自分が株を始めてから初めて上場(っていうのが正しいのか分かりませんが)してきた大型のホープです(でした)。

その時はまだYELPは絶好調だったと思うんですが、どう考えても誰もが知るツイッター、これが爆上げしないで他に一体何が伸びるというのか、と思い、YELPに突っ込み続ける間隙を縫って(話は逸れますが、取引スタイルの項目でも書こうと思ったんですが、生来のケチな性格ゆえ、といいますか単に買った時にお得感がほしいので、買う時は1セントでも安く買う、という姿勢を徹底しているため、なるべく直近数日で下がり続けていた場合(上昇基調の時に買うと、「もう少し早く買う決断してればもっと得だったのに!」と悔しくなるので、どうしても入れないという雑魚タイプです)か、あるいは少なくとも買う日の中でもなるべく下がったタイミングの底をすくう感じで注文を出しています。ケチってかなり下の金額に指値買い注文を出して、約定しないこともままあります)…と、逸れた話が大分長くなっちゃいましたが、とにかくYELPに全力で突っ込み続けていたといっても上記のように注文のタイミングがつかめない状況もあったため、YELPに突っ込み損ねた余力資金でちょっとTWTRにも手を出してみちゃろ、と思い、小額ですがこれも購入しました。

(ちなみに、実はFBとTWTRとで迷いましたが、当時FBはどうも冴えない感じだった(上げ下げを繰り返しつつ少しずつ上がってきてはいましたが、それが逆に「今さら買うのもなぁ~」と思わせる感じだった気がします)ので、上場したばかりでしかも結構な勢いで急伸していたTWTRの方を選びました。今では天と地ですね。何が違ったのでしょうか。ちなみにツイッターもフェイスブックも、実は全くやっていません。おやつさんのツイッターだけはたまに覗いたりはしますが、アカウントは持っておらず、恐らく今後作ることもないかと思います。ご覧の通り文を書くのが好きなので、やり始めたら最後はまってしまいそうだから、というのが理由かもしれません。)
詳細な価格は忘れましたが60ドル台で、32株です。前述の通り下がり基調のタイミングで買ったわけですが、その下り坂は、実は二度と戻ることの出来ない落とし穴への入口だったのでした…。現状、恐らく、買値に戻るのが先か自分が死ぬのが先か、といって差し支えないレベルになっていると思います。

 

…しかし話はここで終わらず、実は1, 2か月前にオプション取引というのに出会い、知れば知るほどこれは面白い、よく出来たシステムだ、と思い、何より売りオプションの、「何もないものを売りつけて、暴騰暴落さえせず穏やかに時が過ぎ去ってくれれば売りつけた代金が丸儲け」という形が自分の性格に非常によくフィットしていると感じられたため、小額の余力資金でオプションを体験してみることにしました。

 

最初に物は試しに、とやってみたのがその時あからさまに上昇の気配を見せていたSCTYで、この銘柄の40.00という微妙な儲けはプットの売りによるものです。

 

初めてのプット売りは成功(=買った人の権利が失効)して40ドル丸儲けしたのですが、今度はオプションを売ったとして、権利を行使される場合はどうなるんだろう、どのタイミングで、誰の売ったオプションの権利が行使されるんだろうか、ということが気になりました。
そこで、既に含み損を抱えていることだし、権利行使されて株を買わされても平均取得単価が下がるだけだからまぁいいだろ、と思い、TWTRのプットオプションを、絶対に権利が行使されるような形(現在価格18で、プットの行使価格21みたいな感じだったと思います)で、1単位だけ売ってみました。

結果、分かったことは、いわゆるインザマネーでも(プットを売った次の日にTWTRは16とかに暴落したので、結構なディープインザマネーだったと思います)最後まで権利行使されないこともあるようだということで、結局権利行使日翌日に「オプションが失効しました」という連絡が届き、そのさらに翌日に株を買わされた形になっていました(ちなみに最初オプション失効の連絡のみで株は買わされていないようだったので、「すわっ、プット売りつけた分また丸儲けなのかな?こりゃラッキー」とかぬか喜びしてましたが、実際は株購入の連絡は遅れてくるだけでした)。
オプションの最小単位は100株なので、プットの権利行使に伴いTWTRを100株、プット行使価格は21ドルでしたがプット売り3ドル分を差し引き、実質1株あたり18ドルで購入できたことになります(権利行使日にTWTRは16-17ドルぐらいまでさらに下がっており、このプット取引は損失に終わった、という感じですね。もちろんかなり高いプットを売ってみるという実験をしてみたかっただけなので、若干の損はあっても色々試せて面白かった取引でした)。

 

プットの権利を行使されて100株購入してもいいやと思った理由はもう一つありまして、100株あればコールオプションをいわゆるカバードコールで、証拠金等一切なく売りつけることができるということがあります。100株しかないのでカバードの形ではコール1単位しか売れないわけですが、どうせただ塩漬けで寝かせておくだけなら、コールオプションを権利行使されない程度で毎週か2週間ごとにでも売り続けてちょっとずつ利益を得てやろう、その「権利行使されるか否かギリギリの戦い」も、それはそれで楽しかろう、と思った次第です。

しかしやってみれば分かりますが、1単位のオプション売りでは得られる利益が本当に小さく、オプションの権利日までの期間をかなり延ばさないと手数料を差し引いた結果利益にならない、でも期間を延ばすと万が一暴騰したときに権利行使価格で売りに出さなければならないのがもったいなくて悔しい、というジレンマです。まぁでもそもそも大した金額でもないので、万一コールオプションが権利行使されて売られてしまっても別にもうTWTRはいいかな、という感じでもあります。


いい加減話が長くなりすぎましたがそれに関連してもう一つ、実はTWTRの決算がつい3, 4日前にあり、それに気付いたのが決算日前日だったんですが(相変わらず適当な姿勢にも程がある酷い話ですが)、既にコールオプションを売っていたため100株は手が付けられなかったものの、残りの32株については、「損切りはしたくない、だがこれだけは確信を持って言える、TWTRは決算後暴落する!」「な、なんだってー!」みたいな直感が働き、決算日前日に17ドルちょいで売りました。取引終了後、果たして決算はどうなるかとワクワクして見ていたら、案の定クソ決算だったようで、TWTRの株価は15%ほど垂直落下したため、損切りしておいてよかった、めでたしめでたし、と清々しい気分になりました…。と思いきや、実はまだ何気に100株抱えているわけで、何にもめでたいことはないのかもしれません(4/29限りのコールは、もちろん無事に権利執行されることなく失効しましたが)。


ごく最近になってオプションは当初思っていたほど自分に合ったシステムでもないかな、と気付き始めたんですが、それでもやっぱり何もない所から、いわば保険を生み出してそれの売り手になれるプット、外れも多いけど当たったらすごい宝くじを売りつけるような感じのコールの両オプション売りはやっていて面白いので、TWTRのコール売りは、わずか1単位しか売りに出せませんが、ギリギリを攻めすぎて権利が行使されて手離すことになるまで、楽しみながら続けていこうと思っています。