特に積極的な理由はなく、「銀行に預けてもつまらんな、そうだ、株でもやってみよう!」と思い立った時にたまたまアメリカで生活していたから、というだけの理由です。


アメリカ株のいい所は、市場がでかい・成長性がある・業績が安定した企業も多い・株主を大事にしている…等々、色々と言われますが、個人的にはその辺は小難しくてよく分からないです(もちろん多分そうなんだろうな、とは思いますが)。

 

個人的にアメリカ株を扱っていて一番いいなと思うことは、表示される取引額の数値が小さくなる、という、実に本質的でない、朝三暮四のような「何だそりゃ」とも思える一点になります。
どういうことかというと、言うまでもなく1ドルは百何円なので、例えば500万円分の株を買おうとすると、円取引の場合「5,000,000」と表示されるわけですが、ドルだとなんと「50,000」と表示されるわけです。冷静に考えるとどちらも本質的には同じなんですが、例えば4,985,732と表示されていると、さすがに強心臓の持ち主の自分といえどちょっと「むむ、498万円か…」と尻込みしてしまいます。ところがどっこい、これが49,857と表示されているとすると、「たった4万9千っぽっちか、まぁ大したこたないな」と思え、精神的なプレッシャーが段違いになるという寸法なのです…!
…と威勢よく言ったものの、正直書いてて自分でもホンマかいなと思わないでもないんですが、結構目に映る情報というのは大事みたいで、意外とこの「小さい数字に見えるマジック」は効果的な気がします(特にケタがもう1つ下がって、例えば23万円/2300ドルとかになると、もう本当に2300円を扱うぐらいの気楽さでいじれて、とてもいい感じです)。数字の大きさとともにプレッシャーのレベルも1/100程度になってくれて、大きな取引も余裕を持って出来るってなものなわけですね。


…とは言ったものの果たしてそれがいいことなのか悪いことなのか、正直なんとも断言はできかねる点なのかもしれません。…まぁ、現状の取引成績を鑑みるに、多分悪いことなんでしょうね!