓8.24 (-4.74％) |
| HMNY (Helios and Matheson Analytics) | IT |
6/6 |
↑7.22 (549.16％) |
- | - |
| SDR (SandRidge Mississippian Trust II) | オイルガス | 5/17 |
↓1.47 (-20.97％) |
1.42-1.83 |
↓1.69 (-0.59％) |
| CBYL (Carbylan Therapeutics) | バイオ | 5/18 |
↓0.88 (-18.52％) |
0.86-1.38 |
↓1.25 (-9.42％) |
| TPUB (Tribune Publishing) | 新聞 | 5/23 |
↓12.09 (-15.04％) |
11.05-13.01 |
↑13.01 (17.74％) |
| NERV (Minerva Neurosciences) | バイオ |
5/23
5/26 |
↓4.02 (-17.45％) ↑11.80 (233.33％) |
3.54-14.33 |
↑12.73 (0.63％) |
| BCEI (Bonanza Creek Energy) | オイルガス | 5/24 |
↓2.06 (-34.60％) |
2.06-2.87 |
↑2.87 (19.58％) |
| IONS (Ionis Pharmaceuticals) | バイオ | 5/26 |
↓21.36 (-39.42％) |
21.36-24.29 |
↑24.29 (5.79％) |
| HERO (Hercules Offshore) | オイルガス | 5/27 |
↓1.02 (-47.42％) |
1.02-1.99 |
↓1.32 (-6.38％) |
| STEM (StemCells) | バイオ | 5/31 |
↓0.57 (-81.19％) |
0.476-0.583 |
↓0.4762 (-8.07％) |
| APHB (AmpliPhi Biosciences) | バイオ | 6/1 |
↓2.27 (-27.48％) |
1.91-2.27 |
↓1.91 (-7.28％) |
| GSAT (Globalstar) | IT | 6/3 |
↓0.9437 (-54.85％) |
0.94-1.07 |
↑1.07 (13.38％) |
| DNAI (ProNAi Therapeutics) | バイオ | 6/6 |
↓2.07 (-67.55％) |
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オ「表が大きくなってきたので、いくつかリストからリストラしました」
ス「SAASなんかは、54％アップで登場してから、かれこれ3週間程、値幅は13.83-13.90というもの凄い安定度を見せていたから、暴騰した株でもすぐさまこんなに安定することもあるんだ、といういい知見になったね」
オ「意外に、ワーストランクで顔を出した銘柄は、その後時間とともに復帰していることがほとんどで、今や登場日の株価は割っていない銘柄が目立ちますね。
スライムさんも上がっているものばかりに飛びつかず、こういう逆張り的なものに目を向けてみるのもいいかもしれませんナ」
ス「本日トップのHMNY、549％アップとはたまげたなぁ…。ITとバイオは本当に夢があるね！」
オ「夢以上に悪夢の方が圧倒的に多いということを、決して忘れてはいけませんがナ…」
ス「NYMXはまた下がってしまって冴えないけど、僕の当たらない予感としては、大爆上げの前に一度ガクッと下がるんじゃないかと思っているんだ。これまでのバイオの大暴騰チャートを見てるとそんなのが多かった気がしてね。
だから、『じわじわドカン』ではなく、『ストンだらだらドカン』というパターンを思い描いているよ」
オ「…確実にそうなる保証はどこにもないので、それなら一度売ってその『ストン』を待てばいいじゃない、というわけにもいかないのが、ボロ株ギャンブルの辛い所ですナ」